2018/08/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今、日本のどこかで地震や豪雨など、各地でいろんな災害が起きています。
ご自宅では災害準備などをしているかと思いますが、このようなことはいつどこで、あるのかわかりえません。
是非、災害用パックの鞄の中に歯ブラシを入れておいて下さい。
非常時に、避難をされ身の回りのものを持って行かれたとしても、歯ブラシを持って行かない人は多いそうです。
歯の汚れは1日、2日と経つことで歯ブラシでは落とせなくなる汚れになってきます。
そんな状態が続くことで、歯周病や虫歯が進行してしまい、いつしか歯が痛くなったり、歯茎からの出血があったりします。
いつでも歯を磨けるように、あらかじめ予備の歯ブラシを備えておくことをお薦めいたします。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
今年の夏も西日本集中豪雨により大きな災害が、出てしまいましたね。
被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
このような被災地では、十分に生活用の水が行き渡らないケースが多く、歯や口の清掃がおろそかになりがちだそうです。
口の中が汚れたままでは、虫歯や口臭などの他、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。
被災地では、不安や慣れない避難生活で緊張状態が続くため唾液が出にくくなります。
また、水不足などで歯磨きも難しくなると、口の中の衛生状態が悪くなります。
特に高齢者は、口の中が汚れた状態だと免疫力が低下してきます。
そのままにしておくと、誤嚥性肺炎や感染症にかかりやすくなるので注意しましょう。
口の中を清潔に保つには、歯磨きとうがい、保湿が肝心です。
研磨剤を含む歯磨き剤は口に残ると乾燥しやすくなります。
すすぎうがいが十分できない状況では使わず、歯ブラシを水にぬらして磨きましょう。
水をほんの少し口に含むようにすると、少ない水でも効果的にすすげます。
歯ブラシがない場合は、タオルやティッシュペーパーなどで歯の表面をふき、歯垢を取り除きます。
口臭や粘つきが気になる場合は、うがい薬を薄めてぶくぶくうがいをします。
入れ歯に関しては、1日1回は外して、ぬれたティッシュペーパーで汚れをふき取りましょう。
支援物資として届くパンや菓子、ジュースなどは糖分が多く、そのままにしていると虫歯の原因にもなります。
頻繁に口にするのではなく時間を決めて食べる、食べたらうがいをするといった習慣づけも大切です。
口の中を清潔にしたら、マスクをして保湿を図りましょう。
2018/08/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
皆さんは、歯科医院で麻酔を打った経験はありますか?
虫歯の治療や歯周病の治療などで、痛みを伴う治療の際には、麻酔を打つことがあります。
麻酔が効いている状態だと、口周りの感覚が鈍くなっているので、飲食する際は以下の点に注意して下さい。
・唇や頬を嚙まないように注意
誤って嚙んでしまっても感覚が鈍くなっているので、痛みに気づきません。麻酔が切れてから痛みが出たり、腫れたりしてしまいます。
・やけどに注意
熱いものを食べたり、飲んだりする際は暑さに気づかない場合があります。なるべく冷やしてから飲食するようにして下さい。
診療が終わっても麻酔が効いていることは、往々にしてあります(必ず切れるので心配は無いですが。。。)。
もし、麻酔が効いている間は、飲食しない方が安全ですが、どうしても食事しなければならない場合は参考にしてみてもらえたらと思います。
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
診療が終わって、麻酔が切れているのが理想的ではありますが、思いのほか効き目が長い人もいます。
その際は、本当は飲食を避けていただきたいところではあります。
でも、中には昼休みに会社を抜けて、来られる方もいますので、致し方ないケースもあるかと思います。
その際の注意点としては以下に示すとおりであります。
・できれば、食事は麻酔が切れてから
麻酔が効いているときには皮膚の感覚は鈍っています。
そのときに食事をし、誤って唇や頬を嚙んでしまったとしても、気が付かないことがあります。
そのため麻酔が効いている間の食事は避けたほうがいいでしょう。
治療の時間に合わせ、受ける前に食事をとるなど工夫が必要です。
アルコールや激しい運動は血行をよくするため傷口からの出血が増える恐れがあります。
麻酔が切れるまではなるべく安静にすることをおすすめします。
・唇を嚙まないよう注意
飲食をすると、何かの拍子で唇を嚙んでしまうことがありますので、気をつけてほしいです。
唇の感覚が戻ってきていないときには大きなケガにつながりやすいです。
麻酔が完全に切れるまでは、なるべく安静にしたほうがよいでしょう。
・やけどに注意
咬んでしまう危険性と同様、熱いものにも注意しましょう。
コーヒーやお茶など熱いものを口にするとき、やけどしてしまっても気が付きません
・患部になるべく触れない
感覚が鈍っているため気になりだし、どうしても手で触ってしまいがちです。
特に麻酔が切れ始めるとかゆみや違和感があるので注意が必要です。
引っかいて傷つけることはもちろん、患部を雑菌から守るためにもなるべく触れないようにします。
小さい子どもの場合は特に気をつけてあげましょう。
2018/08/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
虫歯や歯周病などで、歯を抜いたときはできるだけ、その箇所を人工の歯で補う治療をお薦めします。
「1本くらい無くても。。。」と考える方がいらっしゃいますがこれは禁物。
抜いた歯をそのままにしておくと時間が経つにつれ、歯並びが変わってくる可能性が高いです。
歯には周囲にできたスペースを埋めようとする性質があり、残っている歯がこのスペースに倒れ込んできたり咬み合わせがなくなった歯は次第に伸び飛び出してきます。
1本抜けただけでも、周囲の歯の生え方が変わりその変化を受けて他の歯も動く。
その結果、歯と歯の間に隙間ができたり、歯並びが凸凹になったりで咬み合わせのバランスが崩れていく。
歯磨きもしにくいので、当然、磨き残しも多くなるのです。
歯が抜けたら、歯並びが悪くならないうちに人工の歯を入れることをお薦めします。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯が抜けても、気にされないと言う人も確かに存在するようですね。
1本くらいなら、別にいいやと思うのでしょうかね。。。
でも、それが咬合の崩壊の始まりだと思います。
上記に記すように、歯がなくなるとその周囲の歯は傾斜、捻転、挺出という移動を起こします。
そうなると、歯並びにも影響しますね。
そうすると、咬合の不調和からいろいろな問題が出てきます。
顎関節症になることも多いですからね。
もし、そのようなことがあれば、早めに歯科医院で診ていただくべきと思います。
2018/07/30
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯科医院で「ここに磨き残しがありますよ。」と言われたことはありませんか?
実は、磨き残しというのは、単なる食べカスではなく、プラークという細菌の塊なんです。
プラークを顕微鏡で拡大して見てみると、細菌がたくさんいて、1ミリグラムあたり数億個の細菌がいるといわれています。
そしてそのプラークが層をなし、バイオフィルムというものを歯に強固に付着して膜を張ってしまいます。
虫歯や歯周病は細菌の感染症です。
単なる食べ残し、食べカスだと思わずに、是非、一度ブラッシングについてお話しさせていただけたらと思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
上記に記すように虫歯や歯周病は感染症です。
この原因はプラーク中にいる細菌(虫歯菌であったり、歯周病菌であります。)によるものなのですね。
虫歯になってしまうメカニズムは、虫歯菌が口の中にいると、砂糖という「エサ」を得て、唾液をさえぎる膜のようなものを歯の表面に作ってしまいます。
これを「バイオフィルム」といいます。このバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れることができなくなり、清浄作用が効かなくなります。
そのため、バイオフィルムで覆われた内側は細菌が繁殖しやすい環境になるのですね。
虫歯菌は、このバイオフィルムの中で食べ物などから糖分を吸収して、自分が生きていくためのエネルギーを作り出します。
糖は最終的に乳酸や酢酸、エタノールにまで分解されて外に放出されます。
ところが、バイオフィルムが育ってしまうと、できた酸は外に放出されずにバイオフィルムの中に残ります。
そして歯のエナメル質を溶かし始めるのです。
これが虫歯となっていくわけですね。
この状態がエナメル質を越えて象牙質にまで進行し、歯髄と言われる神経に近い位置にまで及ぶと猛烈な痛みが出てくると言うわけです。
このバイオフィルムは器械的に破壊するのが効果的です。
そのためには歯ブラシによる正しい歯磨きはもちろん、定期的なプロフェッショナルケアをしっかり行いましょうね。
2018/07/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
記録的な猛暑が続いていますね。
皆さん、体調はいかがですか?
連日、熱中症についてのニュースも多いですよね。
熱中症対策にこまめな水分補給が大切ということは、今や皆さんもご存じのことと思います。
その中でも、ナトリウム(塩分)やカリウム、マグネシウムが含まれたスポーツドリンクで水分を取る方が多いと思いますが。。。
熱中症対策には、有効なスポーツドリンクが口の中には悪影響になることも。。。
スポーツドリンクには糖分も多く含まれているため(500ミリグラム中に3グラムのスティッくシュガーが10本近くも)、ダラダラと飲み続けると虫歯の原因になることも、ありえます。
これらを飲んではダメということではないのですが、大量に汗をかいたときは有効ですが、普段の水分補給には水・お茶で十分なことも多くあるということは知っておいて下さいね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記のブログについてと院長の追加コメント
人は汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分も失われる事は知っていますよね。
水分と塩分の両方が過度に減少すると、いわゆる脱水症状になってしまいます。
そのため、汗をかく夏場の水分補給は、意識して塩分の補給もしなくてはなりませんね。
脱水症状が進むと熱中症になり、体温調節ができなくなって高熱状態になります。
また、汗と一緒にカルシウムやマグネシウムなども体外に排出されてしまいます。
こうした点に注目して開発されたのがスポーツドリンクです。
スポーツドリンクには、ナトリウム(塩分)やカリウム、マグネシウムが含まれています。
さらに、体液の組成成分に近い電解質の状態になっているので、飲むと素早く体に吸収されるのがメリットといえます。
水分に加えて塩分やミネラルもさっと体に補給できるという点においては、スポーツドリンクは熱中症対策としては有効な飲み物であるといえるのかもしれないです。
でも、歯にとってはあまり良いことばかりではないですね。
500ミリリットル中に砂糖が20~30グラムも入っているのでは、ほとんどジュースと変わらないものと言って良いと思います。
それこそ、フレバーウオーターにはもっと糖分が入っていると思います。
多発性の虫歯ができる子は、ほぼ間違いなく甘い物をしょっちゅう口にしている傾向があると思います。
これから暑くなっていき、スポーツの際に飲む飲み物は今後は歯のことも考えると、スポーツドリンクの過度な摂取は気をつけていただきたいと思いますね。
場合によっては、スポーツドリンクを水で薄めるようなことをしてもいいかもしれませんね。。。