咬合平面について-新潟市中央区の歯医者|りんご歯科医院

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

咬合平面について





先日、右下の犬歯部と第一小臼歯部の段差が気になるとのことで来られた方がおりました。咬合平面の修正は右下が気になっているからといっても、右下のみを修正すればいいというわけではないです。なぜなら、その段差のある状態で咬合しているので、右上の方も直さなくてはなりません。

上方の写真はその患者さんの初診時の写真です。下方の写真は上顎の咬合平面を修正したうえでブリッジを装着し、下顎はブリッジの仮歯を入れ仮止めしたところです。だいぶ咬合平面が修正されているのがわかると思います。
今後はこの仮歯の高さを参考にして、上下のブリッジを製作していく予定です。


総入れ歯の精密な型取り



総入れ歯の精密な型取りは、概形印象を取った後に模型を起こして、そのうえで個人トレーというトレーを製作してから行います。
そのトレーを使用し、口腔内周囲の筋形成といわれる作業をコンパウンドを使用して筋圧で変形する軟組織にさまざまな運動を行わせ、運動時の形を採得し、その後流れのいいシリコンラバーの印象材を用いて行います。当院では保険診療の患者さんにも必ずこれを行います。それから、模型を起こしてこれを作業模型としております。

これを行うことで、入れ歯をセットして機能時でもある程度外れない入れ歯ができ上がるというわけです。(しかしながら、総入れ歯が外れる理由は、型取りが良くないということだけではありません)


歯間部の虫歯治療





新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信

歯間部にできた虫歯は、歯1本だけでなく2本に渡って虫歯に侵されていることが多いです。1本だけだろうと虫歯を削ってみると、歯と歯の間が丸見えになるので、隣の状況がよく見えるので一緒に治すケースが多々あります。この場合も、コンポジットレジンという材料で治すわけですが、前歯は審美性にもものすごく気を使います。形態や色は必ずマッチさせなければなりませんものね。

写真は、20歳の女性の学生さんです。多数の虫歯がありますが、特に右上の前歯が気になるとのことでここから治療に入りました。上の写真は虫歯を取っている最中の写真です。結構深い虫歯でした。下の写真は治療後の写真です。きれいにできたと思いますが。。。


乳歯の抜歯



先日、親御さんから電話があり、子供の歯茎から出血しているので見てほしいとの電話がありました。それは、大変だと思いすぐに医院に来てもらいました。間もなく10歳になる女の子で、口の中を診てみると出血はほとんど止まっているようでした。その子は右下の乳犬歯と第一乳臼歯がぐらぐらすると言っていました。触ってみると歯肉に引っかかっているだけで今にも抜けそうでした。

僕はレントゲンを撮り、レントゲン上では後続永久歯がその乳歯をかなり押し上げていて、乳歯の歯根はほぼ吸収していることを、その子と親御さんに説明し抜歯を勧めました。2人ともすぐに了解し、麻酔を少量かけ簡単に抜歯しました。出血はほとんどなく、少しの痛み止めを投薬し処置を終了しました。

その子は、自分の歯がどんななのか見たいということで、抜歯した歯を洗浄してかわいい入れ物に入れて渡してあげました。大変喜んで「先生、全然痛くなかった。反対側も抜いて」とのこと。まあ、確かに反対側も同じような状況なのでいいですが、抜歯してほしがる子も珍しいなと思う一日でした。


歯のホームホワイトニング



先日、歯のホワイトニングの希望で来院された患者さんがいます。その人は50代の男性で、自分の歯の色が黄色くなっているのが気になるとのことでした。上顎の前歯には2本差し歯が入っていますし、臼歯は金属インレーが入っていました。
患者さんに「この差し歯や金属の色はホワイトニングをしても変わりませんが、それでもいいですか?」と尋ねるとホワイトニングした後はその色に合わせて、全部変えたいとのことでした。
「そのような希望でも当院は受け付けますが、正直、虫歯でない歯を削るのは気が引けます。もう一度よく考えてください」と言いました。、後日、再確認したところそれでもホワイトニングをしたいとおっしゃいました。私は「了解しました。頑張りましょう」と言いました。

そうと決まったら、後はしっかりやるだけです。患者さんが満足いくよう、しっかり頑張っていきたいと思います。
写真はその方の、ホワイトニングのためのマウスピース(模型に装着してある透明なシートです)と使用する薬剤です。就寝時にマウスピースの内面に薬剤を適量つけて、口腔内にセットして寝てもらいます。日中はもちろん外していていいのですが、たばこやコーヒー、赤ワインは極力控えていただきます。これを1ヶ月ぐらいやると、だいぶ白くなりますよ。


明日のための技工物



今日は建国記念日で仕事はお休みですが、上顎前歯部の仮歯製作のために医院に来て技工をしてます。

明日夕方から上顎前歯部のブリッジのための形成、型摂りがあります。型を摂って直ぐブリッジができてくるわけではないので、事前に型摂りをさせてもらって模型を製作し、そのうえで大まかに仮歯を製作しました。当然、あくまで予想して作っているので実際このまま使えるわけではありません。内面は形成後合わせなければならないでしょうし、形も直さなければならないですね。

でも、これがあると一から作るより早く仕上がるので、大きなブリッジの場合は楽ですね。何より患者さんのチェアタイムが短くなるのが一番いいですからね。

てんめい健康交流会の報告

           

先週の土曜日午後から、医院近くの天明会館で歯磨きのポイントについてお話をさせていただきました。歯科医師や学生に講演するのとは違って、一般の方に講演することはほとんどないため、言い方にかなり気を遣いました。専門用語は一切使わず、ゆっくりした口調と少しユーモアを加えてやったつもりですが。。。

会場の方からの質問は、口臭に関することや介護を要する人のブラッシングについて、入れ歯のケアの仕方などさまざまでした。こちらが予想していた質問以外のものも多く、ハッとさせられましたが何とかしっかり答えることができたと思います。
これからも、地域の方々のために予防に治療にと頑張っていきたいなと思います。


健康交流会の講演



今日は午後から、医院に近い天明会館で地域の方のための「てんめい健康交流会」があります。健康交流会とは、今年から始まった公的な事業で医師、歯科医師、薬剤師、鍼灸士などが地域の方に健康のための講演会と医療相談を開きます。
今日は歯科の話で私が担当なのですが、PCのスライドなども使えないとのことですので来場者にプリントを渡そうかと思います。昨夜、歯磨きについてワンポイントをまとめてみました。
持ち時間は10分と聞いていたのですが、急遽、依頼者から30分講演して欲しいと言われ、どうしようかなとちょっと悩んでおります。入れ歯のケアについても入れて、皆さんに伝えられたらいいなと思います。


新しいデンタルユニット



一昨日、念願の新しいデンタルユニットを医院に搬入いたしました。これまで、2台で患者さんの診療をこなしてきましたが、最近はちょっとお待たせすることが多くなり、購入することを決めました。
決して安い買い物ではないためちょっと躊躇していましたが、患者さんへのサービス向上のためと考えるならば必要と思いました。

りんご歯科医院は「一診一笑」をポリシーにあげ、患者さんとのコミュニケーション第一でこれからも頑張っていきます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。


入れ歯のセット時に思うこと



入れ歯のセットの時にいつも思うのが、患者さんに喜んでもらえるかな?という不安のような期待ともいえる気持ちです。患者さんにとって、新しい入れ歯の期待感というのはもの凄くありますよね。

咬めない不調和があったにせよ、長年愛用していた入れ歯を止めてその不調和を払しょくしてくれるものが入るという期待を持つのは否めません。でもその不調和を改善するには、咬み合わせの高さや位置、または人工歯の形態、床といわれるピンク色の部分が長年使用しているものとは違うはずです。違わないのなら、作る必要性がないわけですものね。

もちろん、当院ではでき上がる前に仮合わせ(試適)をして説明しながら、患者さんの希望に沿うように修正を加えていきます。この段階で、いろいろ注文を言われる分にはいくらでも修正が効くので大丈夫ですが、でき上がってしまうとなかなか修正がききません。場合によっては、最初から作り直しということも考えられます。

ですから、是非とも患者さんも先生とコミュニケーションをよくとっていただき、良い入れ歯を作るために早めに希望を言ってみましょうね。僕らも、患者さんの喜んだ顔を見るために一生懸命努力しますよ。