2018年9月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

欠損部に入れ歯かブリッジかで悩む人は多いですね。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 歯の欠損を抱えて、入れ歯かブリッジか悩む人は多いですね。

よく当院にも患者さんが相談に来ます。

僕は、残存歯の歯周病の有無とか虫歯の有無や程度にもよりますが、1~2歯の少数歯欠損で30~50代の人ならば、入れ歯もブリッジもしないで、インプラントが良いのではないでしょうかと、まず言います。

なぜなら、ブリッジか入れ歯かで悩む理由としては、ブリッジは歯を削らなければいけないというのが気になるのでしょうし、入れ歯は嚙みにくいというのが気になるのだと思います。

それならば、欠損部の隣の歯を削らずに、噛み心地も天然歯に近いのはインプラントですからね。。。

ただ保険内の診療ではできませんね(当院ではインプラントは行っておりませんし。。。)。

施術後のケアも当然ですが、大切ですね。

この保険でできるかどうかということと、手術が怖いと言うことがネックになっているのならば、後は年齢的なものと、歯茎の状態やカリエスリスクが高いかどうかということが分かれ目になるかもしれませんね。

ただ少数歯の欠損の入れ歯はあまりお勧めしたくはないです。

なぜなら、少数歯の入れ歯は噛み心地がブリッジに比べて、良いものではないです。

かなり、食べにくいですからね。

ただ、この欠損が3歯以上あって、ブリッジが難しいケースの場合は、入れ歯で対応するのが一般的かと思います(単なる欠損歯数だけでは判断は難しいですが。。。)。

入れ歯のメリットとしては、歯をほぼ削らずにできます(入れ歯のバネが係る歯は少しだけ削りますが。。。)し、入れ歯は外して直視下でお掃除することができるので、衛生面からいうと、ブリッジよりも衛生的かもしれませんね。

もし、どうしてもその辺りについて、患者さん自身で判断できないのなら、一度見させていただけたら幸いです。

その人の口腔内の状況や考えをお聞きして、いろいろな補綴物に対しての選択肢を示すことができたら良いなと思います。


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入れ歯でできる傷について。。。

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 入れ歯の痛みはかなり耐え難いものです。

もちろん新しい入れ歯を装着した場合は、それに慣れるのに、多少の違和感や使いにくさはあるかと思いますが、粘膜に傷ができるほど痛いのに我慢する必要はないですからね。。。

その痛みを我慢したがために、褥瘡性潰瘍という歯茎がえぐれて炎症を起こすことがあります。

この痛みを和らげるために、市販の入れ歯安定剤を購入する人も多いようですが、根本的な解決には至らないです。

早目に歯科医院に行って、その部位を調整していただき場合によっては粘膜調整剤やお薬を塗ってもらうのが良いと思います。

これをずっと、我慢してしまうと癌化するという報告もありますからね。

軽く見ない方が良いと思います。

また、この褥瘡性潰瘍ができた原因は単なる入れ歯の適合不全ではないかもしれません。

入れ歯と粘膜の適合はそれほど悪くないのに、咬合が良くないため、噛むと入れ歯がズレることにより大きく傷を作ってくることがありますよ。

その場合は、入れ歯の咬合面の再構成からしなければならないこともあります。

場合によっては、作り替えも必要かもしれません。

そのあたりは、一般の人が判断することはできないですので、自分で勝手に入れ歯を削ったりすることはしないでくださいね。

今までの経験から、ほぼ皆、見当違いのところを削っていることが多いですからね。

また、市販の入れ歯安定剤を何層も盛り重ねて、全く入れ歯の咬合が合わなくなっている人も過去に見たことがあります。

あまりにも安定剤が厚くなってしまっているため、入れ歯を入れて口を閉じようとしても口唇が閉じ切らない人がいましたよ。

そのような使い方をしていると、その部位の粘膜は不潔になりますし、歯茎の吸収はなおさら大きくなる傾向にあります。

そうなると、新しく入れ歯を作るにしても、条件ははかなり悪くなりますから、そのような事は絶対にないようにしましょうね。。。

是非、早目にかかりつけの歯科医院で入れ歯の調整をしてもらうことをお薦めいたします。

(写真は何層も市販の入れ歯安定剤を重ねて使用していた人の入れ歯です。こうなると口を閉じることもできませんし、入れ歯の咬合も全く合わなくなりますよ。)
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金属床入れ歯は、良い点が多いです。

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 金属床入れ歯のメリットは多いです。

特に上顎の入れ歯で、広範囲に欠損がある方は口蓋を床が覆う際に薄くできるということは、患者さんの違和感軽減には非常に有効です。

下顎の入れ歯も舌に触れる部分が金属のために薄くできますし、違和感は少ないです。

温度の伝達能力にも優れているため、温かいものは温かいままで食べられますし、冷たいものは冷たい温度で食べれます。

食材の美味しさは、それぞれに適切な温度というものはありますから、味の良し悪しにも関わってくるのですね。

どうしても、ピンク色のプラスチックが口蓋全面を覆っているようなら、その温度伝達は良いわけがありませんからね。。。

当院では、使用する金属はゴールド、チタン、コバルトクロムという金属の3種類をお勧めしています。

その中で、特にお勧めしたいのはチタンですかね。。。

チタンは、インプラントにも使用されているほど、生体親和性が高い金属です。

金属アレルギーの心配も少ないものとされていますし、軽くて丈夫です。

軽いので、重さによる違和感が少なく、患者さんからも好評ですよ。

過去にコバルトクロムで作った金属床の入れ歯の後に、チタン床の入れ歯を入れた人は軽くてすごく良いという人が多いですよ。

技工サイドから言うと取り扱いが難しく鋳造作業も大変なのですが。。。

適合させるのも難しいそうですからね。。。

この金属床入れ歯はメリットは多いですが、どうしても自由診療となってしまいます。

保険内ではできないものというのはご理解ください。

今まで、保険で作ったものを入れていたけれど、しょっちゅう壊れてしまうや、発音がしにくいとか、入れ歯のプラスチックのところが厚くて違和感がある等のお悩みがもしあるならば、ご検討いただけたら幸いです。

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入れ歯に慣れるのを、諦めないでほしいです。

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 入れ歯はなかなか自分の器官として、機能するには時間のかかるものであります。

中には、過剰な期待を持って来られる患者さんがいますが、残念ながら元の歯があったように食べたり、話をしたりすることが難しいのは知っておいてほしいものです。

もし、それが可能ならば、全部の歯を抜いて総入れ歯にする人が続出してしまうでしょうからね。

僕達は、自分の歯に優るものはないということは歯科医師であれば、皆、知っています。

だから、極力は歯を残すように努力していますよ。

でも、あまりにも進行してしまった歯周病や虫歯は保存ができません。

その場合は、やはり入れ歯で対応すると言うことになるのでしょうね。

初めて入れ歯を入れた方や、欠損歯があってもしばらく放っておいた人が入れ歯を入れると必ずといって良いほど、凄い違和感を覚えます。

中には、落胆する人もいます。

でも、そのような状況になっても、頑張って使用することで、ある程度は克服できます。

人によっては期間もかかったり、調整も長引くことがありますね。

でも、決して諦めないでほしいのです。

以前、ある新聞で整形外科医師の記事を読んだことがあります。

そこには、歯科医師が入れ歯を機能させるのに、驚いたということが書いてありました。

義手や義足は、なかなかそうはいかないそうです。

自分のものとして機能するには、気の遠くなる時間とリハビリが必要なのだそうです。

それこそ、数年も。。。

それに比べると、入れ歯はそんなこと無いと思うと書いてありました。

入れ歯はその人自身に、もの凄い嘔吐反射がなく、適切に作られたものであれば、必ず慣れてきます。

でも、義手や義足とまでは行かなくても、そこそこの努力と調整は必要です。

そして、残存歯が残っているのならば、その残存歯が悪くならないようにケアして行けば、すぐに作り替えなくても大丈夫です。

是非、諦めずに一緒に頑張りましょう。

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歯並びを直しませんか?

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 歯並びを気にしている人は少なくはないですね。

特に八重歯や、歯が入り組んで生えていて歯磨きに相当、苦慮している人は多いです。

その場合、どうしても虫歯や歯周病の原因となるプラークが停留しやすくなってしまうため、実際に虫歯や歯周病を起こしてくる人がいますね。

その際に、その方に歯並びは気にならないですかと声を掛けると、多くの人が「気になるけど、矯正は時間と費用がかかりますよね。」と言います。

でも、具体的にどのくらいの期間と予算がかかるのかを知っている人はいませんね。。。

ただ皆、漠然とそう思っているだけですね。。。

確かに歯並びを変えるには、矯正処置が必要なことが多いです。

削って歯並びを変えるのは、乱暴ですし、あまり良いことがないと言えます。

でも、だからといって今後の、虫歯や歯周病になりやすいリスクは改善されることはないですね。

また、審美的なことから言わせてもらっても、歯並びが悪いために口元がキレイにならない人というのは存在しますからね。

できれば健康と美を提供していきたいと思うのが歯科関係者だと思うのですが、この矯正治療は必要以上に敬遠されていますね。

確かに、この矯正治療は保険診療ではできないことが多く、自由診療になります。

時間もかかりますし、期間も数年かかったりします。

でも、根本的な改善を図らない限りは、いつまで経っても改善を見込めないです。

そうならば、一歩を踏み出す必要があるのではないでしょうか?

歯科矯正治療は、一般の歯科治療とは違い、必ずしもどこの医院でもできるものではありません。

経験も必要ですし、診査・診断が何より大切です。

当院には、矯正専門の長谷川 先生という先生に月に1~2回程来ていただき、矯正治療を行っています。

まずは、矯正のやり方や期間、予算がどのくらいになるのかを聞いてみることが良いのではないでしょうか?

それから、矯正治療をやるかやらないかを決めても遅くはないです。

直近で、矯正専門の長谷川先生が来られるのは、9月13日(木)の夕方です。

ご興味のある方はご連絡下さい。

(※当院での矯正相談のご希望の方は、相談料として3000円(税抜き)の費用がかかります。)

歯の欠損をどうしましょうか?

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 患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないはずです。

特に初めて歯を、失ってしまった人は、ブリッジか入れ歯か悩むことが多いと思います。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思いますからね。。。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、違和感も少なくて良く咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

患者さんから、そのことが気になって相談に来る人も結構います。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

このノンクラスプ入れ歯は、審美的には良いものと思います。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも少し柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

ただ、このノンクラスプ入れ歯が天然歯やブリッジと同じように咬めるようなことはないです。

そのことは、事前に話しますが、ご理解いただいてからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

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訪問診療にも、精一杯努力してます。

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 当院は、訪問診療も行っています。

予約制とさせていただき、日中に介護保険施設や患者さんの自宅に出向き、診療を行うことを、開院当初から継続して行っています。

訪問診療はこの暑い時期にはなかなか大変ではありますが、介護を要する方で歯科医院に通えない人がいることを考えると、僕らのできることはこちらから出向くことだと思います。

主な内容としては、やはり入れ歯の調整や製作が多いですが、中には介護者の方が口臭を気にして歯のクリーニングや歯石取りを希望される事もあります。

先日、歩いて訪問診療に出向き、入れ歯をセットされた方がいました。

今までも、入れ歯を作られてご飯を食べていたようですが、かなり古くなってしまったのと、口腔内の状況が歯が抜けたりしたため、大きく変わってしまったために入れ歯を新製したのですね。

高齢で介護を要する方は、なかなか歯科医院に通えないのが現実です。

でも、それを我慢することは良いことではありません。

辛い気持ちを抱えたまま日々の暮らしをしていても、楽しいことはなく生活の質が向上することはありませんから。。。

入れ歯を入れて、咀嚼が容易になり寝たきり状態から、歩行ができるようにまでなった人を訪問診療で見る機会が、以前にありました。

やっている僕も、咀嚼機能を回復することによって、ここまで人は全身的、精神的にも回復することができるのかと、思ったことがあります。

その時僕は、確信しました。

歯科治療には凄く可能性があるのだと。。。

人をここまで回復させることができるのは、歯科医療なのかもしれないと。

その感動を味わいたくて、自分は今でも、訪問歯科にも力を入れているのだと思います。

 当院では、訪問診療のために歯を切削する器具やポータブルのレントゲン装置や歯石取りの機械も配備されております。

そのため、外来診療室に近いレベルでお家でも診療できることが可能になりました。

もし、要介護の方を、身内や知り合いに抱えているのならば、ご連絡をいただけたら幸いです。

オーラルフレイルという言葉があるように、人は口から年を取ります。

要介護者においては、介護度を上げないためにも是非とも、主に介護をしている方から考えていただきたく思います。

一緒に頑張りましょう。


訪問診療の詳しい案内
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入れ歯の調整では、咬み合わせの調整も大切です。

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入れ歯の適合を確認するのにフィットチェッカー、P.I.Pというクリーム状の物があります。

これは主に入れ歯の内面を診査する物です。

入れ歯の内面は、入れ歯の咬合面から押してみて痛みを感じるようであれば、その辺りの強い部分を削除調整します。

入れ歯を押しても痛くはないんだけど、咬ませると痛いという場合は、恐らく咬合面に問題があります。

左右均等に当たっておらず、奥歯で咬んだときに、どちらかが先に当たっていたりすると多少なりとも干渉するためにズレるのですね。

このようなところを早期接触と言います。

咬合調整をして、均等に当たるようにしてあげると、そのような咬み合わせで入れ歯がズレて痛むことはなくなります。

もし咬合だけに問題があるのならば、これだけで粘膜に伝わる痛みもなくなりますね。

そうは言っても、少なからず不安はありますので、当院ではしっかりその後の粘膜面を検査しますが。。。

患者さんは、この噛み合わせの調整を自分で行うことはできないはずです。

咬合に関することは、歯科医師でなければほぼ解らないはずです。

一般の人が、どことどこが接触して干渉を起こしているのかを判断することは、まず無理ですからね。

でも、痛みを感じる入れ歯に対しての調整で大切なのはここですね。。。

入れ歯を噛み合わせの面から垂直方向に押していたいのか、咬んで痛いのかで直すポイントが違ってきますね。

この辺りがしっかり見れるかどうかで、入れ歯の調整の善し悪しが決まってくるような気がいたします。

入れ歯の調整で患者さんの方では、ただ痛いところを削っているのだと思われがちですが、いろいろなところを見て調整しているのを知ってほしいです。

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まずは、予防を重点的に考えましょう。

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 入れ歯の患者さんは、当院には多く来られています。

中には佐渡市や、三条市、燕市、六日町市など遠くから来てくれている患者さんもいます。

僕は、入れ歯診療が大好きで、大学病院時代は入れ歯専門の診療科に籍を置いていました。

当時は、一般診療はほぼやらず、補綴物(入れ歯やブリッジ、被せ物)を行う専門の科でした。

今は、僕が卒業した大学病院はそのような専門の科というのは口腔外科、歯科麻酔科と小児歯科、矯正歯科だけで、それ以外の医局員は一般診療を全員がやるシステムになってしまいましたが。。。

僕の先輩を見ても感じることですが、入れ歯やブリッジを得意としている歯科医師はあまり予防に関心が少ないように思います。

これは自分に置き換えても、過去はそうでした。。。

つまり、歯が一本や二本、無くなったって自分の腕で何とか入れ歯やブリッジで回復できるぜ。。。みたいな気持ちと言いますかね。

それは、歯科医師の驕りでしかないのですが。

でも、日々の診療で患者さんから「入れ歯を入れてくれてありがとうございます。」と言われる機会が多くなると、勘違いしてしまうのかもしれませんね。

これは、開院してから本当に身にしみて解ったことなのですが、やはり自分の歯に優るものはないです。

できれば歯周病や虫歯になっていない歯ならば、もちろん当たり前ですが、多少、歯周病のある歯でも保存を図った方がいいと思います(あまりにも重度の場合は話は別ですが。。。)。

入れ歯を作り替えるのも、歯が抜けたことで再生を余儀なくされることが多いですからね。

入れ歯を入れた人なら解るかと思いますが、また新しい入れ歯を作っても慣れるのは本当に大変です。

しかも過去の状態より、歯茎は痩せているでしょうし、欠損歯は多くなっているわけですから条件は悪いはずですよ。

前よりも良い入れ歯にはなりにくいものですからね。。。

今あるご自分の歯を良い状態に維持できるよう、歯科医院での定期健診と歯科衛生士によるプロフェッショナルケアは、是非、受けていただきたく思います。

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当院は開院して8年目を迎えました(3)。

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※前回のブログから続きます。

 すぐに、歯科衛生短大に募集を出しましたが、なかなかすぐには面接をしてほしいという学生はいなかったです。

そして、1月ほどしてたった1人だけ面接希望者の人が、11月末に来られましたが、あまり当院に向いている方ではなく、僕は採用するべきかどうか悩みました。

贅沢な悩みかもしれませんが、当院に合わない人だと思ってしまったのですね。

そして、その旨を当院の税務担当の方に相談すると「何をそんな贅沢を言っているのですか。これだけ歯科衛生士が不足している時代ですよ。」と言われてしまいました。

僕は、「でも、もうちょっと待とうよ。お願いだから。」と言ってたその時に、一件、電話が入り、「貴院で、歯科衛生士を募集していますか?面接して頂きたいのですが。」という問い合わせが来ました。

僕は、その場でその税務担当の方に、ニヤリと笑って「歯科衛生士の面接希望だってさ。」と言ったら、その税務担当の方は顔を引きつって苦笑いしてましたね。

その顔が今でも忘れられませんが。

そして、その面接希望の方に会い、その人は他院で既に歯科衛生士をしていました(その人は、歯科衛生士歴は今年で2年目となりますね。)。

その方の笑顔はとても明るく人を惹きつける魅力がありました。

人当たりも凄く良く、明るく優しい女性です。

その年の12月から採用となり、今は研修をしっかり終え、第一線で活躍してくれています。

そしてその人が、入った直後に歯科衛生短大から連絡が入り、一人、貴院を希望しているのですが、受け入れられますか?と連絡が来ました。

正直、歯科衛生士の数は足りているかなと思ったのですが、歯科医院は女性の職場です。

体調面や、プライベートのことでも配慮して、有給休暇のことなども考えると、もう一人居てもらってもいいなと思っていましたので、採用を決めました。

その人は今年の4月から当院に来てくれたので、もう半年経ちますね。

もう既に研修をほぼ終え、患者さんにもしっかり対応して頂いています。

先日も、ある座談会でブラッシング指導をしていただきましたが、その堂々たる態度は新人衛生士とは思えないほどでした。

本当に頼もしい限りです。

現在、常勤ドクターの僕と、非常勤ドクターが2人(矯正専門医を含む)、正社員の歯科衛生士が4人、パートの歯科衛生士が1人、受付・歯科助手がパートで2人(妻を含む)で、総勢10人の大所帯になりました。

このスタッフ達が本当にこの歯科医院を好きでいてくれて、居心地の良い場所にするのは僕の何よりの使命だと思っています。

冗談は抜きで、僕は皆を家族だと思っています。

スタッフ達に辛いことや悲しいことがあったら、全部受け入れて相談に乗っていきたいです。

この8年目も、この素敵なスタッフ達と成長できるように頑張ります。

今後とも、りんご歯科医院を何卒よろしくお願いいたします。