2019年1月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

歯の欠損の放置で顎が痛いことはありませんか?

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯は、なかなか思うようにならないという人は少なくはないですね。

中には、以前の健康なときの状態に比べて、咬めないとか、発音しにくいとか、違和感があるという声を聞くことがあります。

大変言いにくいことではありますが、元の健康な状態の歯にすることはできません。

もし、それが可能ならば、小さい虫歯でも歯を抜いて入れ歯にした方がいいことになりますものね。

そんな、夢のようなことは現在の医療では不可能です。

僕達が、新しい入れ歯を作る意味も、比較対照は健康の歯ではないですからね。

それと比較されたら、絶対に良いものにはなり得ませんから。。。

ただ、親知らず以外の歯で欠損の状態をそのままにしていて良いことはありませんもの。。。

1本でも歯の欠損があると、噛み合わせのバランスを崩し、欠損したその部位に向かって周囲の歯は傾いたり、あるいは相方の歯は延びてきます(これを挺出といいます。)。

また、そのせいで顎関節に支障をきたし、顎関節症様症状が出る人もいますから。

先日も、歯の欠損を何本か抱えた上で、顎関節症を発症した人を診ました。

その人は、口を開けることがほぼできなくて、右側の顎関節部に以前からカクカクという音があったそうです。

あるときから、その音はなくなっていたのですが、口は人差し指が入るかどうかの開口量となり、首から肩にかけての筋痛もあるようでした。

その状態で、できるだけの開口をさせると右の顎関節は完全にロックしているため、顎の中心は右に変位するようでした。

顎関節部に指を当てて診査すると、クリック音は触知しないので関節円板は完全に外れてしまい、右の顎関節円盤は非復位型のものとなっているようです。

その方には、まず、生活指導の注意点と開口練習、そして、鎮痛剤を服用してもらいます。

1週間後の様子を見て、バイトプレーン(マウスピース)の製作に踏み切るかどうか判断することになりました。

そして、顎関節症の症状が落ち着いたら、その欠損部の補綴処置もした方がいい旨を説明しました。

本人もその欠損部のことを知っていながら、「あ~、甘く見てたわ~。こんな思いをするのなら、早めにブリッジを入れてもらえば良かったわ。」と仰っていました。

顎関節症は、咬合の因子だけではないとよく言われますが、咬合の不調和が全くないということも少ないです。

このように、欠損部を放っておいて顎関節症になるケースはたくさん見てきましたからね。

できるだけ、そのようなことがないように、もし、歯の欠損があって、顎に変な音がするというような、心当たりがある人は早めにかかりつけの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。

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部分入れ歯のバネが掛かる歯は、より丁寧に磨きましょう。

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 部分入れ歯の場合、欠損している所のすぐ前か後ろの歯に入れ歯の金属のバネをかける設計が一般的かと思います。

この歯は部分入れ歯の維持安定のためにも非常に重要です。

しかしながら、歯周病で抜歯になった方の部分入れ歯を製作する際に、このバネをかける歯も全く問題ないと言えるような健康である可能性はかなり低いことが多いです。

多少、歯周病を抱えている方がほとんどですね。

言うならば抜くほどは悪くないけど、健康ではないという状況です。

この場合、多少リスクを侵してでも入れ歯を製作しますが、その際には患者さんの協力は絶対的に必要不可欠です。

まず、バネがかかることによってプラークが残存、停留しやすくなります。

そのため、バネのかかった歯のブラッシングはかなり丁寧にやっていただきたいです。

また、バネがかかるがゆえに入れ歯の側方力が、その歯にかかるために揺さぶられる可能性があります。

増悪する可能性もあるので、歯周病の治療も並行してやらなければならないかもしれません。

実際、長い目で見るとこのバネのかかっている歯が抜歯になるケースは多いですからね。。。

もし、この歯がなくなると、入れ歯の維持は悪くなります。

そうなると、これに変わる維持力を求めるためには歯茎などの粘膜に変わります。

そのため、入れ歯が大きくなる可能性が高いのですね。

入れ歯が大きくなると、正直、慣れるのは大変ですし、違和感も大きいかもしれません。

できるだけ、それ以上大きな入れ歯にしないためにも、バネのかかっている歯は大切にされた方が良いかと思います。

そのためにも日常のホームケアと、歯科医院での定期健診を受けましょうね。
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訪問診療も行ってます。

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 訪問診療を当院は積極的に行っております。

主に火曜日や木曜日になりますが、多いときは一日に2~3件行くこともあります。

当院における訪問診療のための設備も最近は、充実してきました。

もし、レントゲンが必要なことがあった場合もポータブルレントゲン撮影機により、撮影することができます。

入れ歯の製作はもちろん、虫歯の処置や歯のクリーニングも行っていますよ。

要介護状態の場合、歯科医院に行きたくても体の自由がきかないため、外来に来ることができませんよね。。。

先日も、歯がほぼ全て残存している方の歯のクリーニングのみをしてきました。

この方は3ヶ月ごとの歯のクリーニングをしてほしいという希望があるため、定期的に行っています。

足腰が弱く88歳と高齢ですが、日頃の手入れの良さと定期健診が効いているようで、虫歯はなく顔も若々しいです。

食べられないものもないと言っていましたよ。

また、90歳代の方で、自宅にいる方ですが、その方は上下顎とも全て歯が欠損していて、総入れ歯が入っていますが、何度か入れ歯を割っていますので新しい入れ歯製作を希望されています。

口腔内を見てみると、欠損部位の骨はかなり吸収しているようで、入れ歯が乗るスペースはほとんど無いようです。

年齢も90歳代で、むせやすく恐らく困難極まりないような状態かと思いますが、良いものを提供できるように、最大限努力しようと思います。

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今年の新たな目標は。。。

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 今年になって、もうすぐ一月が過ぎようとしていますね。。。

今年立てた医院の目標としては、

1.入れ歯診療をより充実させる。
2.予防歯科に重点を置く。
3.歯並びの良くない人に、歯科矯正診療を積極的に勧めるということです。

1と2はいつも言っていることではありますが、3にも、今年は重点を置いていこうと思います。

当院では、医院の立地場所から子供の診療はそれほど多くなく、主に会社員や高齢者の方が多いです。

高齢者への、入れ歯診療そのものは、大好きでやり甲斐を感じているところではありますが、若い世代での歯周病や虫歯による抜歯はあまりやりたくないものです。

そのため、予防にも力を入れようと思って、POICウオーターの導入や歯科衛生士による歯科衛生実地指導を一生懸命に行っていましたが、それをしても、まだ満足いくような結果ではないです。

そのような方の口腔内を見てみると、やはりまだ、プラークが落ち切らないと思える人が多いのですね。

歯磨きは1日3回、毎食後しているのに、歯垢がかなりついている。。。

大抵その方は、やり方が悪いのだと思う所もあり、いろいろ指導をするのですが、本人の努力だけではどうにもならない点が一つあります。。。

それは、「歯並び」なんですね。

歯並びが悪く、歯が入り組んで生えているような人は、かなり歯磨きが難しく歯ブラシや歯間ブラシが届かない人も多くいます。

そのためか、そのような部位にかなりの歯垢や歯石が沈着しているのですね。

そのままにしていれば、まず間違いなく虫歯や歯周病になってしまいます。。。

挙句の果てには抜歯となります。

今、すべての永久歯がきちんとあって、歯並びを気にされているのならば、是非、歯科矯正を考えられたら良いと思います。

歯科矯正は、子供の時にやるものだと思っている人が多いですが、そんなことはありませんよ。

成人になってからでもできます。

当院では、院長の僕も月に一回、泊まり込みで東京に行き、歯科矯正を学んでいますし、講師に症例相談をしていただいています。

また当院に、月に1~2回矯正専門の女性の先生(長谷川先生)に来てもらっています。

もし、歯並びを気にされているのであれば、顔の審美性のみならず、歯や歯茎のことも含めて考えていただけたらと思います。

もし気になる方は、ご相談させていただけたら幸いです。

入れ歯は完成までに時間と回数がかかるものです。

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 当院の入れ歯製作は、即時入れ歯以外に関しては時間がかかります(即時入れ歯はおおむね2回ほどですが、仮り入れ歯のようなものです。)。

総入れ歯の場合、週に一回のペースで来られたとしても、5~6回は製作過程の中で必要となるため1月半はかかります。

入れ歯は型を取って、はい出来上がりということはないです。

というのは、型は概形印象と精密印象が必要ですし、総入れ歯のような自分の歯で咬みあう歯がない場合、入れ歯の噛み合わせの高さや、前後左右的にどこで咬んでいいのか決めるのが大変です。

また、仮合わせをして入れ歯に対してのイメージも持たせなくてはなりませんからね。。。

そうなるとやはり5,6回はかかると思うのです。

東京には一日で入れ歯を完成させてしまうような医院もあります。

そこは、よほど設備や人員が揃っているのでしょうね。

もちろん保険診療では、そこまで労力はかけられないでしょうから自由診療になると思いますしね。。。

当院では、そこまでの設備や人員は揃えられませんが、頑張って入れ歯製作を行っています。

患者さんの急ぎたい気持ちには、極力、沿って行きたいとは思いますが、その辺りは上記のような理由があるため、ご理解もいただきたく思います。

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入れ歯に慣れることも必要です。

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 患者さんの中には、なかなか入れ歯が慣れないと言う人がいます。

入れ歯を入れて、すぐに自分のものとして、機能しないというのは往々にしてあります。

特に初めて、入れ歯を入れるという人は、それを使いこなすのには時間がかかるものです。

よく初めて入れた入れ歯が咬めないといって、すぐに諦めてしまう人が実際にはいます。

確かに痛いのを無理して、入れ歯を入れて食事をしろとは言いませんが、ものを食べるときに痛みがあっても、お話しするときには痛くないことが多いものです。

それならばなれる意味を込めて、食事以外では入れ歯を入れてほしいなと思います。

新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中にいれただけではしっかりと機能することは難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することは必要です。

入れ歯をいれている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあれば、入れ歯もうまく使いこなせるようになると思いますよ。

入れ歯は他の被せ物、根っこの治療、虫歯の治療と違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりですからね。。。

初めての義歯は多分、部分入れ歯でしょうから、話したり食べたりする時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。

入れ歯を慣らす練習方法としては、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をするようにしましょう。

摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、食べるときにはゆっくりと時間をかけて咬むことが大切です。

食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。

くれぐれも、最初から固いものを食べようとしたり、早食いをすることは止めましょうね。

数回、歯科医院で調整した後、徐々に歯ごたえのあるものにも挑戦してみましょう。

発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。

そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケで歌を歌うことも有効ですね。

また、入れ歯の形態を微調整することで修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いかと思います。

ここで言いたいのは、入れ歯に慣れるためには、ある意味、努力が必要です。

でも、諦めなければ必ず良いものになっていきますから、一緒に頑張りましょう。

僕達も時間をかけて、とことん付き合いますから。。。

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遠方から来られている、ある患者さん。。。

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 昨年の冬に当院である男性が、上下顎の総入れ歯を製作いたしました。

その方は非常に満足していただけたようで、「先生、私の妻も診てほしい。かなり具合の悪い歯があるようなんだ。多分入れ歯になるな~。」と言ってました。

僕は軽い気持ちで、「そうなんですね。僕で良ければ良いですよ。やりますよ。」と、その方に伝えました。

翌週、その方の奥さんが当院に来られ口腔内を診てみると、その時点で上顎の両側臼歯は欠損しておりました。

残存歯も歯周病の状態が悪く、大きな虫歯で根の治療をやらなければならない歯も何本かあります。そして、ブリッジも破損していたり、不適な被せものもあります。

治療計画を立てていくと、歯周病により抜歯しなければならないものが下顎前歯をと臼歯の残痕を含めて6本、根の治療を併行してやっていき、前歯が絡む抜歯なので残存歯も多くはないために早めに部分入れ歯を作り、咬合の回復も図りつつ不適なブリッジを再製した後は、もう一度、部分入れ歯を作らなければならない旨を説明しました。

とにかく、やらなければならない処置は多くあるため、時間がかかる旨を説明しました。

その方の返事は、「先生の一番良いと思われる治療をお願いします。頑張って通います。」と言ってくれました。

でも、その時に思い出したのですが、以前、この方の旦那さんが「五月の連休明けには、故郷である秋田県の本荘市に妻と帰って、楽しく暮らすんだ~。」と言っていたことを。。。

この時点では、まだ4月前だったので僕は「そう言えば、以前、旦那さんが5月の連休明けには秋田県に帰って、向こうで暮らすと言っていましたが通うのは難しいですよね。。。もし、良かったら知り合いの先生を紹介いたしますが。」と伝えました。

その方は、「いえいえ、大丈夫です。夫もここの先生にしっかり治してもらいなさいと言ってましたし。暖かくなったので、雪は心配ないし。毎週は来れないかもしれないけど頑張ります。」と言っていただきました。

この言葉を聞いたときに、無理はしないでほしいという気持ちと、僕を信頼していただけて嬉しいという気持ちが入り交じりましたよ。。。

そして昨日、その連休明けの予約があり、その時間にその人はやってきました。

僕やスタッフは「秋田からお疲れ様です。大丈夫ですか?」と訪ねたところ、「うん、連休中に引っ越ししましてね。今日は主人の車で4時間かけて来ましたよ。今日は泊まりなので全然大丈夫です。」と仰っていましたよ。

本当に頭が下がる思いです。

その方の年齢も60代後半ですし、僕としてはそこまで当院を信頼してくれてありがたかったです。

その方の、最終入れ歯が先日、装着されました。

上顎はノンクラスプ入れ歯で、下顎は動揺歯の存在から考えて保険の部分入れ歯を装着しました。

次回、その入れ歯の調整に入りますが、問題ないことを祈っていますよ。

もし、それで問題がなく、メンテナンスに移行できれば患者さんの負担も少なくなり、いいなと思います。

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自分の歯が一番大切ですね。

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 入れ歯を入れて、最初は調子がいまいち悪く、違和感が強いという人は少なくはないです。

確かに、入れ歯は自分の歯ではないわけですから、慣れるまではリハビリが必要です。

部分入れ歯は、残存歯にバネをひっかけて維持・安定を図りますし、総入れ歯に近くなれば床といわれるピンク色のプラスチックの面積は大きくなりますから、違和感そのものは大きくなりやすいです。

総入れ歯になってしまえば、入れ歯の維持安定というのは粘膜に頼るしかないものです。

そのため、歯茎に入れ歯が乗っかっているだけの人というのも、いるのですね。

取り外し自由なため、ブリッジのようなセメント固定されているようなものと違い、その維持力は強いわけでもないです。

そう思うと、これに慣れるまでのリハビリは本当に長くなりますし、一生懸命に最大限の努力をしても、なかなか満足いただけない人もいなくはないです。

多くの人は、それならば、インプラントはどうかとよく言いますが、それでも自分の歯には遠く及ばないです。

それを行うことによって、骨にインプラント体を植え込む手術が必要ですし、その後のメンテナンスもシビアにやらないと、それこそ重篤になりやすいです。

インプラントの撤去された歯茎は、それこそ難しい条件のものとなり、入れ歯でもかなり困難になりますからね。

ここで言いたいのは、欠損そのものは何かしらの人工物に頼るしか方法がないわけですが、歯がしっかりある方は本当に自分の歯を大切に思ってください。

神様が与えてくれた歯に勝るものは、人には作れませんからね。。。

歯科衛生士の、やり甲斐や生き甲斐を本気で考えます。

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 今日は日常の臨床とは違う内容ですが、お許しください。

当院は開業して、8年目になります。

その間に、雇ったスタッフは9人いますが、その内2人は当院を離職してしまいました。

その2人は歯科衛生短大の同級生同士で、卒業と同時に当院に勤務し、1人は昨年の3月いっぱいで辞職し東京に行きました。

彼女は東京のある歯科医院で、歯科衛生士として働いています。

もう1人は、先月の20日で退職しました。

当院に来て3年と3年9か月ですかね、短い期間でしたが、2人とも性格も人当りも良く、いい衛生士になると期待していましたが本当に残念な気持ちでいっぱいです。

特に先月、退職した人はその資質は十分あると思っています。

明るさも、人間性も素晴らしいものを持っていました。

当院としても大切な存在でありましたが、体調が悪くなってしまったこともあり、それ以上は何も言えませんでした。

 歯科医院は、基本的に女性の職場です。

男は歯科医師である、僕のみです(月・土はアルバイトの男性の先生が来てくれてますが。。。)

常に女性スタッフが医院の受付や診療介助、歯科衛生業務、掃除、洗濯、消毒などもしてくれるわけです。

僕は、診療のみに没頭していればいいのです。

元々、入れ歯やマウスピースに力を入れていたので、患者さんに対してこうしてあげたいという治療目標や医院の将来を考えた夢があります。

そして、それに対して患者さんが喜んでくれることで、僕のモチベーションは上がります。

それがいわば、僕のやり甲斐になっているのですが彼女達のやり甲斐や生き甲斐みたいなものは恐らく違うのですね。

というのも、歯科衛生士達はあくまで歯科衛生業務が本来メインの仕事なのです。

歯を削ったり、歯を抜いたり、歯内治療することや入れ歯製作することは法的にもできないのです。

いわば口腔衛生指導といわれるブラッシング指導や、それを患者さんの意識に定着させ、モチベーションを高めること、そして歯石除去や歯のクリーニングが主な仕事になるのですが、それを教える術を僕は基本的にあまり持っていないのかもしれませんね。

特に補綴を一生懸命にやっている先生は、そのような傾向が強いようです(僕の先輩も同じようなことを言ってました。)。

もともと、僕は補綴(入れ歯やブリッジ、クラウン)を一生懸命にやってきて、歯の衛生指導に興味を覚えたのは、実は最近のことなのですね。

歯を抜くことになったら、入れ歯で何とかしてやるという気持ちをどこかに持っていたのかもしれませんね。。。

本当は神様が与えてくれた、自分の歯が一番いいのに。。。

本当に大変おこがましいですよね。。。

でも、大学病院で補綴科という所で、診療をしていた際はそれこそ、補綴しかやらない状態なのです。

歯を抜かないで済みそうな人は保存科、歯を抜いたほうがいい人は口腔外科、歯周病で悩まれる方は歯周治療科、レントゲン診査が必要な方は放射線科という感じで初診室から振り分けられてくるので、補綴科に来る人は、もうすでに歯が欠損しており、ブリッジや入れ歯を入れてほしいという方なので、特に口腔内がそれほどきれいでなくても、良い入れ歯を入れていこうとするだけでした。

でも、大学を離れて開業医で勤務医をしていた際に、入れ歯診療をやるだけということはなく、保存治療の一つである歯内治療やコンポジットレジンの充填、口腔外科でやる抜歯、歯周治療で行うスケーリングなどを学びました。

でも、その時もあまり、予防という概念はほとんど持ち合わせてなく、虫歯や歯周病の人に対して「ご飯食べたら、ちゃんと磨いてね。」というだけで終わっていましたね。。。

開業してからも、入れ歯をやれることがただ嬉しくて、予防ということには開業してから3年ほどは特別意識してなかったかもしれません。

でも、数年してから部分入れ歯のバネが掛かっていたところに歯周病の進行や、虫歯ができていたりして抜歯になり、入れ歯を再製作しなければならないことが多くなってきました。

これは、入れ歯の良し悪しよりも、日常の口腔衛生状態が悪くてなったためにできてしまうのですね。

そうして、歯を抜くとまた、入れ歯を再製作。

そしてまた、数か月ほど経つと他の歯を抜歯して、また、再製作という悪循環が出てきたのです。

自分の作った入れ歯を、また短い期間で作り直すというのはあまりにも面白くないものです。

これは普通の歯科医師であれば、誰もが思うことであります。

せっかく、患者さんが入れ歯を喜んでくれて良かったと思っていたのに、それから数か月で再製作ということも、しょっちゅうありました。

そのため、僕はここで初めて予防に力を入れようということで、当時2人のベテラン歯科衛生士の他に新人歯科衛生士の2人を雇ってきたのです。

その2人が辞めたというのは、恐らく僕に責任があるのでしょうね。。。

つまり、彼女たちにその口腔衛生指導を任せっきりで、僕が彼女たちに新しい技術や考え方を教えることができなかった。

一応、僕なりにも努力して外部講師を招いて、当院で講義や実習をしてもらったりもしましたが、新しい知識は日進月歩です。

常にアンテナを張り巡らせて、新しい知識を導入し、彼女たちにアドバイスできるようにならなければいけないと思います。

今現在、開院してすぐに来てくれたベテラン歯科衛生士の他に、卒後2年目と卒後1年目の歯科衛生士がいます。

そして新たに2月から、卒後2年目の歯科衛生士の友達で同じく、歯科衛生士2年目の歯科衛生士がこのりんご歯科ファミリーとして来てくれます。

今いる衛生士達は本当に真面目で、自分からの講習会参加を希望してくるような人たちです。

その人達の生き甲斐、やり甲斐を高め、人間としても歯科衛生士としても成長しているんだという実感を持たせられるように努力していきますよ。

そのために、僕自身が予防に関してもっと勉強し、どうしても自分でできないことは外部講師の力を積極的に借り、症例検討会の再開や他院の見学もしていく予定です。

今まで、彼女達に居心地の良さを提供することだけに焦点を当てすぎていたかもしれません。

給料面や労働時間、労働内容、福利厚生などの細かい問題などもあるでしょう。

でも、他院と比べても当院はそんなに条件は悪くないものと思います。

良いスタッフがいるところに、良い患者さんは集まると、僕の師匠は言ってました。

当院に今、いる歯科衛生士、歯科助手、そして新たにやってくる歯科衛生士が本当に生き甲斐を見つけてくれるように最大限努力したいです。

モチベーションの温度差は一人一人ありますし、スタッフ全員の気持ちを100%理解することは、困難極まりないですが、やってみます。

即時入れ歯で、歯のない時期を回避することもあります。

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 歯を抜かなければならないほど、虫歯や歯周病がひどくなり、歯科医院で抜歯をされたことがある人は多いと思います。

そこまで悪くしてしまったという意識はある意味、多くの患者さんはお持ちのケースが多いです。

患者さん自身でも、恐らくこれは抜かなければならないのだろうなという意識はあるのだけれども、その後、歯がないままでは仕事や生活に支障が出るのが怖くて、歯科医院に行けないという人を過去にもたくさん見てきましたよ。

確かに通常は、悪い歯を抜いて、その傷が治ってから新しい入れ歯を作るのがセオリーです。

しかしながら、歯を失ったままでは仕事や生活に支障があるのは困りますよね。。。

そのような方には、即時入れ歯を製作することがあります。

これは、歯を抜く前に型と咬み合わせを取らせていただき、あらかじめ抜く予定のところに入るように入れ歯を先に作ってしまいます。

そして、次回入れ歯ができた状態で、抜くべき歯を抜いてセットするという手法です。

これであれば、歯がなくなったことを人に知られることはないですね。

しかしながら、あくまで即席で作るものなのでそれほど良いものではないですし、歯茎は抜歯をすることによって変化・吸収してきます。

そうなると、入れ歯の適合そのものが合わなくなるため、傷が治ったらしっかりとした入れ歯を作ることをお勧めいたします。

当院では、この即時入れ歯は仮り入れ歯としてとらえています。

保険の入れ歯であれば、保険のルールにより半年経たないと作れません。

ここにも多少問題があって、歯を抜いてから歯茎が落ち着くのは、長くても2月ほどだと思うので、もし、早めに良い入れ歯を入れたいと思われるのならば自由診療の入れ歯を考えてもいいのではないでしょうか。

僕は、そう思いますが。。。

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