入れ歯に使用する金属は。。。

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入れ歯に使用する金属は。。。


新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
りんご歯科医院の技工士です。
義歯を作る時の材料の紹介をしたいと思います。
今回は、金の紹介をします。
金属床でゴールドを選択される方は少数だと思います。
金属の安定性よりも、素材が高価な点と比重の大きさだと思います。
金属床によく使われる金属の比重は、コバルトが8.9、クロム7.2、チタン4.54に比べると、ゴールドの比重は19.32、白金は驚異の21.45と同じ形のものを作ると倍の重さになってしまいます。
食事や会話で口を動かす事を考慮すると軽い素材を選択になるのかもしれません。
 

(りんご歯科医院 歯科技工士 T.I)

 
上記ブログについての院長の追加コメント
入れ歯の金属床で当院で使用しているのはゴールド、チタン、コバルトクロムの3種類です。
重さは上記に示すようになりますね。
ゴールドは生体親和性は良いですが、ちょっと重い金属ですね。
入れ歯の場合、あまり重い金属は僕は使用したくはないですね。
顎堤の貧弱なものだと脱離しやすくなりますからね。
そうなると、入れ歯に一番使用しやすいのは僕としてはチタンですかね。
チタンは生体親和性がよく、強い金属ですからね。
ただ技工操作がちょっと難しく、適合面で少し心配がありますかね。
いずれにしても、金属床入れ歯は自由診療になりますが、保険診療のレジン床入れ歯に比べて良いものだと思います。