入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯では元の健康な歯と同じように噛むのは難しいです。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

歯を多く失くしたまま、それを放置し、いよいよどうにもならなくなって入れ歯を作ってほしいと来られる人がたまにいます。

このような人には必ず言うのですが、入れ歯で何でも噛めることができるようになるというのはなかなか難しい話しだと言います。

入れ歯である以上、自分の歯ではないわけですし被せ物やブリッジのように固定されているものでもないので、咀嚼能力は決して高いものではないです。

ある報告によると、健康な歯が全部揃っていた時と比べて、30%ぐらいにしかならないというものもあります。

それは、良い入れ歯であったとしてもです。

入れ歯を得意としてやっていても、入れ歯で何でも噛めるようになると過剰に期待する人には、僕は注意して必ずそう言うようにしています。

それはやっぱり、紛れもない事実ではありますから。

 

で、あるならばやはり、自分の歯が一番大切ですね。

軽度の歯周病であるならば、極力、それ以上悪くならないようにしていく努力が必要です。

つまりは、それ以上歯の欠損を作らないことが大切なことではあるわけです。

もし不幸にして、歯を失うことがあるのならば早めに対処することは大切です。

それを達成するために、歯科医院での定期健診はしっかり受けるようにしましょうね。

それが一番大切な対処法でもあることを知ってほしいです。

 

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入れ歯に慣れるために必要なこと。

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多くの歯を失ったとしても、入れ歯を作るのにものすごくためらう人がいますね。

中にはほぼ全部歯が無くなってから重い腰を上げて、ようやく作ろうと思う人もいるくらいですからね。

でも、それだと自分のものになるまで、ものすごく時間がかかるのは目に見えています。

本来はそうなる前の数本の欠損から小さい範囲で部分入れ歯を入れておくべきだったと思います。

徐々に、欠損歯が増えて入れ歯が大きくなっていくことの方が本来は筋だと思います。

その方が仮に大きな入れ歯になったとしても慣れるのは早いですよね。

多くの方がそういう流れで入れ歯を新製していくものですが、中には総入れ歯の状況に近くなって作られる人がいるのですね。

 

正直そういう方には、なかなか慣れるのは大変ですよとは製作前に伝えてはいます。

どんなに良い入れ歯でも自分の健康な歯と同じようにすぐになんでも噛めることができるようになるという方はほぼいません。

でも、だからといって入れ歯を諦めるのは絶対に良くはないです。

時間はかかるかもしれませんが、調整を繰り返していけば良いものには必ずなると思いますからね。

そこは一緒に頑張って入れ歯を良いものにしていきましょうね。

 

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金属床総入れ歯はメリットが多いですね。

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総入れ歯を自由診療で作るのならば、おそらく金属床というものになっていることが多いと思います。

この金属床というのは上顎の場合は、口蓋部分が大きく金属で覆われており、下顎は舌に接する部分が金属で覆われていることと思います。

この入れ歯のメリットは金属であるため粘膜に接する部分は熱の伝導性が非常に良いです。

また、その部位は薄くできるため、違和感は少なく発音や食物の飲み込みにも違和感が少ないものです。

総入れ歯の場合、入れ歯の維持と支持は粘膜で負担することになるので、自由診療にしろ保険診療にしろそれなりの面積が必要です。

そうしないと、入れ歯は簡単に外れてしまい良いことがありません。

ただ維持のためにその面積は変えられないにしても、入れ歯の厚みを変えることによって患者さんの違和感は相当改善できるのは施術していてよく感じます。

特に発音がしにくいと感じている人には効果があると経験的に思います。

一言で金属床と言っても金属にも種類が何種類かあり、当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムの3種類を提供できます。

もし、今まで保険の総入れ歯を入れていてそのような所にお悩みがあったりするならば、作り替える際には一度説明を聞いて判断していただけたらと思います。

入れ歯は毎日の生活の中で使用していかなければいけないものです。

丈夫で長持ちできるようなものという意味でも、この金属床入れ歯はお勧めです。

 

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製作時の入れ歯の仮合わせとは。

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当院では入れ歯製作の際、完成前に必ず試適という仮合わせの時間を取ります。

これは保険診療、自由診療を問わず必ず行うようにしています(即時入れ歯の場合は急を要するため、やらないですが。)。

これを行うことによって、患者さんもどのような歯がそのような色や歯軸で歯が並んでくるのか解りますし、完成時のイメージが患者さんも施術者も解りやすいですからね。

そういった意味では、この仮合わせは絶対にやった方がいいものです。

また、部分入れ歯の場合はクラスプという金属のバネの適合や見え方も解ります。

そして、必ず患者さんに見てもらっているのは、笑った時の歯の見え方ですね。

笑った時に自然に歯が見えるのが良いのですが、歯肉部分が強く見えすぎたり、歯が見えなさすぎたりすると見栄え的にも良くありませんからね。

このようなところを、患者さんの意見を聞きながら修正が必要であれば、修正をしたうえでもう一度、再試適をします。

できるだけ患者さんが良いと思ったものを提供したいですからね。。。

でも、あまりにも歯科医学的に無理なようであれば、それは無理だと言うこともありますが。

その旨を含めて、しっかり患者さんに説明をしていきたいと思います。

 

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少数歯欠損に適した入れ歯とは。。。

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先日、歯が抜けそうで困っているので何とかしてほしいという、まだ若い40代の男性の患者さんが当院に来られました。

その患者さんは、右下奥歯に第二小臼歯と第二大臼歯が支えとなって第一大臼歯が欠損のブリッジが入っていました。

診てみると、そのブリッジはかなりプラプラしていて、今にも取れそうな状態でした。

レントゲンを撮ってみると、どうやら第二小臼歯の方は骨の支持があり保存が可能なようですが、第二大臼歯の方は歯根破折しており、保存は無理と判断しました。

その方に、その旨をレントゲンを見せて説明したところ、「もう抜かなければいけないのは解っているのだけれども、その後の処置が心配なのです。その後はどうなるのですか?」と尋ねてきました。

僕は、「抜歯後の右下の欠損部は入れ歯が適応だと思います。インプラントはちょっと向かないかと思います。骨量もほとんどありませんからね。。。保険の入れ歯だと金属のバネを残存歯にかけて、維持を図るものになりますが一か所だけでは不安定なので左側の小臼歯部にもバネを掛けて舌側部分に金属のバーを這わせるものが良いと思います。それが保険内でできる入れ歯での一番いい対応だと思います。」と模型を見せて説明しました。

それを見て、患者さんは「こんなに大きいんですか?これでご飯を食べられるようになりますか?」と困惑気味でした。

そこで僕は、「確かに大きいですよね。でも、保険内の義歯設計であれば、これが一番いいと思います。でも、もし、自由診療で良いというのならば、ノンクラスプ入れ歯といって金属のバネを使わずに第一小臼歯と第二小臼歯の歯肉、歯間部に軟らかい特殊なプラスチックを這わせて、もっと小さい入れ歯を作るのも可能ですし、違和感も少ないかもしれません。」と説明しました。

その患者さんは、すぐに「うん。これが良い。目立たなくてきれいだね。これでお願いいたします。」と仰いました。

このノンクラスプ入れ歯は保険診療ではできませんが、部位によっては小さい範囲でいわゆる片側処理の入れ歯でも維持に問題なく使用が可能と僕は思っています。

ですから、このようなケースの場合は、非常に向いていると思う旨をその患者さんに伝えました。

(注意しなければいけないのは中等度以上の歯周病を抱えていて、残存歯の動揺が大きい人には向いていないかもしれませんが。。。)

今後、その製作に4~5回ほどの来院が必要になるかとは思いますが、頑張っていきたいと思います。

(写真は説明用のノンクラスプ入れ歯です。この患者さんのものとは違うものです。)

 

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入れ歯が思うようにならなくても諦めないでほしいです。

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入れ歯が自分の思うようにならない人は少なくないです。

特にいきなり大きな欠損に対して、大きい入れ歯が入る場合は慣れるのに相当時間がかかります。

中には入れ歯を入れることを諦めてしまう人もいます。

本来はそうなる前に少しずつ歯がなくなったはずかと思います。

いきなり大きな総入れ歯が入るという人は少ないはずですからね。

 

通常は小さい入れ歯から入って、最終的に大きな欠損ができた場合は、既存の入れ歯を修理したりして使うようになったはずなので大きな入れ歯にも対応しやすいということはあると思います。

だからこそ、1、2本の欠損があっても入れ歯を作るのは面倒だからとそのまま放置している人がいますが、それは絶対に良くないです。

もちろん入れ歯になることを前提として言っているわけではありません。

ならない方がいいのですが、放っておけばもっと大きい欠損になりますから要注意です。

是非、歯の欠損をそれ以上大きくしないためにも、歯科医院で相談しケアをしてもらうようにしましょう。

 

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入れ歯を自分で削るのは止めましょうね。

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入れ歯が痛いからと言って、入れ歯安定剤に頼る人がいますが、あまりお勧めではないです。

あくまで、応急処置として使用するのは致し方ないことかと考えますが、そのままで良いことは決してないですね。

もし、入れ歯の痛みを感じているのならば、先ずは歯科医院で調整してもらうようにしましょう。

そのままにしていると、粘膜に傷を作り褥瘡性潰瘍と言われるものができることがあります。

これは、粘膜に強く当たる部分を除去してあげれば治ることが多いです。

また咬合が絡む場合は、咬合調整が必要です。

この辺りは歯科医院でないとわからないため、決して自分でやることはしないようにしましょうね。

褥瘡性潰瘍を放置していると、そこが癌化することもあるらしいですから注意していきましょうね。

自己判断で間違った処置を行っていると、入れ歯が使えなくなったりすることも多々経験しています。

決して自分で削ったりすることは止めましょうね。

 

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入れ歯を機能させるために一緒に頑張りましょう。

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入れ歯はなかなか自分の思うように機能しないものです。

入れ歯を機能させるにはそれなりの時間と練習を必要とします。

どんなに良いと思われる入れ歯でも、自分の歯とは全然違いますからね。

結局は他人が作った歯ですし、咬み合わせですから。

神様が与えてくれた天然の歯のようにはなりえませんね。

でも、欠損部位が大きくなれば、基本的には入れ歯で対応するのが良いとは思います。

その欠損部位にブリッジが可能ならば、僕らは基本的にはブリッジの方をお勧めします(残存歯の歯周病の状態にもよりますが。。。)

やはり、固定性のブリッジの方が可撤性の入れ歯に比べ違和感は少ないですし、実際よく噛めますからね。

そのような理由から、あまり入れ歯の処置を積極的には勧めないものです。

しかしながら、その欠損範囲がブリッジ可能な範囲を超えていたりした場合はどうしても入れ歯がファーストチョイスになりますね。

この入れ歯は初めて入れる方は特につらく感じますね。

違和感がかなり大きいですから。。。

でも、諦めないで調整をして、慣れてもらうよう使用していただければ良いものになっていくと思います。

実際そういう人が多いものです。

一緒に頑張りましょう。

 

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入れ歯の咬み合わせを決定するのによく使われる咬合床とは。

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入れ歯のための型を取った後に必要になることが多いのは、咬合床というものです。

これは必ずしも必要という訳ではないですが、上下顎の臼歯の接触ががない場合や、前歯のみで噛み合わせの高さが維持されていて、それが低いようなケースの場合はこの咬合床を使用して咬み合わせの高さを決めていくことになります。

当院で使用している咬合床は基礎床と言われるものを常温重合レジンで製作し、その上に蝋堤と言われるものが乗ります。

この蝋堤はワックスでできているので、ワックスの増減はいかようにもできますね。

この咬合床は一応の基準があるので、それを設定し、技工室で製作しています。

 

診療室で行う咬み合わせの高さの調整で、まず最初に行うのは仮想咬合平面というものを決めていきます。

それが決まったなら、今度は高さの調整です。

もし全部歯がない場合は、模型上に得られたランドマークを参考にして様々な専門的手法で咬み合わせの高さを決めていきます。

その際には、先ほどのワックスを足したり引いたりして、高さを決めていきますよ。

仮想咬合平面を壊さないようにしてですけど。。。。

 

こうやって入れ歯の咬み合わせの高さを決めていくのが一般的な手法ですね。

なかなか大変な作業で手を焼きますが、この段階は入れ歯の良し悪しを決める重要なポイントなので手を抜くようなことはしませんよ。

ここで狂うと上手くいきようがないですからね。

 

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電話では、一度も口の中を見ていない人の疑問点には答えようがないですね。

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当院では新しい入れ歯の製作を希望する患者さんの来院が多いです。

元々、歯がない人で入れ歯を使用中の人もいれば、もうきっと歯を抜いてしまわなければならないので、その後の処置は入れ歯になるだろうなという、その患者さんの感覚で来られる人もいます。

いずれにしても、よく診査をしないと何とも言えないのでその際には歯周病検査、虫歯の検査をさせていただき、レントゲンによる診査も行なわせてもらっています。

僕としては一番困るのは、電話での入れ歯相談ですね。。。

自分でいろいろ仰るのですが、見てみないと何とも言えないのが歯科の診療です。

入れ歯に限らず歯科の治療は実際に見てみないと何とも言えない事しかないですね。

ましてや、一度もお口の中を見たことがないのにお答えすることは不可能ですね。

ですから、相談される際には一度、お口の中を拝見させていただきたく思います。

ご理解の上、何卒よろしくお願いいたします。

 

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