定期健診

　ある患者さんが「もう通わなくていいように、歯磨き頑張るね。」と、当院で治療を終わられた後に言った言葉です。

歯科医院が苦手な方は、なるべく歯科に通わないようにしようと考えてしまうのでしょうね。

でも、苦手だからこそ痛くなる前に定期健診をし、良い状態を保つことが大切です。

その方が、不具合も早期に発見でき、痛い思いをすることもなく済みますね。

　日本人の約95％の人が、毎日歯を磨いているそうです。

その中でも1日2回以上、磨いている方は約77％。

とても気にされている方が、多いと思います。

ただいつも同じ磨き方で、いつも磨き残しが同じですと、虫歯はそこからできてしまいます。

特に歯と歯の間は、なかなか見つけられません。。。

定期健診にしっかり通い、歯科衛生士の指導を受けて頂くことによって、自分の苦手な部位が解ります。

　皆さんは歯ブラシをするときに苦手だなって思う部位はありますか？

最近メンテナンス（定期健診）などで患者さんを診ていても、共通して磨き残しがある部位があります。

それは下顎の奥歯の内側です（実は私も苦手です。）。

下顎の内側は舌が邪魔になってしまい、ブラシが当てずらいですよね。

感覚で覚えるのも大切ですが、たまに手鏡を持って目で確認しながら磨いてみるのもお薦めです。

　皆さんは歯磨きをする時、歯ブラシ以外の道具は使っていますか？

治療や定期健診で患者さんのお口の中を見せてもらうと、歯が凄くキレイな方がいます。

そのような患者さんに、普段歯磨きはどうしていますか？と聞くと、ほとんどの方が「歯と歯の間」や「奥歯周り」を気にして磨いていて歯ブラシで磨いた後に歯間ブラシやデンタルフロスを使って仕上げているようです。

今はまだ使っていない。。。と言う方は是非、相談して下さい。

歯石は歯ブラシで取ることはできません。

なので、歯科医院で専門的なクリーニングを受けましょう。

と、よく言われています。

歯石には、目で見える縁上歯石と歯茎の中に潜っていて目で見ることができない縁下歯石の2つがあります。

縁下歯石は硬くてなかなか除去することが難しく、かといってそのままにしておくと歯にも歯茎にもよくありません。

目に見えないところのケアもしっかりと行っていきたいものですね。