乳歯の抜歯

院長ブログ

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乳歯の抜歯



先日、親御さんから電話があり、子供の歯茎から出血しているので見てほしいとの電話がありました。それは、大変だと思いすぐに医院に来てもらいました。間もなく10歳になる女の子で、口の中を診てみると出血はほとんど止まっているようでした。その子は右下の乳犬歯と第一乳臼歯がぐらぐらすると言っていました。触ってみると歯肉に引っかかっているだけで今にも抜けそうでした。

僕はレントゲンを撮り、レントゲン上では後続永久歯がその乳歯をかなり押し上げていて、乳歯の歯根はほぼ吸収していることを、その子と親御さんに説明し抜歯を勧めました。2人ともすぐに了解し、麻酔を少量かけ簡単に抜歯しました。出血はほとんどなく、少しの痛み止めを投薬し処置を終了しました。

その子は、自分の歯がどんななのか見たいということで、抜歯した歯を洗浄してかわいい入れ物に入れて渡してあげました。大変喜んで「先生、全然痛くなかった。反対側も抜いて」とのこと。まあ、確かに反対側も同じような状況なのでいいですが、抜歯してほしがる子も珍しいなと思う一日でした。