本日の午後の部は休診です-りんご歯科医院|新潟市中央区の歯科・歯医者

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

本日の午後の部は休診です



今日は都会で入れ歯専門の歯科医院を営む先生の所を見学します。その先生は平常日からずっと入れ歯専門で医院を切り盛りし、5年目になるそうですよ。僕も入れ歯治療に力を入れて頑張っているつもりですが、先生のノウハウを聞いたらきっと参考になるだろうなと思っています。頑張って勉強してきたいと思います。
そのため、今日の午後の部は休診となりますが、何卒ご了承願います。
(明日のブログはお休みさせていただきます。明後日から見ていただけたら幸いです)


部分入れ歯のバネ



保険診療の場合、部分入れ歯を製作する際は残存歯に金属のバネを付けます。残存歯牙に固定源を求めるため致し方ないのですが、残存歯牙がいわゆる前歯しかない場合は、前歯にバネをかけることになります。バネが見えてしまうのが嫌だという方は決して少なくないです。少数歯の欠損であればインプラントが最適かもしれませんが、インプラントはちょっと怖いという人が多いですね。当院ではインプラントを行ってませんので、部分入れ歯でバネが見えないようにするには、ノンクラスプデンチャーというものをお勧めしております。金属のバネに代わり、入れ歯の床という歯肉に近い色の素材で歯間部分に挟まる形で維持を求めるものです。保険診療内で作ることは認められておりませんが、金属のバネを使用していないので入れ歯だと分かりにくく非常に審美的ですよ。
(写真の患者さんは臼歯部が欠損しており、今まで金属のバネが付いた入れ歯を装着していましたが、ノンクラスプデンチャーに替えたところ、バネが見えることなく非常に満足していただけましたよ)


予防のための定期健診とクリーニング



当院では、3ヶ月に1回のスパンで定期検診の受診をお勧めしております。極力、今の健康な歯を残して、一生咀嚼に困らない状態にするのは全身の健康を鑑みても非常に大切なことですからね。北欧の研究では、3ヶ月に1回の定期健診とクリーニングを10年以上の長期に渡って続けた患者さんは、抜歯に至る処置を1本未満にできたという文献があります。日常の歯磨きに加えて、プロフェッショナルケアを受けていくことが大切だと思います。是非、かかりつけの歯医者さんで定期健診とクリーニングを受けていただきたいと思います。


入れ歯の壊れ方による注意点



下顎の歯が割と多く残存していて、上顎は欠損のため総入れ歯に近いような場合に、真ん中から真二つに割れるケースをしばしば見ます。応急処置として修理をしますが、再度割れてくる場合は注意が必要です。恐らく、上顎の義歯が顎堤の吸収で不適合になり、真ん中に応力が集中しているため起きると思われます。再度新製した方が良いかもしれませんが、保険診療で行うとそれを防ぐために口蓋部分に補強線というワイヤーを入れますが、基本的にはプラスチックのため再発することがあります。この口蓋部分を金属床というものにすると、多少の応力がかかっても壊れるリスクはほぼないかと思いますよ。自由診療のため高額ですが、そのようなことでお悩みの方は、是非考えていただくといいと思います。


カラフルなマウスガード



最近は、ボクシングの世界戦などを見ていると選手の口腔内に入っているマウスピース(マウスガード)はカラフルなものが多いですね。以前はあまり目立たないように透明色のものが好まれていたようですが、最近は透明色を見ることの方が少ない気がします。やはり自己主張できるものの方が、個性の強い選手にはいいのかもしれませんね。
当院でもカラフルな色で製作することは可能ですよ。ご希望があれば言っていただきたく思います。


コンタクトスポーツにはマウスガードは必要です



当院は、スポーツマウスガードの製作を積極的に行っています。あるデータによると青少年時期に顎口腔の外傷がかなり多いことが示されています。この予防策としてスポーツマウスガードが推奨されていますが、実際の装着率はあまり高くないのが現状です。
今まで格闘技をする選手は必須でしたが、それ以外にもラグビーやアメリカンフットボール、サッカー、バスケットボール等のいわゆるコンタクトスポーツの選手にも是非お勧めしたいアイテムです。
スポーツ用品店にもボイル&バイトという、お湯で軟化して自分で調整するタイプがありますが、適合面は歯科医院で型を取って製作するものと比べて、あまり良くありません。自由診療ですが、是非ご一考いただきたいと思います。当院では5,000円(税抜)から製作が可能です。


予防のために大切なこと

 

極力、欠損を作らず入れ歯やブリッジ治療をしないためには、予防の概念が絶対的に必要です。日常の歯磨きは基本ですが、そのやり方をしっかりしたもので実行している方は少ないのが現状です。僕ら歯科教育を受けた者でも、完璧に磨き上げるのは時間と技術が必要なのですね。一般の方は、もちろん解らなくても仕方ないことだとは思います。でも、これをしっかりやらなければ、虫歯や歯周病を防ぐことはできません。是非、かかりつけの歯科医院でブラッシングのやり方や、どのような歯ブラシが合っているのか、補助具はどのようなものを使ったらいいのか、歯磨剤は何がいいのかを聞いてみたらいかがでしょうか?
当院では歯周病が気になる方にこのような歯ブラシ、虫歯が気になる方にこのような歯ブラシというように分けておりますし、子供向けのもの等も分けて販売していますよ。


チタン床義歯の強度について



上顎のほとんどの歯が欠損していて、下顎のほとんどの歯が残存しているケースを結構な頻度で見かけます。恐らく重度の歯周炎に加えて強い咬合力のため、咬合するたびに上顎の歯が下顎の歯に突き上げられて歯周病が悪化したため、歯が抜けてしまったのか、抜かなければならなくなったのではないかと予想します。
このような場合、上顎のみに義歯を製作することになるかと思いますが、非常に問題が起きやすいです。というのは、上顎の場合、骨吸収は唇頬側の歯茎から起こります。そうなると、下顎の残存歯列に対して狭くて小さい歯列になるのですね。そのような状態で入れ歯の人工歯を正常排列すると入れ歯の中央部に応力がかかり、真ん中で割れることが頻繁に起きやすいです。保険診療で行える入れ歯の場合、口蓋部分を覆うのはプラスチックのため、防止するために補強線というワイヤーを埋め込みますが、効果はあまり期待できません。
このような場合は、金属床義歯で解決するべきではないかと思います。でも、コバルトクロムのような重い金属は貧弱な顎堤に不向きなため、チタンを使用した方が軽くて丈夫で良いものができると思いますよ。チタンが壊れることは常識的な応力では考えられませんし、軽いため貧弱な顎堤にも応用が可能と思います。自由診療ですが、入れ歯が真ん中部分で頻繁に割れてくるなら、ご一考していただきたいと思います。


金属のバネのない入れ歯



昨日も、前歯にかかる金属のバネが見えるので何とかしてほしいという希望を患者さんから言われました。当院には、そのような方のためにノンクラスプデンチャーというものがあります。クラスプという金属のバネの代わりに、歯肉色をした特殊なプラスチックで残存部の歯間部に這わせて維持を図るものです。金属のバネを使用することなく、審美性に優れています。残念ながら、保険診療はノンクラスプデンチャーの製作が認められておりません。でも、前歯の歯の色を阻害せず入れ歯だと解りにくいメリットがありますよ。前歯にかかる金属のバネが気になる方は、ご一考いただけたらいいかと思います。
(写真は見本用のノンクラスプデンチャーです。金属のバネが歯にかからないので非常に審美的ですよ)


金属床入れ歯の利点




自由診療で製作する入れ歯は、保険診療で製作する入れ歯と比較して数々のメリットがあります。一般的に、自由診療でよく行うのは金属床というもので、上顎の入れ歯であれば口蓋部分、下顎の入れ歯であれば舌側の歯肉部分を金属にします。この金属部分は決して見える部分ではないので外観を損ねませんし、金属を使用すると薄くできるため違和感が少なく、かつ壊れにくいです。また、温度伝達が良いため温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく温度が粘膜に伝わるため食事が美味しくなり楽しくなったという事をよく聞きますよ。

使用する金属は当院ではゴールドやチタン、コバルトクロムのどれかを選択できます。使用する金属によって重さが違うので、より軽くて丈夫で生体親和性が良いものを希望する場合はチタンを使用したものが良いかと思います。

確かに自由診療は高額ですが、毎日使用するものですし食事や会話の楽しさを追求するならば、ご一考していただきたいと思います。
(この方は上顎のみ自由診療で義歯を製作しました。口蓋部分はチタンで覆われています。口腔内に入れても口蓋部分は見えず外観を損ねません。入れ歯は非常に軽く、口蓋部分が薄くなったため患者さんは口の中が広くなったようだと言ってましたよ。今まで保険の入れ歯だとどうしても厚くなっていたので、その点が大きく変わったんでしょうね。非常に満足していただけました)