2019年2月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

総入れ歯が真ん中で割れるのは。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 上顎のみ、ほとんどの歯が欠損していて、下顎のみほとんどの歯が残存しているケースを結構な頻度で見かけます。

恐らく重度の歯周炎に加えて強い咬合力のため、咬合するたびに上顎の歯が下顎の歯に突き上げられてしまい歯周病が悪化したため、歯が抜けてしまったのか、抜かなければならなくなったのではないかと予想します。

 このような場合、上顎のみに義歯を製作することになるかと思いますが、非常に問題が起きやすいです。

というのは、上顎の場合、骨吸収は唇頬側の歯茎からおこります。

そうなると、下顎の残存歯列に対して狭くて小さい歯列弓になるのですね。

そのような、状態で入れ歯の人工歯を正常咬合排列すると入れ歯の中央部に応力がかかり、真ん中で割れることが頻繁に起きやすいです。

保険診療で行える入れ歯の場合、口蓋部分を覆うのはプラスチックのため、これを防止するために補強線といわれるワイヤー様のものを埋め込みますが、効果はそれほど期待できません。

 このような場合は、金属床義歯で解決するべきなのではないかと思います。

でも、コバルトクロムのような重い金属は貧弱な顎堤には不向きなため、チタンを使用した方が軽くて丈夫で良いものができると思いますよ。

このチタンが壊れることは常識的な応力では考えられませんし、軽いため貧弱な顎堤にも応用が可能だと思います。

自由診療となりますが、入れ歯が真ん中部分で頻繁に割れてくるようならば、ご一考していただきたいと思います。

当院での精密入れ歯治療の案内は
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歯科の医療費控除とは

POICウオーターとエコシステムで感染予防に努めています。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 当院では、デンタルチェアに座ったら、まずはPOICウオーター(タンパク分解型除菌水:POIC研究会発行)でうがいをしてもらっています。

現在は、治療やメンテナンスに入る前に全ての患者さんにしてもらっています。

こうすることによって、お口の中の消毒が図れますので、こちらも安心して処置に入れます。

基本的に歯科の処置は歯を削る、歯石を取る、歯を抜くなどの外科処置に分類されることが多いです。

つまり、観血的処置が多いものなのですね。。。

と言うことは、感染のリスクが高いものですので、口腔内がキレイになっていないで処置することは、患者さんのみだけでなく、僕もスタッフも感染するリスクがあると言うことなのですね(使用するタービンなどによって、口腔外に飛び散るということが認められてますから。。。)。

このPOICウオーターの原料は超純水と超純粋塩を専用の機械で電解質分解して作られる次亜塩素酸イオン水です。

pHは9.0付近でアルカリ性ですが、口腔内に15~20秒ほど含むと、口腔内のアミノ基と結びつくため、酸性化します。

酸性化することにより次亜塩素酸イオン水から次亜塩素酸水に変化します(ちょっと言い方が似ていて、ややこしいですね。。。)。

この次亜塩素酸イオン水でpHアルカリ性の時に、細菌が自分を守るために張るバリア(バイオフィルム)を崩し、酸性化(次亜塩素酸水)することで除菌水になっていきます。

除菌水になった時のpHは6.0ほどなので酸性です。

つまり、細菌のバイオフィルムを壊し、中に存在する細菌を叩くという理にかなった除菌水なのですね。。。

この作用を利用して、ブラッシングをすることによってものすごく歯磨き効果も上がりますし、歯周病で歯周ポケットが深い人や、歯並びの問題でブラシが届きにくくて虫歯ができやすい人には液体なので隅々まで行き渡り、すごく効果があります。

また、口臭でお悩みの方には、すごく効果があります。

僕はこの効果に魅せられて、POIC研究会認定のホームケアアドバイザーの資格を取得しました。

実はこのPOICウオーター以外にも世間には、次亜塩素酸水と言われるモノはあります。
でも、それは薬品を混ぜて作られたモノでアレルギーや副作用の懸念がありますし、考えられてのpHや濃度は調整されていないのが現実です。

このPOICウオーターは基本的に純粋な水と塩だけが原料なので、アレルギーの心配はないです。

確かに、口に含んだときの味はものすごく悪く、「プールの臭いがする。」と患者さんから、よく言われます。

でも、それはPOICウオーターが汚れを分解して出る臭いで、「クロラミン臭」というモノなんです。

継続使用することにより、口腔内がきれいになると全くそのようなことは無くなりますよ。

実際、僕達はスタッフを含め全員、このPOICウオーターを使用しています。

僕としては朝、起きたときの口の中のネバネバ感がかなり薄れますし、これをしないと気持ち悪い感じがします。

このPOICウオーターで歯を磨いた後は、舌で歯の表面を触ると歯がつるつるしていて気持ちいいです。

是非、皆さんにもこのPOICウオーターを知っていただけたらなと思います。

また、当院ではこのPOICウオーターでうがいをしてもらい、(ブラッシングを併用するとさらに効果的ですが、当院では治療前のうがいのみになります。)口腔内の細菌をある程度リセットしてもらった後、エピオス社のエコシステムにより、殺菌水を使用しての治療となります。

このエピオス社のエコシステムは細菌のいない滅菌水ではなく、細菌が存在しないのは当然で、口腔内の細菌を叩く殺菌水が出ます。

週刊誌などで、このデンタルユニットから出る水が最近は問題視されています。

そのユニット内部の水から1ccあたりに7万個の細菌がいたという報告がありますからね(ちなみに水道法では1ccあたり100個以下)。

当院では、この問題は100パーセント解決したと自信を持って言えます。

つまり、当院での各ユニットから配水されるものは細菌数が0ですし、低濃度のPOICウオーターである殺菌水が出ていると言うことなのです。

当院のデンタルユニット全4台はエコシステムを介しての水になっています(そのセントラルは、待合室に置いてあります。)。

かなり高額な金額がかかりましたが、感染のリスクをなくすためには致し方ないと思い、それこそ何百万円をかけて、昨年の春に導入いたしました(保険点数には全く加味されませんが。。。)。

是非、皆さんこのPOICウオーターとエピオス社のエコシステムを知っていただき、当院での治療を安心して受けていただけたらと思います。

※洗口用POICウオーターは、有料となりますがお渡しすることは可能です。日々のホームケアに使用していただけたらと思います。ご興味のある方は詳しい説明を、歯科医師、歯科衛生士がいたしますので、ご相談ください。

難しい入れ歯の患者さんは、土曜日にたっぷり時間を取りたいです。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯を作りたい希望で当院に来られる方は多いです。

入れ歯を作りたいという希望を持つ方のほとんどは部分入れ歯です。

上下顎とも歯が全くないという人は、本当に少なくなったなあと思います(全くいないわけではないですが。。。)。

これは歯科医師会などが薦めている8020運動が、浸透してきている証拠でもありますね。

大変素晴らしいことだと思います。

でも、総入れ歯は減ったとしても、部分入れ歯を必要とする患者さんは相変わらず多いような気がしますよ。

入れ歯の必要性が無くなる時代はまだまだ先なのでしょうね。。。

僕は入れ歯を得意として、土曜日の午後は入れ歯専門外来を開設していますが、ここに来られる方もほとんどは部分入れ歯です。

もちろん平日でも入れ歯の患者さんは多いですが、この曜日に来る人は時間を多くかけなければならないような人に特化しています。

入れ歯の難しさを左右する要因としては、歯が欠損している部位の痩せ方や、咬み合わせが安定しない方と言えると思います。

当院では精密な型取りは必ず個人トレーという患者さんの口の中に合わせたトレーを使います。

これは、一回目の型取り後、模型を起こしてその人のカスタムメイドのトレーなのですね。

そのカスタムトレー(個人トレー)を使って、口腔周囲の筋肉を動かして筋圧形成をし、ラバーなどの材料をトレーに流して精密な型を取るわけです。

より口腔内の歯並びや歯茎の状態を再現することが出来ます。

それに石膏を流し、作業模型というモノを作ります。

そして歯茎が痩せていて咬み合わせも不安定で、患者さん自身がどこで咬んだらいいのか解らないケースの場合は咬合床というモノを使います。

部分入れ歯であっても、対合する歯がなければ咬み合わせの方法は総入れ歯の製作方法に準じます。

対合する歯があったとしても、一歯だけだと安定感に欠けますので、その際には咬合床というモノで咬み合わせの採得をするように当院はしていますよ。

適正な咬み合わせの位置を決めるために、僕達は様々な方法で探しています。

その際にこの咬合床というモノは必要なのですね。

方法としては生理学的なことや解剖学的なことに基づいているわけです。

ただ闇雲に決めているわけではないというのは、皆さんもお解りだろうと思いますが。。。

このようにして、型取りをした後、咬み合わせを決めていくのですね。

どうしても、入れ歯製作の肝であるこの作業は時間もかかりますし、それだけ慎重です。

時間のかかる作業の場合は、できれば土曜日午後の入れ歯専門外来でたっぷり時間をかけますので、土曜日の午後に診させていただけたら幸いです。

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チタンを使用した金属床入れ歯で、生活の質を向上させましょう。

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 最近、自由診療で総入れ歯を製作したいという人が増えてきました。

自由診療で製作する総入れ歯は主に金属床入れ歯というものになります。

保険診療ではピンク色のプラスチックを床部分前面に置きます。

どうしてもプラスチックですので、強度は強くないですし、強度を保つために上顎であれば口蓋部分は厚くなりますし、下顎の舌側部分も厚くなります。

金属床の場合、そこが金属になるため、強度は保証されますし、薄くできます。

そうすることによって、舌の自由度が増して発音にもいい影響が出ます。

よく見るケースで、上顎が総入れ歯で下顎の歯がほぼ残存している人がいます。

このような人は、上顎の入れ歯が正中で割れやすいものです。

それは、上顎の場合、欠損歯茎の唇頬側から骨が吸収されるため、もともと歯が並んでいたものより幅が狭くなり小さくなってしまうのですね。。。

そうなると総入れ歯を製作する際に、下顎の歯に対して正常咬合配列を施そうとすると、歯茎の一番高い部分より外れて、歯を並べなければならなくなります。

そうなると、真ん中に応力が集中してしまうため、入れ歯が正中で真っ二つに割れてしまいます。。。

これを防止するためには、人工臼歯の咬み合わせを変えて交叉咬合配列にするなどの工夫が必要になります。

でも、この金属床で、特にチタンを使用したものであれば、入れ歯そのものも軽いですし、貧弱な顎堤にも対応できます。

そして、強度もかなり強く、入れ歯が正中で割れるようなことはないと思います。

もし、そのように入れ歯がしょっちゅう壊れてしまうため、困っているという方は一度検討していただけたらいいと思います。

この金属床の入れ歯は、保険外のもので自由診療となります。

入れ歯は毎日の生活の中で、歯の代わりとして日常の咬合に関わっているわけです、

生活の質を高めるためにも、お勧めですよ。

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