入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

歯科基礎医学は大切ですね



解剖、組織、生理、生化学、病理学等の基礎医学は歯学部の2年生から3年生に習います。しかしながら、当時はあまり重要性を感じず赤点さえ取らなければ大丈夫ぐらいの感覚でいました。そして、その後は臨床歯科医学を学びますが、臨床は基礎医学の裏付けがあって成り立っているので、大元の基礎が解らないと使い物になりません。臨床を深く勉強すればするほど、基礎の大切さがよくわかります。今日の学会に出席して、またさらに勉強しようと思う次第です。


学会に参加してきます



11日(金)~13日(日)まで開催の歯科基礎医学会に、日本歯科大学新潟生命歯学部解剖学第一講座の一員として参加いたします。(僕はこの解剖学講座の非常勤講師でもあります)大会幹事がこの解剖学講座、大会長はここの講座の教授なのです。全国から数千人の歯科医療基礎分野の研究者が集います。スタッフとして参加できるのは非常に嬉しく思います。頑張って勉強してきたいと思います。
従って、本日12日(土)~14日(月)午前中まで当院は休診となります。14日午後2時から診療を再開しますので、ご迷惑をお掛けしますが何卒よろしくお願いいたします。


総入れ歯の苦手な食材



入れ歯である以上は、天然歯の時の咀嚼能率と比較して7割以上も咀嚼能率が落ちるといわれています。いわば、よく噛めなくなるということです。従って、入れ歯になって咬めない食材が存在するのは事実です。
どういったものが食べにくいかというと、硬い肉やスルメ等はかなり難しいでしょうし、総入れ歯になることで前歯の咬合関係は少し隙間ができるため、お蕎麦をすすりながら噛むのもちょっと大変だというのを聞いたことがあります。また、ニラなど薄い線維性のものも難しいですね。また、ゴマも入れ歯の下に入り込んでしまうので、その状態で咬んでいると粘膜が痛むことがあります。そのようなことを考えると、歯がある方はできるだけ入れ歯にならないように治療と歯科医院でのケアを積極的に受けるべきでしょうし、なってしまった以上は、少しでも咬みやすい入れ歯を製作できるよう頑張っていきたいです。


入れ歯製作のための印象採得の確認



補綴物製作のために、印象採得後の型を見てやり直しをすることがあります。特に入れの精密印象の際は筋圧形成も行っているので、やり直しをする場合はせっかく採得した印象材を全て剥いでから、もう1回最初から行わなければならないので非常に面倒です。(でもここで手を抜くと後々大変なので、思わしくなければもう一度やりますが。。。)
その苦労があって良い印象が取れたときは凄く嬉しいですよ。この段階では入れ歯の完成までまだまだ道半ばですが、ほっとする一時ですよ。


入れ歯ための型取り



当院では、入れ歯の型を2回以上取ります。1回目は概形印象といい、診断用模型を作ります。これを見て、入れ歯の乗る部分の設計をしたり歯茎の状態を診査します。そしてその模型を使い、その人に合った個人トレーという型取り用のトレーを作り、作業模型を作るための型取りを行います。その型取りは精密な型取りのため精密印象といいます。この型取りはかなり慎重に行います。まず筋圧形成という口腔周囲の筋圧の型をコンパウンドを使って型取りし、その上で印象材を流します。そうするとその人特有の精密な型が取れますよ。それから作業模型を起こし、その後の咬合採得に移ります。
入れ歯の型取りは入れ歯製作の中で難しい作業のひとつなのです。
(写真は筋圧形成中の個人トレーです)


笑気吸入鎮静法の効果



困難が予想される埋伏歯などの抜歯や、高血圧症、歯科治療恐怖症の方には笑気吸入を行うことがあります。笑気吸入鎮静法は自分の意識は持ちながら、こちらの指示に従うことができ、何より患者さんがリラックスできます。副作用はほぼないですし、患者さんにとってメリットがかなりあるかと思いますよ。
昨日も、下顎の埋伏智歯を抜歯する際に使用しました。抜歯をする前から困難な抜歯になることは予想しておりましたが、2時間半もかかってしまいました。でも、笑気を使っていなかったら間違いなく患者さんの気持ちが折れてしまい、抜けなかっただろうと思います。本当にこれがあって良かったなと思いますよ。


入れ歯調整の難しいところ

 

入れ歯に限らず、どのような補綴物でも咬み合わせの調整が一番難しいです。特に入れ歯は咬合がしっかりしないと痛みや緩みが出てきます。その調整の際に、一般的に咬合紙といわれる赤や青の咬み合わせを見るものを使いますが、これだけに頼っていると重大な欠陥に気づくことができません。というのは、総入れ歯に近ければ見せかけの咬合といわれるものが出てくる場合があります。総入れ歯はしっかり咬んでいなくても、あるいは強すぎても、咬合紙の印記は何でもないように見えることがあります。でも、指を使ってどこの部位が早く接触するかを診ていくとよくわかることがあります。これはある程度熟練しないと難しいのではないかと思いますが。。。


スタッフ達からの贈り物



昨夜、居酒屋『笑太』さんで開院4周年のパーティーをしました。会場に着いてみたら、医院のスタッフから花束と、『笑太』のマスターから〆張鶴のお酒を頂きました。マスターは当院の患者さんでもあります。全く知らなかったので本当に嬉しかったですよ。
医院は発展途上で益々頑張っていかなければなりませんが、スタッフ達と優しく見守ってくれる患者さんがいてくれる限り頑張れます。
皆様、今後とも何卒よろしくお願いいたします。


毎月書いている医院便り



開院してから4年経ちましたが、毎月欠かさずやっていることがこの医院便りです。待合室に常備していますよ。僕という人間を知っていただくことを第一として、趣味や、現在関心を持っていることについて書いています。ほとんど歯科医療と関係ないことばかり書いております。
僕は、毎日ブログを更新していますが、文章を書くのはあまり得意ではなく、好きでもありませんでした。でも、この医院便りを書くようになって少しづつ好きになってきたような気がします。(今も上手ではありませんが。。。)やはり継続は力ですね。


当院の素晴らしいスタッフ

       

新人衛生士が当院に勤めて半年経とうとしています。朝から掃除を始め、その後は研修をするようにプログラムを組んでおります。若い新人もここまで頑張ってきました。もう、それほど手取り足取り教えることはなく、自分で課題を持って朝の研修に励んでいます。
僕は、よく他院に見学に行き、当院と比べて他院の良いところを真似しようとしてきました。でも、ふと我に返ると、当院にはこんなに素晴らしいスタッフがいてくれます。少し患者さんのキャンセルが多くて僕の気分が落ち込み始めると、スタッフは僕を元気づけてくれますし、その時間にできることを自ら探してくれます。本当に素晴らしいスタッフ達です。僕もこの素晴らしいスタッフに負けずに、自分磨きをしていきたいと思います。
(写真は当院での集合写真です。中心にいる僕はちょっと邪魔ですかね。。。)