2017/08/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
重度歯周病により抜歯を余儀なくされることになる患者さんは、決して少なくないです。
そのような人は、たいてい抜歯をしなければならないことについてあまり疑問を抱いていない人が多いです。
でも、抜歯して、しばらくはその部位に歯がない事に非常に抵抗を持つ人がほとんどなのではないでしょうか。
当院では、多数歯の抜歯後に即時入れ歯をセットすることが度々あります。
歯を抜く前に、型と咬み合わせを取らせていただき模型を起こして、その模型上で抜くべき歯を削り入れ歯を完成させておいて、次回に患者さんが来られた時に抜歯、そして入れ歯をセットする方法です。
これであれば、歯がない時期を失くすことができます。
でも、通常は抜歯後の歯茎が落ち着いたら、歯茎の形も大きく変化をしているため入れ歯の再製作を要します。
しかしながら、保険内診療だと即時入れ歯だとしても、それをセットしてから6ヵ月待たないと新製できないルールとなっています。
重度歯周病で抜歯された歯の歯茎はもともと骨の支持が弱っているため傷の治りは悪くないことが多く、僕や患者さんにとってはこの6ヵ月間は非常に長く感じます。
もし、自由診療で新しい入れ歯を作ることであれば、このルールからは解除され、もっと早く入れ歯を入れられるのだけどもなあといつも思います。
このようなケースにより早めの本入れ歯をセットしたいという方は、自由診療の事も考えていただけたら幸いです。
金額の事が気になる方も多いかと思いますが、自由診療の入れ歯は医療費控除の対象になりえます。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。重度歯周病により、抜くべき歯を抜いて、即時入れ歯をセットしたところです。抜歯後の傷の治りは非常によく、一月ほどで完治しました。でも、この患者さんは保険診療内の入れ歯を希望のため、6ヵ月ほど待ってから本入れ歯の製作に入ります。現在は、その時までこの即時入れ歯の内面に粘膜調整剤というものを張り替えて調整しています。)