歯を失ったら、オーラル・フレイル予防のためにも入れ歯が必要ですね

虫歯や歯周病で歯を失うと硬いものが食べにくくなり、軟らかいものを選んで食べるようになって、次第に噛む機能が低下します。

こうした状態を放っておくと、健康を維持するために必要な栄養が不足し、病気や要介護状態に陥る「オーラル・フレイル」のリスクが高まります。

入れ歯の役割は、主に失った歯や歯を支える歯茎を回復し、食べものを噛んで飲み込むという咀嚼機能や嚥下機能を改善することにあります。

入れ歯を使う大事な目的の1つはこのオーラル・フレイルを予防することにあるといえます。

歯を失うと言葉をはっきり発音しにくくなり、意思疎通が難しくなることがあります。
また、歯が抜けて顔の審美性が悪くなったのを気にしてふさぎこんだり、人と会うのを避けたりするようになることがないとはいえません。

こうしたことから戸外での活動を控えるようになって社会性が低下することも、健康長寿わ妨げる要因と考えられています。

入れ歯には、このように
①咀嚼機能の回復
②発音機能の回復
③審美性(見た目の美しさ)

の回復という3つの役割があります。


また、歯がない状態を放っておくと、歯がないところに隣の歯や咬み合うべき歯が動いてしまい、咬み合わせが悪くなる場合もあります。

つまり、入れ歯はいつまでも健康で自分らしく輝いて生きるうえで、とても大切な役割を担っているといってよいでしょう。

このようなことを念頭に置きながら、個々の患者さんに合った入れ歯の製作に当たっています。

その工程は、次の4つに分けられます。

1.型取り:柔らかい材料で歯や粘膜の形を型取りします。
2.咬み合わせを決める:ロウの材料を使って咬み合わせの高さを決めます。
3.入れ歯の仮合わせ:咬み合わせや見た目の確認を行います。
4.入れ歯の調整:できあがった入れ歯の咬み合わせや粘膜との適合の調整をします。

皆さんには、入れ歯を使う本当の理由をご理解いただいたうえで施術を受け、正しく使用して健康長寿を目指していただきたいと願っています。

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