10年以上付き合いのある患者さんのこと。

院長ブログ

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10年以上付き合いのある患者さんのこと。

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 当院は今年で4年目の比較的、新しい歯科医院です。(居ぬきで開業したので建物は古いですが。)私はこの新潟駅近くに開業する前には、亀田という所で勤務医を4年しており、その前は佐渡島の病院歯科に3年間勤務していました。(その前には大学病院に10年間勤務してました。)
 ここは今まで勤務してきたところと、比べると若い患者さんが多いですね。やはり会社員、OL、学生の方が多いですかね。それこそ、亀田や佐渡は年配の人が7割以上占めていたのですが、今は逆に20代から50代の人が7割ぐらいです。
 もともと僕は学生時代に入れ歯治療に興味を持ち、歯科医師になって総入れ歯講座の大学院に進学し、博士号を取得しました。大学病院を辞めて、佐渡に行ったときは大好きな入れ歯治療がたくさんあって、すごく楽しくやりがいを感じていました。新潟の亀田に勤務医をした時も、年配の方が多く来て治療を受けてくれました。
 しかしながら、この駅近くというのは若い人が多く、入れ歯の患者さんよりも虫歯治療、歯周病治療などがメインになりますね。
 でも、この駅近くに開業しても大学病院時代から僕が診ていて亀田、佐渡にまで患者さんとして足を運んでくれる患者さんがいます。その方は上顎が総入れ歯、下顎が部分入れ歯で、新しい入れ歯をセットした時はもの凄く喜んでくれました。そして半年に一回の定期健診には必ず来てくれました。僕の勤務先が変わっても必ず。。。本当に嬉しい限りです。歯科医師冥利に尽きます。 でも、最近、1年ほど前から来られなくなり、どうしたかなと思っていた矢先に電話が来ました。何と、この一年ほど肺を患い、入退院を繰り返している状態で、来れなかったようです。その方が、入れ歯を診ていただきたいけど、歩くことが困難なので往診していただけないかとの相談でした。
 当院は歩いて行ける距離(半径1キロメートルくらいなら)の往診はやりますが、その方の家は片道10キロメートルほどあります。でも、僕は2つ返事で行きますと答えました。今まで、この僕に診てほしいと言って、佐渡や亀田にも来てくれた方ですものね。僕を本当に信頼してくれた方です。頑張って治療させていただきます。

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