2016/09/30
「私は虫歯になったことがないから、歯医者に行ったことがないんだよ。」時折、こういった羨ましい方の話を耳にします。虫歯がないという事はすごく幸運ですよね。
しかし、口の中にあるたくさんの菌の中には虫歯を進ませる菌、歯周病を進ませる菌など多種多様のものがあります。虫歯菌は少ないのに歯周病菌はすごく多いと思われる方もいらっしゃるのですね。(実際、人の口の中には虫歯菌か歯周病菌のどちらかが優位だったりするそうです。)実際、虫歯はないのに歯周病は重度だったりすることが臨床の現場ではよく見られます。
歯周病は静かに進んで、自覚症状がないことが多いので進行具合を見る検査をお勧めいたします。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
2016/09/29
2016/09/28
2016/09/27
2016/09/26
2016/09/24
当院は予約制を敷いています。これは、ほとんどの歯科医院が行っているシステムだと思います。これはできるだけ待ち時間を少なくし、その人の処置に必要と思われる時間を、確保するためなのですね。よって、このことは患者さんにもお伝えしているのですが、正直なかなかうまくいきません。当院は駅前で会社員の患者さんが多いため、急な仕事や会議が入ってしまったなどで、予約をキャンセルされる患者さんが毎日必ず一人はいます。仕事の重要性は、よくわかりますがそのようなことが続くと治るものも治らなくなりますよね。。。また、その時間に入りたいという他の患者さんもいたという事実を考えていただきたく思います。こちらもボランティアではなく、歯科医業を仕事として行っています。いわば生活の糧です。僕ら歯科医師は、薬を出して「はい、終わり。」という仕事ではないです。歯石を取ったり、虫歯を直したり、入れ歯を作ったりと何かしらの手がかかります。本当に簡単に考えていただきたくはないと思います。もし、どうしても急に都合がつかなくなったとしても、早めに連絡を入れるのが最低限の礼儀だと思います。
2016/09/23
2016/09/21
2016/09/20
2016/09/19
総入れ歯治療で究極に難しいと思うのは、入れ歯を支える歯茎が痩せていてフラビーガムというコンニャク様のぶよぶよの粘膜が広範囲に及ぶものです。このような症例が、年に数回はありますが、先日もそのような症例の患者さんが来られました。このようになった経緯を聞いてみると8年ほど前に総入れ歯となり、他院で入れ歯を製作したようです。その時点でもどこで咬んでいいかよくわからずに、咬んでも歯茎が痛いのに入れ歯の安定剤の上に安定剤を敷き、不安定のままこの8年間を過ごしてきたようです。そのため、噛み合わせの高さは大きく狂い、異常なまでの出っ歯状態に見えます。この入れ歯を修理して良いものに変えることは、ほぼ無理と思われます。従って、入れ歯を新製することになりますが、噛み合わせの狂いも補正していかなければならず、非常に困難が予想されます。でも、安定剤を使わなくても何とか、食べれるよう外観もしっかりと良いものに変えていくよう、やれることをやっていきたいです。
しかしながら、皆様に伝えたいのは不適の入れ歯を長期に使用することによってこのようなコンニャク様の歯茎が作られてしまいます。ですから、総入れ歯といえども定期健診での調整や指導は絶対的に必要なのですね。この方も、仕事の忙しさにかまけてしまい、こうなった事を後悔しているようでしたよ。。。