2025/08/06
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯周病が色々な全身疾患の発症と進行に関与していることは、随分と知られてきています。
最も有名なのは、虚血性心疾患との関係です。
虚血性心疾患とは心臓の冠動脈が動脈硬化により狭窄し、心臓への血液供給が不足に陥る疾患です。
代表的なものは、狭心症、心筋梗塞です。
動脈硬化は、糖尿病や高血圧、微生物刺激などによって傷つけられ血管内壁に炎症生細胞が集まりできた粥状のアテローム性プラークが生じ,動脈壁へのコレステロール沈着と線維化によって血管壁が硬化した状態です。
プラークが血管内腔を狭窄させることで心筋への酸素が不足して狭心症を発症させます。
血流が完全に遮断されると、重篤な心筋梗塞となるわけです。
同様に脳血管が梗塞されると、脳梗塞と呼びます。
つまり、歯周病菌は、歯周組織を破壊して血管を通り、全身に影響を及ぼすということです。
歯周病の継続治療・管理は、大変重要になります。
(りんご歯科医院 歯科医師 A.Y)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯周病菌が全身の疾患に影響しているようなケースが結構知られてきました。
心臓もそうですが脳血管系にもプラークが影響していることがあります。
全身の健康のためにも、歯周病の治療メンテナンスをしっかり行うようにしましょうね。