金属アレルギーって知ってますか?(2018.2)

食品や花粉、ハウスダスト、薬などがアレルギー反応を起こすことはよく知られています。これらは多くの場合、体内に入ったアレルゲンが血液中のアルブミンと結合し、異種タンパクとなって反応を起こすモノです。

金属そのものがアレルギーを起こすことはないですが、溶液中の金属から電子が抜け出して金属イオンが生じ、多数結合して本来身体が持っていない異種の表皮タンパクができることがあります。これが表皮の免疫細胞やTリンパ球に異物と認識されると、強い拒絶反応として口内炎、舌炎、口腔扁平苔癬などになります。

一過性に生じたものはステロイド等で治りますが、絶えずアレルギーを生じるような状況下では治りません。そこに対症療法の限界があり、原因を見つけて根治する必要が出てきます。金属の詰め物や被せ物を入れて、すぐに起こる口内炎や舌炎は金属アレルギーの可能性があります。

金属にもアレルギーを起こしやすいものと、そうでないものがあります。
ニッケルや、コバルトクロム、水銀、パラジウムなど保険診療に多用される金属は皮肉にも起こしやすいですが、チタンや鉄、金、銀、アルミニウム等は起こしにくいです。

金属アレルギーが疑われる場合は、口腔外科や皮膚科などでパッチテストと言われる検査用の絆創膏で調べてもらいましょう。
もし、金属アレルギーと診断されたら、アレルゲンとなる金属を取り除かないといけません。
気になる方は、安心して歯科治療を受けるためにかかりつけの歯科医院に相談しましょう。

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