2018年10月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

訪問診療を積極的に進めたいです。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

当院では訪問診療にも積極的に行っています。

そのための設備も充実してきました。

ポータブルのレントゲン装置や、ポータブルの超音波スケーラーやクリーニングのための装置も配備してあります。

当院では、主に火曜日の日中に要介護者のお家や介護施設に伺い、訪問診療を行っていますが、先日も入れ歯製作のために介護保険施設に伺って、総入れ歯製作のための精密印象を行ってきました。
その方は、重度の虫歯で下顎の前歯の抜歯を行った後、お使いの入れ歯に増歯と言って歯を足す作業を行わせていただき、一応は入れ歯を使えるようにさせていただき、傷の安定を待って上下顎の総入れ歯の製作を行っています。

どうしても入れ歯製作は、通常に考えて5回ぐらいは回数がかかってしまいますが、この抜歯した部位が完治しないと、なかなか精密印象にはこじつけられないため、少々時間がかかってしまっていますが。。。

でも、今月から火曜日の日中はほぼ訪問診療の時間を取るための院内のシステムを改変したので、予定より早くは、入れ歯をセットできそうです。

僕は、大学病院に勤務していた頃から在宅往診チームにも所属させていただき、訪問診療に励んできました。

その際に、要介護者を抱える介護者のお悩みや不満なども聞く機会が多数ありました。

実際に要介護者を抱えるお家の方は、まずどこに依頼して良いのかが解りませんよね。

どこの歯科医院でも訪問診療をやっているわけではありませんし。。。

また、要介護者は全身疾患も抱えていることが多いはずですからね。

多くの歯科医院が尻込みしてしまうのは、ある意味仕方が無いことでもありますからね。。。

そのための、設備を整えるのもコストがかなりかかりますからね。

でも、在宅往診チームに入れ歯専門の歯科医師として、配属されていたときにその様相を見ていて、開業してからも僕は訪問診療を手がけて行きたいという気持ちを強く持っていました。

今現在、ある程度、そのための準備ができたと思っています。

今までは、外来のための予約が調整がきかなかったため、時間の確保に苦慮していましたが、工夫して火曜日は、往診に集中できるようにしましたよ。

もし、要介護者を抱えていて、歯の痛みや入れ歯などにお困りごとがあったら、当院にご相談していただけたら幸いに思います。
当院から、直線距離にして16キロメートル以内なら、保険内での訪問診療が可能であります。

その条件が合えば、要介護者のお家や介護保険施設に伺って、診療いたします。

当院では主に火曜日の日中にお伺いできます(日が合えば、他の曜日に伺うことも、もちろんできますよ。)。


訪問診療の詳しい案内
当院での精密入れ歯治療の案内は

入れ歯は、健康な歯には勝てませんね。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯を入れて、自分の笑顔に自信を持ってくれる人は少なくはないです。

特に総入れ歯であれば、歯並びや、歯の色などの審美的要素を与えることは可能ですね。

ある意味、究極の審美治療になるのかもしれません。

でも、そのために健康な歯を抜いてくれと過去に言われたことが何回かありますが、そんな乱暴なことは歯科医師としてできません。

それは、入れ歯になるとその後の問題はもの凄く大きいですからね。。。

健康な歯のように、何でも食べられるということはありません。

基本的に良いとされる入れ歯でも、咀嚼能力も健康なときの状態に比較して、25%以下になりますからね。

だから、健康な歯が多くあるというのは本当に大切なことなのですよ。

簡単に考えない方が絶対にいいですからね。

もし、重度の歯周病や虫歯により不幸にして抜歯して欠損があり、そこを何とか咬めるようにするというのであれば、初めて入れ歯の必要性が出てきますよね。。。

その場合は、歯を再生させるということは現代の歯科医学ではできませんもの。

親知らず以外で、歯の欠損部ができてしまった以上は、何かしらの補綴物で補うしかないですから。

その場合は神様が作った健康な歯には到底及びませんが、全力を尽くして入れ歯を作って行きますよ。

そして、もし、保存が可能な歯があるのなら、それ以上悪くならないように一緒に努力していきましょう。

そのための定期健診は、面倒に思うかもしれませんが、本当に大切ですよ。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

部分入れ歯セット後の、残存歯を守りたいです。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯診療は自分としては、大好きな診療であります。

初診の患者さんが来て、入れ歯製作をお願いされると、心の中で嬉しく思えます。

入れ歯が、どんだけ好きなんだろうと、思ってしまいますよ。。。

それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(といっても、自由診療の方がやっぱりうれしいですね。。。)。

好きな入れ歯の、診療後はおいしいビールがこれで飲めるなーと帰りの車ではいつも考えています。

反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。

特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、凄く嫌なものです。

それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。

つまり、患者さん自身の自己管理が悪いと思われることが多いのです。

その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。

歯科医院で指導をされたにも関わらず、モチベーションが上がらないからですものね。。。

でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。

それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思われますね。。。

本当に残念なことに思います。

当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。

あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。

日常のホームケアはセルフでやってもらわなければなりませんが、定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。

これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。

実際、部分入れ歯の方で、しっかり定期健診に来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。

是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。

そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。

これ以上、入れ歯を作り替えなくても良いように、一緒に頑張っていきましょう。

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即時入れ歯で早めの審美的回復を。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 以前、重度歯周病で歯が何本か抜け落ち、それを気にして他院で入れ歯を製作したものの、あまりしっくりするものでなく、そのまま放置していたようですが、さらなる歯周病の悪化により、いてもたってもいられなくなり、当院に来られた方がいました。

口腔内を見てみると、欠損も大きいですが他の残存歯の動揺も強く、下顎の大臼歯は真横に傾いていて、レントゲン検査、歯周病検査をした上で、少なく見ても5本は抜歯になるという説明をしました。

その時点でも相当、上下顎で欠損が多く上顎は前歯が2本くらい、下顎は前歯4本と小臼歯が1本くらい保存できるかどうかという感じでした。

その方も、プラプラ揺れ動く歯が抜歯になることは、薄々解っていたようですが、できるだけ早く入れ歯がほしいという希望でした。

ここで、僕は「できるだけ早く入れ歯を入れるには即時入れ歯といって型と咬み合わせを取らせてもらった後、技工操作で模型を製作し、咬合器というものに咬み合わせを再現し、抜くべき歯を模型上で切削し、そこに人工歯を配列して残存歯にバネを製作し完成まで持って行く方法があります。その方法で良ければ、今回、型を取らせていただきたいですが、咬み合わせ取りは臼歯部分が欠損していたり、残存歯も歯周病のために動揺が激しく、完全に横たわっている歯もあるので咬合床というものを製作させていただき、次回、咬み合わせを取り、その次に抜歯と入れ歯をセットという形を取りませんか?ただ、その入れ歯は抜歯してすぐに装着する入れ歯なので完全に良い入れ歯とはいえません。あくまで、仮入れ歯と考えてほしいです。抜歯した傷の部分が完全に落ち着いたら、それから本入れ歯の製作をするなりしなければなりませんが、それが、今考えられる最善の処置かと思いますが。。。」と提案させていただきました。

その方は「その即時入れ歯というのは、先生のブログを見て知っています。それでお願いいたします。でも、できるならもっと早く入れ歯がほしいのですが。。。今日、型取りと咬み合わせ取りはできませんか?」と仰いました。

僕は「もし、臼歯部でしっかり咬合が確保されれば今日一緒に型取りと咬み合わせ取りができるのですが、臼歯がこのような状態だとそれは無理ですね。時間を確保できればできないこともないケースがあるのですが、今日は他の患者さんの予約がたくさん入っていますので、1回では無理ですね。すいませんが。。。」と言いました。

その方は、遠いところから来ていることもあり、なかなか通えないという事実があるのでそう言ったと思いますが、即時入れ歯と言ってもその場ですぐにできるものではない旨を言って了承を得ました。

即時入れ歯というのは、通常の入れ歯製作よりは早く製作できますが、あくまで口腔内の状況にもよりけりです。

型取りと咬み合わせ取りは状況によっては別日にしなければならないこともあります。

この方の場合、半日ぐらいあれば可能かもしれませんが、こちらの予約状況もそこまで時間は取れませんしね。。。

でも、この方はそれをしっかり理解していただき、3回の来院で無事に抜歯をした後、即時入れ歯をセットすることができました。

今は、抜歯部位の傷の具合が回復するのを待ち、調整を行っています。

入れ歯が入ったことで、以前より、明るくなった感じがします。

僕たちとの会話も弾むようになり、よく笑顔も見られるようになってきました。

手前味噌かもしれませんが、おそらく日常の仕事や家庭でも、即時入れ歯を入れたことにより良い影響があるのが伺えられます。

そして嬉しいことに、口腔内の衛生状態にも興味を持ってくださるようになり、残存歯をこれ以上は悪くしないようにとブラッシングも頑張ってくれています。

これから、もう少ししたら本入れ歯のための製作を行っていくことになりますが、その際は、この即時入れ歯よりも遙かに良いものになれるよう、僕自身、精一杯頑張って行こうと思います。