当院は開院して8年目を迎えました(2)。-新潟市中央区の歯医者|りんご歯科医院

院長ブログ

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当院は開院して8年目を迎えました(2)。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

※前回のブログから続きます。

 その人の提案を受け、僕は4年目の4月から新卒の歯科衛生士を1人募集することにしました。

新潟市には、歯科衛生士短大が2校あります。

そこに募集を出して、5人ほどの面接を行いました。

面接をした人の中には、凄くいい人で甲乙付けがたい人が2人いました。

でも、こちらもそんなに余裕はないと思っていたので、税務を担当してくれる方に相談してみると、意外にも「今は歯科衛生士不足の時代ですからね。2人、雇って良いと思います。」という返事をいただきました。

それを聞いて、僕は2人の新卒歯科衛生士を4月に雇うことにしました。

2人は同じ大学の出身で同級生でした。

その新人衛生士達は、朝の研修をしっかりこなし、勉強を重ねて、どんどん成長してきてくれました。

半年後には、自分の考えもしっかり言える歯科衛生士になってくれましたよ。

そのうちの1人は、今では当院の中心的人物として活躍してくれています。

そして、僕を含めて7人体制となり、デンタルユニットもそれに合わせて1台増やし、3台の体制で行うようになりました。

その頃になると、患者さんが増えてきて、なかなかドクターも僕1人だけだと手が回らないこともあり、週に2回ほど日本歯科大学の大学病院から、アルバイトに来てもらうようになりました。

そのアルバイトに来てくれる先生も、人間性は素晴らしく、穏やかで手際も良く、優秀な若い先生でした。

そして、月に1回、歯科矯正のアルバイトに僕の大学の先輩でもある、知り合いの矯正専門の女性の先生にも来てもらう事になりました。

この時点で、常勤ドクターの僕が1人、非常勤ドクターが2人、正社員の歯科衛生士が新人衛生士を含めて3人、パートの歯科衛生士が1人、そして受付・歯科助手が妻を含めて、パートで2人という状況でしたね。

皆、凄く仲が良く、一緒に勉強会や医院見学、食事会や飲み会にもよく行きました。

この状況が続くと良いなあと思っていたのですが、2人の新人歯科衛生士を雇ってから3年ほどして、そのうちの1人が「先生、お話があるのですが。。。」と言ってきました。

それまで、全く予想もつかなかったのですが、彼女は「実は、辞めようと思っています。」と言いました。

僕は、「え、なぜ?なんか嫌なことあった?」と聞いたところ、「私、東京に行って、もっと自由診療に関わる仕事がしたいです。インプラントのケアとかもしてみたいです。」と言うのです。

当院では保険診療が中心で、入れ歯診療が多く、インプラントはやっていませんからね。。。

でも、彼女の向上心を止めることはできませんし、東京で成長したいという気持ちも解らなくはないですからね。。。

僕は「解りました。では、来年の3月いっぱいまで、居てくれるかな?、それまでに新しい衛生士さんを探すから。」と言いました。

この時が10月末だったので、今から大学に募集しても来てもらえる確証はなかったですが。

※この後は次回に続きます。

当院は開院して8年目を迎えました(1)。

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 当院は開院してから昨日で丸7年になりました。

開院7周年ですね。

今日から8年目を迎えます。

これまで、やってこれたのは当院を温かく見守ってくれている患者さんや、外部講師の先生、そして仲間の先生達の励ましのお陰です。

ありがとうございます、本当に感謝しております。

そして。。。そして何より、妻と当院のスタッフの力があってのことだと思っています。

そのスタッフ達との出会いのことを7年前から回想して、感謝の気持ちを込めて書きたいと思います。

ここは、僕が開院する前も歯科医院でした。

その先生が体を患ったため、売りに出していました。

それを業者を通じて僕が知り、この医院を買い、2011年の9月1日から開院しました。

開院当初はスタッフは僕の妻のみで、2ヶ月間やっていました。

それこそ、患者さんがあまりいないし、デンタルユニットも古びたものを含めて2台だけでしたので、それでも事足りてましたが、ある知り合いの歯科衛生士が突然、訪ねてきて「私はいつ来たら良いのか?」と言ってきました。

その女性は、僕が以前に勤務医をしていたときに、アルバイトで歯科衛生士をしていた女性なのですが、その人がその医院を辞める際に、僕の開業も近かったため、「今度、新潟駅前通りで開業するんだけど、もし良かったらうちに勤めないか?」と確かに言った覚えがありました。

でも、あまりの患者さんの少なさに、そんな記憶はどこかに飛んでいたのですが。。。

僕も言った手前、やっぱり結構ですとは言えず、「じゃあ、11月21日から来てくれる?大変申し訳ないけど、最初はパートでいいですかね?」と言いました。

その衛生士は、「オッケーです。では、11月21日から来ますね。」と言い、帰って行きました。

その後、妻と話して、「どうしよう。俺達、二人だけでも十分なんだけどなあ。」と言ってましたが、妻が「でも、来てと言ってしまったんでしょう。来てもらって、患者さんを増やしていきましょうよ。」と言いました。

僕も、歯科衛生士がいない歯科医院というのもどうかと思っていたので、割り切ることにしました。

そして、その衛生士は日々の衛生士業務はもちろん、患者さんに対する言葉、態度も素晴らしく、その衛生士のファンがどんどん増えてきてくれました。

患者さんが増えることにより、その衛生士の知り合いに声を掛けてもらい、二人目の歯科衛生士をその翌年の4月に雇いました。

その方は、しばらく歯科衛生業務からは離れていて、介護職に身を置いていましたが、そのような経験があることに僕は特に興味を持ち、来てもらえるように面接で言いました。

その人も、すぐに当院で働くようになり、ブランクはあったものの素晴らしい衛生士で、またファンを増やしてくれました。

そして主に介助をしていた妻の仕事は、ほとんど受付業務だけという形が多くなりました。

しばらく、この4人で日常の診療をしていましたが、妻にも当時小学生の娘に寄り添う時間も必要かと思い、受付業務をしてくれる人を一人探すことにしました。

それから数ヶ月して、当院が開院して3年半たった頃に、頻繁に当院に通ってきてくれた患者さんの娘さんで、その人も歯のクリーニングをしてほしいと言うことで、患者さんとして来てくれた人がいました。

その人は物腰が柔らかく、人当たりが良いのを見て、僕は「今働いていないの?もし良かったら、うちで働かない?」と声を掛けてしまいました。

その人も、すぐに来てくれることになり、受付業務をしてくれることになりました。

その人は全くこの業界は初めてでしたが、もともと頭の回転が速いのでしょうね、素晴らしく吸収力があり、教えられたことをどんどんこなしてくれました。

ここまでの3年半で、当院は僕を含めて5人体制で診療を行うようになりました。

でも、僕以外のスタッフはパートで、時間によって変わる体制でしたね。

この前半の時期は、忙しさもそれほど無く一日の患者さんの数も20人を超えない日が多かったです。

それはそれで、楽しい日々でした。

やり甲斐もあって、本当に素晴らしい優秀なスタッフに出会えて幸せでした。

みんな美人で、スタッフ間は仲が良いし、患者さんとも良く話をする環境ができつつありましたからね。

僕の方針として、患者さんから笑いを取るようにするということをモットーとしていましたからね。

あちらこちらから、患者さんと会話をして大きな笑い声が飛び交う医院が理想だと思っています。

でも、患者さんが増えてくると、ユニットは2台しかないのでなかなか廻らず患者さんと会話する時間も少なくなってきました。

そのことに不安と不満を感じながら、当院の税務を担当してくれている人に相談したところ、「先生、もうすぐ4年目になりますね。そろそろ、患者さんも増えてきたようだし、デンタルユニットを一台増やして、もう一人新卒の歯科衛生士を雇ったらどうですか?」と、提案を受けました。

※この後は、次回に続きます。

入れ歯を使用されている方は、特に定期健診が大切です。

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 当院には歯周病で多くの歯を失ってしまった人が、かなり多く来ます。

僕は、入れ歯診療を得意としているので、そのような人が数多く来られるのは決して嫌ではないのですが、何か虚しく感じることもありますね。

診たときに、これは抜かないとダメですね、と言う話もほぼ毎日のようにあります。

抜かなければならない歯というのは、重度歯周炎で歯がプラプラだったり、重度虫歯で歯冠が完全に崩壊しているようなケースが多いです。

このような歯は今現在、痛みがないにしても、過去にはあったはずです。

できるだけ抜かないことを第一に考えるようにしていますが、誰がどう見ても抜かなければならない歯は早めに抜歯することをお勧めしています。

過去に、多くの歯が重度虫歯と重度歯周炎で抜歯になってしまい、1本だけ下顎の右側第一小臼歯のみが残存した人がいました。

その人は、多くの歯が抜歯になったことに非常に後悔したみたいで、今はその1本を守るためにしっかり歯磨きをし、定期健診にもしっかり通い、もうかれこれ2年ほど経ちます。

その1本も全く歯周病がないというわけではありませんが、ケアによるコントロールは今のところ上手くいっていますよ。

多くの入れ歯患者さんは、実際のところ、定期健診に通う率はそんなに高くないのが現状です。

でも、その状況を何とか変えたいと常々、僕は思っています。

入れ歯が入っているといっても多くの人は、部分入れ歯であることが多いですよね。

ということは、少なくても1本以上歯が残っているわけですよね。

その残っている歯を、何とか残すには日常のブラッシングはもちろんですが、定期健診と歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングは必要です。

是非、歯が残り少ない人ほど、この定期健診を重要視して頂き、それ以上歯を失わないようにしていきましょうよ。

入れ歯を作り替えなければならなくなる最大の要因は、歯を抜くことです。

一度、入れ歯を作ったらそれを持たせるためにも是非、定期健診には通いましょうね。

また新しいのを作ってと、患者さんは簡単に言いますが、それ以上に歯を失えば条件はもっと悪くなりますからね。

前と同じようにはいかないケースを、たくさん見てきましたからね。

そうならないように、定期健診は最重要だと認識して頂けたら幸いです。

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金属床入れ歯は、やっぱり良いと思います。

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 当院では、違和感の少ない総入れ歯としては、金属床の入れ歯をお勧めしています。

金属床は、上顎の場合は口蓋部分が金属で覆われるようになりますし、下顎の場合は舌側の歯茎に乗っかる部分が金属になります。

使用する金属としては、当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムがありますが、お勧めとしてはチタンと言う金属です。

チタンは金属としては生体への親和性が良く、アレルギーが少ないです。

また、軽くて丈夫です。

以前に、コバルトクロムで作られた金属床入れ歯をチタン床入れ歯に変えたことにより、軽くなって顎が疲れなくなったと喜ばれたことがありますよ。

この金属床入れ歯は、口唇や頬粘膜側には使わないので、見えることはありませんし、機能的です。

いわば審美と機能性を兼ね備えたものになりますし、使用する金属によっては体にも優しいです。

もちろん総入れ歯のみならず、部分入れ歯でもこの金属床はできますよ。

この金属床入れ歯は、保険診療内ではできる処置ではありませんので、その辺りはご了承願います(自由診療となります。)。

もし、入れ歯の口蓋部分が厚くて気になるとか、舌が動かしにくいとか、違和感が強くあるようなら金属床の入れ歯にしてみませんか?

特に保険診療内でプラスチックの厚い入れ歯を入れた後に、この自由診療で作られた金属床の入れ歯は全然別物の入れ歯に感じられるほど快適だそうですよ。

よく金属床入れ歯に変えた患者さんが言われることですが、「口の中が広くなった。」や「発音しやすくなった。」とか、「おでんとか食べると熱が伝わって、美味しく感じる。」等が多いですね。

もし、ご興味のある方は、是非、ご相談下さい。

(写真は、上顎にチタンを使用した金属床総入れ歯をセットしたときのものです。口蓋部分がチタンで覆われています。入れ歯は軽くて丈夫ですし、金属アレルギーの心配もほぼありません。口蓋部分が薄いため違和感も少なく、発音もしやすいと喜ばれています。)

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入れ歯の痛みを放っておくのは止めましょう。

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 入れ歯を入れて、痛みを感じる場合は無理をしないで早めに歯科医院で調整をしてもらう事をお薦めいたします。

入れ歯の痛みは、なかなか辛いようです。

そのままにしておくと、入れ歯が歯茎をえぐってしまい、褥瘡性潰瘍と呼ばれるものを作ってしまうことがありますね。

この褥瘡性潰瘍はなかなか、怖い疾患でこれを我慢していくと、癌化することもあるそうです。

そういうことが起きたら大変ですからね。

また、入れ歯の安定剤で痛みをごまかしているケースもよく見ますが、これはあんまり良くないです。

これで根本的な解決に至ることはないですからね。。。

入れ歯の痛みは、単純に当たっているところだけ削れば良い場合も、もちろんありますが、素人の方がそれをやるのは危険です。

大抵見当違いの所を削っていて、入れ歯がカパかパに緩くなってしまうことが往々にしてありますからね。。。

入れ歯のピンクの辺縁部分を削ることは簡単ですが、盛り足すことは結構、面倒で難しいですから。

場合によっては作り直しした方が、良いケースになってしまいますよ。

また、咬合の問題も複雑に絡んでいる場合が多く、咬み合わせの点検をしてから粘膜面を直すのが鉄則ですからね。

この咬み合わせを見る目は、恐らく歯科医師でなければ解らないと思いますし。

ですから、痛みがあるなら無理せずに、歯科医院に行って治してもらう事をお薦めいたしますよ。

くれぐれも自分で削って、何とかしようとするのは止めましょうね。


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もし、入れ歯になってしまったら。。。

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 歯周病が重度のため、抜歯をしなければならない人は多いですね。

歯周病は、基本的にはあまり痛くありません。

慢性の病変なので、進行は緩慢です。

痛みを感じるようになるときは急性化していて、歯もグラついていたり、歯茎が腫れたりします。

その場合は、とりあえず、痛みを引かせることが最優先でありますが、その後は、かなりシビアなものとなっていて、保存が困難なことも多いですね。

是非、そうなる前に歯科医院で健診をしていただいて、歯を残す努力をしていくのが一番良いと思います。

この歯周病の原因は、プラークという細菌の塊です。

そのプラークを完全に除去するのは歯ブラシだけでは困難です。

特に歯周病により歯周ポケットが深くなれば、その中まではブラシの毛先は入りませんからね。

当院では、日常の歯磨きに加えてPOICウオーターというものもご紹介させていただき、それを併用していただくと、かなりキレイな状態になりますよ。

それでも、この歯周病は進行が止められないこともあります。

その場合は、やはり抜歯をして入れ歯で対応した方が良いケースというのもありますね。

ただ、初めて大きな入れ歯を入れるとなると、その違和感に耐えられないといいう人もいなくはないです。

時間はかかるかもしれませんが、使っていただければ必ず慣れてはきますし、自分のものとして必ず機能してくれます。

できるだけ、入れ歯は避けたいと思いいますが、もし、なってしまったなら最大限の努力をして合わせるように頑張ります。

そのためにも、できるだけ新しい入れ歯を使っていただき、慣れていただくことが重要です。

一緒に頑張りましょうね。

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後悔の無いよう、今ある歯を本当に大切にしましょう。

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 入れ歯は正直煩わしいものではあります。

患者さんが自分のものとして、慣れるのには時間がかかりますね。。。

歯があったときや、ブリッジと比較したらどうしてもそれに同等のレベルで咬めることはないです。

どんなに良い入れ歯と思われるものでも、自分の健康な歯には勝てないのです(歯周病でプラプラになっている歯には勝てるかもしれませんが。。。)。

僕は、入れ歯の勉強をしてすでに25年経っていますが、そんな入れ歯は見たことがないですね。

正直、従事していた教授が作ったものでも、自分の歯になっているとは言えないものと思います(教授も以前、そう言っていました。)。

でも、なくなった歯を生やすことはできないし、それに変わるものも大幅な欠損の場合、無理がありますね。

ここで、僕が言いたいのは歯がしっかりある人は予防にしっかり励むべきですよね。

入れ歯に期待するのは、やめた方が絶対良いです。

若い人で、多少の虫歯や歯周病があるのを知っていながら、悔い改めることもなく、治療に罹らなくなったりする人は多いですから。

後で後悔してきた人を、どのくらい多く見てきたことか。。。

ある調査で高齢者を対象に、若いうちにしっかりやっておけば良かったな~と感じられることは何ですか?という質問に対し「歯の治療や歯の手入れ」が一番多かったとのことです。

この調査からも、歯を甘く見すぎてしまった結果、そうなったのでしょうね。。。

そしてこの調査からも入れ歯では本当の意味で、満足はしていないと言うことに繋がりますね。

もし、入れ歯で代用できたらそのような回答は得られなかったはずですものね。

もし、虫歯や歯周病になっていて、歯科医院へ通うことが余儀なくされたならば、しっかり通って治療を受けるべきです。

根の治療が長いから、とか、忙しくて何回も通えないからという気持ちも分からなくはないですが、大切な歯ですよね。。。

最後まで、しっかりと治すべきですよ。

そして日常のブラッシングを第一に考えていただき、定期健診にはしっかり通いましょうね。

これを、継続していけば人生の後半になって、同じ質問を受けたときに「若いときに歯の手入れをしておけば良かったな~。」と後悔することはないでしょうからね。。。

また、もし数本の歯がなくなってしまい、部分入れ歯になっている人は、これ以上大きな入れ歯にならないためにも、残存歯の手入れは大事なことです。

歯を数本失っている方は、歯が全て存在している人よりも、もっと虫歯や歯周病になってしまうリスクは高いでしょうからね。

僕としては、入れ歯治療は自分の中で大好きで得意としているところではありますが、これからはその部分入れ歯になった人たちに、極力、歯を抜かずに守れるようなことを患者さんと協力していけるような診療体制を確立していき、この考えをわかってもらえるように、情報発信していきたいと思います。

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患者さんの意見を取り入れて、入れ歯を作っています。

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総入れ歯を製作する際に、仮合わせの段階で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせをするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(セトモノでできた歯)がありますが、僕は保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占める、この人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の排列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯をを作るのに、患者さんの意見が入らないものは良いものになりにくいですからね。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですからね。

一緒に頑張りましょう。

総入れ歯の型取りは慎重に行っています。

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 総入れ歯の型取りは2回以上必要です(部分入れ歯も当院では2回以上の型取りをしています。)。

1回目は概形印象として、これで模型を起こし、その模型を研究用模型として、患者さんの口腔内の情報を得ます。

ここは、粘膜がブヨブヨだから、緩衝腔(リリーフ)を設けた方がいいなとか骨隆起があるから、痛みが出ないようにブロックアウトした方がいいなとか、仮想の咬合平面は恐らくこのぐらいになるだろうなとか、人工歯の排列位置はこのくらいになるなとかのおおよその見当がつきます。

この研究用模型が、良いものでなければ、その後の精密印象を採得するための個人トレー(患者さんの口腔内に合ったトレー)の製作も良いものにはならないため、良い作業模型は作れませんね。

そのため、当院ではこの概形印象の採得は凄く慎重にやっていると思います。

既成のトレーを使って型を取るので、それなりのテクニックが必要です。

場合によってはその既成トレーを削ったり、曲げたり、辺縁にワックスを盛り足すこともありますからね。。。

患者さんの中には、頬の筋の圧力や舌圧が強くて、なかなか良い印象が取れない人がいます。

でも、ここは非常に大切なところなので、上手くいかないときは患者さんに謝って、もう一度取らせてもらう事があるかもしれません。

この概形印象が総入れ歯の成否を決める第一歩になるので、大切にしている作業ですよ。

この概形印象が上手く取れれば、その後の個人トレー製作や精密印象の採得はかなりスムーズに行きますからね。

※写真は概形印象後採得後に石膏模型を作製したものです。これを研究模型とし、患者さんの口腔内の情報を得て、個人トレーの製作を行います。

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落ち着いたら、メンテナンスを再開しましょうね。

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以前に当院である60代の女性が、上下顎に多数歯に渡る欠損のため部分入れ歯を製作いたしました。

その方は非常に満足していただけたようで、「先生、これからもちゃんとメンテナンス(定期健診)に通い、残存歯は抜かないようにしたいと思います。」と言ってました。

僕は非常に嬉しくなり、「そうですね。これ以上歯をなくさないようにしましょうね。」と、その方に言いました。

しばらく2年ほどは、3ヶ月に1回当院にメンテナンスできていただいてましたが、ある時を境に来られなくなりました。

それは、旦那さんが体調を崩し、入院がされてしまうからとのことです。

しかも、思いのほか入院は長引いてしまっているようです。

この方は、口腔内の衛生状況も悪くはなく、そのようなことであれば致し方ないとは思います。

でも、さすがに5,6ヶ月空いているとちょっと心配になりますね。。。

そう思っている矢先に、その方からお中元が届きました。

凄く美味しそうなジュースです。

当院のスタッフも皆、嬉しく思っています。

本当にありがたいことです。

今は、なかなか自由に動けないことと思いますが、旦那さんの体調回復のために頑張っていただきたいと思います。

このお中元を見たときに、その方に感謝の気持ちと、そのような状況でも当院を気に掛けていただいて本当に嬉しく思いましたよ。

この方のように、家庭の事情でメンテナンスに来ることが難しいケースも中にはあります。

でも、一段落付いたら、またお口のメンテナンスを再開することは大切なことと思います。

僕達も、この方にまたお会いできることを心待ちにしています。

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