2015/02/13
先日、親御さんから電話があり、子供の歯茎から出血しているので見てほしいとの電話がありました。それは、大変だと思いすぐに医院に来てもらいました。その子は間もなく10歳になる女の子で口の中を診てみると出血はほとんど止まっているようでした。その子は右下の乳犬歯と第一乳臼歯がぐらぐらすると言ってました。触ってみると歯肉に引っかかっているだけで今にも抜けそうでした。
僕はレントゲンを撮り、レントゲン上では後続永久歯がその乳歯をかなり押し上げていて、乳歯の歯根はほぼ吸収していることを、その子と親御さんに説明し抜歯を勧めました。二人ともすぐに了解し、麻酔を少量かけ簡単に抜歯しました。出血もほとんどなく少しの痛みどめを投薬し処置を終了しました。
その子は、自分の歯がどんななのか見たいということで、抜歯した歯を洗浄してかわいい入れ物に入れて渡してあげました。
その子は大変喜んで、「先生、全然痛くなかった。反対側も抜いて。」とのこと。まあ、確かに反対側も同じような状況なのでいいのですが、抜歯してほしがる子も珍しいなと思う一日でした。
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