2018/08/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
「よく嚙むと脳が活性化される」ということは、皆さん、聞いたことがあるのではないでしょうか。
まずよく嚙むことで脳の血流量が増加する事がわかっています。
特に脳の神経の中の満腹中枢、味覚中枢、海馬(記憶に関与)、扁桃体(嗅覚やストレスに関わる)などが活性化します。
つまり、よく嚙むことで肥満を防止でき、記憶力を良くし、ストレスが解消されて心が安定する効果が期待できます。
また、記憶の形成に関わる脳の神経の一部である海馬は、加齢とともに萎縮しますが、海馬の神経細胞は鍛えれば増加するとかわかってきており、咬むことで脳への血流が増して活性化されることで認知症の予防にも繋がっていきます。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
嚙むことの効果がとくに大きいのが高齢者です。
大学の研究チームによる調査では、2分間ガムをかんで記憶力に関する調査を実施したところ、60~76歳の高齢者では約2割で記憶力が顕著に上がったそうです。
若者は高齢者よりも効果は少なく、様々な器官から刺激を受ける子どもや若者よりも、高齢者は口から受ける刺激が大きいと見られます。
高齢になると嚙む力が衰えます、嚙むことそのものに、それほど神経質にならなくても大丈夫そうです。
このことからも、嚙むことで脳神経系に良い刺激があるのは明白です。
よく嚙んで、いつまでも若々しい脳でいましょう。