2019年1月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

訪問診療にも、対応していきます。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 当院に来られる患者さんの多くは、入れ歯の新製をされたいという方が多いです。

僕は、元々大学病院の入れ歯の講座に籍を置き、入れ歯を専門にやってきた経緯もありますので、

そう言って、外来に来てもらえるのは本当に嬉しい限りです。

でも、介護を要する方で、入れ歯を作りたくても歯科医院に通えないため、躊躇している方が少なくないようですね。

当院では、そのような方たちのために、訪問診療を行っています。

もし、ご家族やお知り合いに要介護者がいて、入れ歯や虫歯、歯のクリーニングをしてほしいという希望があるのならば、当院に相談されてくれたら嬉しいです。

当院から、半径約16キロメートル以内の場所ならば、居宅や介護保険施設などに出向くことは可能ですから。

当院は、この訪問診療にも力を入れているため、設備の充実も図ってきました。

ポータブルのレントゲン装置、口腔内吸引器、ポータブル超音波スケーラーなども完備しています。

できるだけ外来診療の設備に近づけることによって、訪問診療でもそれほど遜色なく診療ができるようになってきたと思います(全てがそうなったとは、言えませんが。。。)。

もし、入れ歯製作のみならず、虫歯の治療や歯茎の治療、または歯のお掃除だけということでも大丈夫ですので何かご相談したいことがあったら、一度お口の中を拝見させていただけたら幸いです。

最近では、80歳を超えて要介護の方でも介護者がしっかり口腔内を良い衛生状態に保ってくれて、歯が20本以上残っている人が珍しくもなくなってきました。

そのためか、3ヶ月に1回ほどのペースで、歯石取りとクリーニングに行くことも多くなりました。

そしてその都度、ブラッシングの仕方について指導とコメントをするという感じです。

このようなやりとりが一番、患者さんにとっては良いですし、僕らも安心して安全に処置に入れます。

これからは、訪問診療も歯を抜いて入れ歯を装着するだけの診療では時代遅れかもしれませんね。

オーラルフレイルの考えからも、歯を保存して本来の口腔機能を維持させることが大切ですものね。

そのお手伝いを、当院にさせていただけたら本当に嬉しい限りです。

もし、虫歯、歯周病、入れ歯、歯のクリーニング、歯石取りのご希望があるようでしたら、ご連絡いただけたら幸いです。

予約制となりますが、お家、介護施設に出向いていきますね。

ノンクラスプデンチャーは目立ちません。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯を入れていることにコンプレックスを抱えている方は多いです。

特に若い方にはよく相談を受けます。少数歯欠損であるならば、インプラントやブリッジがお勧めではあります。
そのほうが、体力的にも手術に耐えることができるでしょうし、術後の違和感も少ないです。

しかしながら、その後のケアはかなり大変であるとは思います。

歯を失った原因が交通事故やスポーツなどの外傷によるものであれば、僕はインプラントのほうがいいのではないかと提案しています(当院ではインプラントは行っておりませんが。。。)。

でも、もし虫歯や歯周病で自分の歯を失ったのであれば、よっぽど日常のブラッシングやメンテナンスをしっかりやらなければ、インプラント周囲炎という新たな疾患を招く恐れがあるのですね(結局、お口の中の衛生状態が良くなければ、何をやってもうまくはいかず、インプラントも非適応と言うことです)。

ですから、歯を失った原因から予後を予測できることもかなりありますので、現症や既往歴というものは補綴物を選定していくうえでも重要なファクターといえるかと思います。

 以前に、ある女性看護師さんが患者さんとして来られ、犬歯と小臼歯の3本が歯周病のため抜歯となりました。

年齢も若く、骨量からするとインプラントができる可能性もあるので、大学病院で診査していただいたらどうかと提案しましたが、その方は二つ返事で入れ歯を作ってほしいと言いました。

それはどうしてなのかを聞いたところ、自分の勤める病院に入院している患者さんがインプラント周囲炎で大変なことになっている状況を見たそうです。

長期に入院しているため口腔内のケアはほとんどいきわたらず、相当な腫れや骨吸収があるそうでインプラント体の除去を検討しているそうです。

患者さんの立場からすると、怖い一面があると言っておりました。

そのため、その方には極力目立たないノンクラスプデンチャーというものをお勧めしています。

これは、金属のバネを使用することなく、歯と歯の間に歯肉色の弾力のあるプラスチックで維持を求め、入れ歯だとわかりにくい配慮があります。

保険適応ではありませんが、目立たない入れ歯をお考えの方は検討していただけたら良いかと思います。

※写真はノンクラスプデンチャーの見本模型です。金属のバネを使用していないので、目立ちません。

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歯科の医療費控除とは

入れ歯にはリハビリが必要です。。。

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 入れ歯は、歯科医院で時間をかけ個々の患者さんに合うようにさまざまな過程を経て製作しても、できたばかりの新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中にいれただけではしっかりと機能することは難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することも必要ですね。

入れ歯を入れている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあれば、入れ歯はうまく使いこなせるようになると思います。

ある意味、入れ歯は他の被せ物、根っこの治療、虫歯の治療と違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりなのです。

初めての入れ歯は恐らく、部分入れ歯でしょうから、話したり食べたりする時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。

部分入れ歯は自分の歯が多数残っているので入れ歯の洗浄はもちろん、歯磨きの方法が自分の歯を長く持たせるには重要になってきます。

入れ歯の練習方法としては、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をするようにしましょう。

摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、食べるときにはゆっくりと時間をかけて噛むことが効果的です。

食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。

数回、歯科医院で調整した後、徐々に歯ごたえのあるものにも挑戦してみましょう。

発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。

そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケなどで大声で歌を歌うことも効果的ですね。

また、入れ歯の形態を微調整することで修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いかと思いますよ。

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できるだけ、抜歯は避けたいです。

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 入れ歯治療を得意として、日々の診療をしていると必然的に抜歯症例も多くなります。

どうしても抜歯→治癒→入れ歯製作という流れになりますから、ある意味当然なのですが。。。

それこそ、数年前は、(これから入れ歯製作ができる。)ということを考えると、喜んでいた部分もあったかもしれませんね。

でも、今はあまり嬉しくないですね。

特に自分で作った部分入れ歯の方で、残存歯を抜かなければならなくなった時は悲しい気分もあります。

もっと、「ブラッシング指導を徹底的にしなければならなかったかな~。」とか、「もっと短い期間での健診を勧めれば良かったかな~。」などの後悔の気持ちが先に立ちます。

でも、多くのケースの場合は、1~3ヶ月に1回の定期健診に罹らなくなり、ある日、突然予約の電話がかかってきて、「歯がプラプラするから診てほしい。」と言う依頼で来られて、診てみるともう、保存不可能という人が圧倒的に多いです。

特に30~50代で若いうちに、歯を失って入れ歯を装着している人は、そのような傾向が強いと思います。

その世代はまさに、働き盛りという世代で、何より仕事が大切なのでしょうね。。。

1回か2回の健診には来てくれても、長続きする人は少ないです。

逆に、全部歯があってしっかり健診に来られている人では、歯を抜くことはほぼ無いですよ。

言うなれば、それこそ意識の差が全然違うのですね。

歯を失って、それを悔やんでも遅いです。

入れ歯で、自分の歯の代用をしようとしても、所詮は異物です。

もちろん、良い入れ場を提供できるように最大限の努力をしていますが、神様が与えてくれた自分の歯には、なれませんよ。。。

今、ブリッジや部分入れ歯が入っている人は、特にその点に注意して定期健診とブラッシング指導、歯石取りを受けて頂くことをお勧めいたします。

永久歯は抜いたら、二度と生えてきませんからね。。。

是非、大切に考えましょう。

ノンクラスプ入れ歯が好評です。

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 多くの患者さんは、入れ歯はできればあまりしたくはないですよね。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

保険診療で製作が可能ですし。。。

実際、よく咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

この入れ歯は、審美的には非常に良いものになります。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

※当院で2019年版 初売り歯科用グッズ福袋を始めました。
それぞれ、虫歯ケアグッズ、歯周病ケアグッズ、口臭ケアグッズ、入れ歯ケアグッズ等のお値段がお得な福袋を用意してあります。現品が無くなり次第、終了となりますので興味のある方はお早めに。。。

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歯科の医療費控除とは

入れ歯は、健康な自分の歯には勝てないのです。

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 先日、上顎に総入れ歯を新製してほしいという希望で、当院に来られた患者さんがいました。

この方は、お使いの総入れ歯をお持ちでしたが、総入れ歯で有るにもかかわらず、その後縁部はかなり短く、床面積はかなり小さいものでした。

これだと、入れ歯の安定感は悪いだろうなと思われるものでした。

よくよく聞いてみると、その入れ歯は東京で1日で入れ歯ができるという歯科医院で作られたそうです。

お値段も相当高かったと言います。

金属等は一切使っておらず、いわば普通のレジン床のようですが。。。

まあ、それを保険で作るか自由診療で作るかは、そこの歯科医院の方針と患者さんの同意のもとで行われるものなので、それに関してはいいのですが、問題はこの患者さんが当院でもすぐに入れ歯ができるだろうと考えられていることが一点と、床の後縁が短いのは、嘔吐反射によるものだということが解りました。。。

かつ、下顎の残存歯は左側の小・大臼歯部が欠損しておりますが、入れ歯は持っていなく、その他の歯は残存しており、下顎前突でした。

歯があったときは、いわば反対咬合というものです。

あまりにも条件が悪いことを考えると、この状態で、通常の入れ歯製作で対応するのは正直、難しいと伝えました。

場合によっては、インプラントを併用したIOD(インプラント・オーバーデンチャー)というものを考えたほうがいいのではないかと、伝えました。。。

当院では、インプラント治療は行っておらず、大学病院で診てもらうことをお勧めしましたが、患者さんはあまり行きたくないようです。

もともと、入れ歯を1日で作ってもらえるという考えもあるようですから。。。

大学病院では、それはありえない話ですからね。。。

入れ歯は、簡単にはできません。

まして、あまりにも条件が悪い人は相当難しいですし、通法通りの製作方法でできないようなケースというのも、あるのですね。。。

簡単に考えられるのは、止めたほうがいいです。

神様が与えてくれた、自分の健康な歯に勝るものはないわけですから、まずは、予防。

他人が作った入れ歯が、自分の歯に勝るというのは幻想ですよ。

厳しい言い方ですが、これは事実だと思うのです。

その辺りは、しっかりと認識していただきたいと思います。

僕たちが製作する入れ歯は、あくまで人工物なので、元々の自分の健康な歯には勝てません。

重度歯周炎でグラグラの歯よりは、いいかもしれませんが。。。

勝負をかけるのは、今の入れ歯よりどれだけよくなるかということです。

元々の自分の健康な歯と同等ならば、ちょっとの虫歯になったら、全部歯を抜いて総入れ歯にしてしまったほうがいいということになってしまいますからね。。。

それは、絶対にありえない話ですよ。

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それぞれ、虫歯ケアグッズ、歯周病ケアグッズ、口臭ケアグッズ、入れ歯ケアグッズ等のお値段がお得な福袋を用意してあります。現品が無くなり次第、終了となりますので興味のある方はお早めに。。。

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入れ歯を入れて、笑った時の歯の見え方は大切です。

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 総入れ歯を製作する際に、当院で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせをするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(陶材でできた歯)がありますが、保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占めるこの、人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の配列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯をを作るのに、患者さんの意見が入らないものは、完成してから問題が起きることがありますからね。。。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですから。。。

いいものを作るために、コミュニケーションをとりながら一緒に頑張りましょう。

※当院で2019年版 初売り歯科用グッズ福袋を始めました。
それぞれ、虫歯ケアグッズ、歯周病ケアグッズ、口臭ケアグッズ、入れ歯ケアグッズ等のお値段がお得な福袋を用意してあります。現品が無くなり次第、終了となりますので興味のある方はお早めに。。。

就寝時の歯ぎしりや喰いしばりへの対応は。。。

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 歯ぎしりや喰いしばりは睡眠の質を低下させる大きな要因の一つです。

ある教授が言うには、歯ぎしりや喰いしばりには大きく4つの悪影響があると言います。

1点目は、歯を痛めてしまうことです。

就寝時の無意識の歯ぎしりや喰いしばりは、昼間に意識的に行う喰いしばりの何倍もの力がかかるため、歯が折れてしまうことがあります。

2点目は、筋肉を使い続けるために頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。

3点目は強い力で噛みしめるために歯周組織を破壊し歯周病を悪化させてしまうことがあります。

4点目は関節や筋肉を傷めるため、口を開けたり物をかんだりすると痛みが出たりする顎関節症につながることがあります。

この就寝時の歯ぎしりや喰いしばりの原因は主に日常のストレスと言われていますが、完全には解明されていません。

また、就寝時は無意識に歯ぎしりや喰いしばりが起きてしまうので、なかなか止めようがないのが現実です。

当院のある場所は新潟市でも、オフィス街と呼ばれている所で、会社員の方が多く来られますが、多くの方にこの夜間の歯ぎしりや喰いしばりが疑われるような歯の形態(咬耗という歯のすり合わせによる摩耗状態)を認めます。

恐らく、現代の日本人は多くのストレスを抱えて生活していると思います。

ストレスから完全に解放されるのは実際、難しいことかと思います。

かといって、そのままでいいこともないと思います。
苦肉の策かもしれませんが、現在可能なこととしては、夜間、就寝前にナイトガード(マウスピース)を装着して寝ていただき、歯のすり減りをなくすことなのではないかと思います。

このナイトガードは、保険診療で製作が可能なため、安価に作ることができます。

もし、気になる方はご相談ください。

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訪問診療で考えさせられること。

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 先日、訪問診療で診させていただいている患者さんから、施設のケアマネージャさんを通してある患者さんを診てほしいと連絡がありました。

その患者さんは、3年前に上顎は総入れ歯、下顎は歯が4本ほど残存している部分入れ歯を僕が作製し装着しました。

当時も入れ歯が乗る歯茎は、痩せていて条件は決して良くなかったですが、入れ歯そのものは安定していて早い段階で終了となりました。

でも、それからリコールの葉書は出していたのですが全く音沙汰が無かったのです。

それから3年ほど経って診てみると、4本残存していた歯は歯周病が進んでおり、そのうちの1本はかなりグラついておりました。

取りあえず、この歯を何とかしてほしいという患者さんと介護士さんの希望もあって、暫間固定をしました。

取りあえずは隣在歯と固定したため動揺は無くなりましたが、この歯は入れ歯のクラスプ(金属のバネ)が係っている歯であるので、恐らくは長くは持たないであろうという旨を話しました。

介護士さんから、「この固定が取れたら、この歯はどうなりますか?」と訪ねられたので、僕は「本来は抜歯して、今の入れ歯に歯を足す作業をした方が良いですね。」と言う旨を伝えました。

介護士さんは、「今は患者さんの体調は良くなく、抜歯はちょっと待っていただきたいです。」と仰いました。

僕は「では、今は極力、現状を維持できるように歯茎のお掃除とこの暫間固定を継続管理していきましょう。」と伝えたところ、納得していただけました。

このように、訪問診療に行って処置を行う場合、健常者と比べて全身状態が良い状態の人は少ないです。

よって、歯を抜くのもかなり気を遣いますし、リスクもあります。

今、言っても致し方ないことですが、3年前の状態が維持できればこのようなことにはならずに済んだのになあ。。。と言う思いが巡ります。

歯が維持できるかどうかは、全身状態にも影響されることもありますが、まずはしっかりしたブラッシングと定期健診だと思います。

これは、要介護者だとしても、その方を介護してくれる介護者の協力次第で何とかなるものと僕は思います。

実際は、なかなか施設の介護者が多くの要介護者を抱えた上で、お口の清掃をしっかりやるのは難しいことかもしれません。

でも、もし、そうだとしてももっと早い段階で、健診をさせていただけたら、この短期間でこうはならなかったのでは無いかという思いはあります。

今、僕らができることは、この歯がダメになってしまっても残りの3本はしっかり保存していきたいと思います。

そのためにも、今後は定期健診にはしっかり罹ってもらえるよう施設の人にお願いしてみようと思います。

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訪問診療の詳しい案内
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部分入れ歯の人は定期健診で、歯を保存していきましょう。

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 入れ歯診療は自分の中でも大好きな治療です。

入れ歯製作をお願いされると、心の中で「よし。」と思えます。

自分でも呆れてしまうほど、入れ歯診療が大好きです。

それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(かといって、自由診療の方がやっぱりうれしいですね。。。)。

好きな入れ歯ができあがって、患者さんにセットするときは緊張感と期待感が入り交じります。

反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。

特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯という処置だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、もの凄く嫌なモノです。

それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。

つまり、管理が悪いと言えるのです。

その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。

でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。

それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思いますね。。。

ある意味、責任を感じますね。

当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。

あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。

定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。

これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。

実際、部分入れ歯の方で、しっかりメンテナンスに来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。

是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。

そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。

今、お使いになっている入れ歯を作り替えなくても良いように、定期健診と歯のクリーニングをせめて3ヶ月に1回はされることをお勧めいたします。

一緒に頑張っていきましょう。