2019年9月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯は神様が与えてくれた健康な歯に勝ることはないのでしょうね。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 初めて入れ歯を入れるという人の中には、欠損歯が多くあっても結構いますね。

こんなに歯を失っていても、入れ歯を作ったことが今までにないのか。。。どうやって今まで食物を咀嚼していたんだろうか。。。と思うことも日常の臨床の中で感じる人も多いです。

そのような人に、当院で初めて入れ歯を作ったとして100パーセント満足させられると言うことはないかもしれませんね。

多分、誰がやっても難しいことですから。

大学教授が作ったとしても無理でしょう。。。

では、そのような患者さんに、どう向き合っていったら良いのかはいつも考えさせられます。

僕は、そのような人たちに、入れ歯を入れて欠損を補ったとしても、それを使えるようになるためには、本人の努力は絶対的に必要な旨は必ず言います。

「調整は数回は必要になるでしょうし、使いこなせられるようになるまで大変ですよ。」と。

実際に、入れ歯がもし、何の不自由もなく自分の臓器として機能してしまうのならば、誰も虫歯になった歯や歯周病になってしまった歯を残そうという気持ちには誰もなりませんからね。。

神様が与えてくれた歯に勝るものは、人工物では無理なことを理解するべきですよ。

もちろん、そのことを自分の中での言い訳にはしたことがないし、絶対に良いものを作るんだという気持ちで努力はしています。。。

ただ過剰な期待はお互いに不幸ですからね。

この事実は知るべきだと思います。

ここで言いたいのは、全ての人が総入れ歯になることは少ないですよね。

だから、数本でも歯が残っているのなら、その歯を大切にしましょうよ。

その歯をまずはしっかり磨いて、維持することに努め、欠損があるのならば入れ歯やブリッジを入れて、それ以上の欠損を作らないように努力するべきですよ。

特に入れ歯を長く、一生懸命にやっていると、強くそう思います。

どうか、解っていただけたらと思います。

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9周年に向かって。。。

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 今月の一日で、当院は開院8周年を迎えました。

そのため、昨夜、スタッフ全員で8周年のお祝いをいたしました。

本当に楽しい宴になりましたよ。

現在のスタッフ数は非常勤の方を含めて11人です(矯正専門の先生は来れなかったのですが。。。)。

宴会は税理士さんと、僕の娘も含めて総勢12人で行いました。

この8年間はいろいろありました。

まだまだ、これからもいろいろあるでしょうね。

それこそ、来年度からは非常勤の先生は常勤で来てくれる予定となっています。

そして、新人歯科衛生士も短期大学へ募集をかけました。

デンタルユニットも増やす予定です。

日常の診療は、僕は入れ歯治療が大好きなので、それをさらに充実させていきたいですし、矯正治療にもさらに本腰を入れていきたいです。

もう一人の先生は、クラウンブリッジが得意ですし、インプラントにも精通しているので、診療面でもさらに面白くなっていくでしょうね。

そのためにも今は準備期間と捉え、考えられる問題点にあたって修正を図っています。

予約システムもしっかりとさせ、患者さん管理もしっかり対応していきたいです。

また、歯科衛生士と歯科助手の遣り甲斐についてもさらに充実させていきたいです。

全てのスタッフと患者さんに、本当の意味でここに来た幸せを感じ取ってもらえられるように努力していきます。

そして9周年、10周年へとまずは、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

頑張ります!

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ノンクラスプと金属床の良いとこどりの入れ歯について。

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 自由診療で高額となりますが、ノンクラスプ入れ歯と金属床入れ歯の組み合わせで、一つの入れ歯を製作することがあります。

例えば上顎の前歯のみ自分の歯で奥歯がないような欠損の場合、保険内の入れ歯の場合はその前歯に金属のバネ(クラスプ)が掛かります。

その場合はノンクラスプ入れ歯で対応してあげて、目立たないようにしたらいいのではないかと提案することがあります。

また、口蓋部分を覆うようなケースの場合、保険内の入れ歯だとレジン床と言われるピンク色のプラスチックで覆われるのが一般的だと思います。

その場合、プラスチックであるために、厚みをしっかりとって覆う面積もかなり大きいものとなります。

口蓋の厚みが厚いほど、発音に影響しやすいでしょうし、面積が大きくなればなるほど嘔吐反射なども起きやすくなります。

それをできるだけ、軽減させるためにその床部分を金属にするというものをお勧めします。

口蓋部分を金属にすることでその厚みは薄くできますし、金属なので熱を伝えやすいです。

そのため、おでんや鍋料理の冷熱感が良く伝わりやすくなります。

また、薄くなるため舌の動きを妨げにくくなり、発音にもいい影響がありますよ。

もし、そのようなことで欠損歯は多いものの前歯が残存していて、金属のバネが見えない、発音や違和感の少ない入れ歯をお考えの場合は、このようなノンクラスプで金属床の入れ歯をお考えになったらいかがでしょうか?

ご興味のある方は、ご相談ください。

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歯科医院におけるスタッフの縁について思うこと。。。

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 当院のスタッフのことを、歯科衛生士、歯科助手、非常勤ドクターに関わらず僕は、ファミリーと言っています。

それこそ家族と同じだと。。。

そういう思いを込めて、皆と接しています。

そうだからなのか解りませんが、もし、誰かが当院を離れるということになると、自分の娘が遠くに行ってしまうという感覚になってしまいます。

それ故に、とてつもなく寂しい気持ちになるのです。

でも、これは多分、良いことではないですね。

そういう思いは込めていても、いざ、そうなった時は気持ちを切り替えられるようにしていなければなりませんね。

それが組織の長であるものの務めなのかもしれません。

僕が下を向いていたら、今ここにいるスタッフはどうしたらいいのか途方に暮れますからね。

最近まで昨年に辞めてしまったスタッフへの後悔を露わにしてしまい、残っているスタッフにそういう気持ちに少なからずさせてしまったのは、僕の責任です。。。

 働き場所というのは、ある意味「縁」ですよね。

ここで仕事するのも何かの「縁」であるならば、離れるのは「縁」が切れたからなのでしょう。

もちろん人間関係としての縁が切れたわけではないですが、働く場所については切れたわけです。

それを悔やんでも、致し方ないのは百も承知のはずなのですが。。。

僕も、今までいろいろなところで働いて現在に至っているわけですから、そう認識するべきなのですね。

でも、僕はまだ、そこまで人間ができていなかったようでした。。。

昨年末に辞めた衛生士は一生懸命にりんご歯科医院のために努力してくれましたし、何より体調を崩して当院を辞めてしまったことに後悔の念があります。

何が悪かったのだろうか、どうしてあげれば良かったのかを考えさせられる日々が長く続きました。

でも、そのことの真相は誰にもわからないでしょうし、答えは多分、本人に聞いても複雑すぎて解らないと思います、と、言うより言えないでしょう。。。

そのために、自分なりに答えを出しました。

そのための環境改善を図ったり、言葉の節々にも気を付けるようにしています。

遣り甲斐を持たせるにはどうしたら良いのかや、僕自身の気持ちをブレないようにするにはどうしたら良いのかなどを考えています。

でも、この医院の特徴である明るい雰囲気は相変わらず残っていますし、毎日が冗談の言い合いで楽しい日々ではあります。

今、当院を辞めた歯科衛生士は他院で一生懸命に働いています。

多分、この医院よりも大変な環境にいるかもしれません。

でも、自分のスキルを上げることに重点を置き、泣き言を言わずに頑張っています。

彼女が、「自分が居ないと、この医院は回らない。」と言っていたのは、それだけ頼りにされているということなのでしょう。

そのことを聞いて、素直に心の底から「頑張って!」と言える自分になりたいです。

それが本当の親心だと思いますからね。

エゴと親心は、違いますよね。

手塩にかけて育てたから、寂しいという気持ちはありますが、そういう風に大きく考えられる人間に早くなりたいです。

そして今、ここにいるスタッフを大切にし、皆で作るりんご歯科医院でいたいです。

先日、当院では新人の歯科衛生士を募集しました。

2校の短期大学にお願いしています。

恐らく、また来年度には1人以上の新しい歯科衛生士が入ってくれることでしょう。

その新人衛生士はここに「縁」を感じて勤めるのでしょうね。

その縁が一年でも、一月でも、一日でも長く続くよう、僕は自分のできることを一所懸命に努力していく所存です。

入れ歯の痛みと違和感について。

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 初めて入れ歯を入れて何事もなく、ご飯が食べられるという人は多くはないです。

痛みはないにしても違和感は絶対にありますね。。。

最初から、固いものが食べれるという方はある意味、幸運ですよ。

術者の腕だけで解決できないことはありますよ。

そして、その違和感は単なる慣れの問題かもしれませんね。

時間が解決するというところも少なからずありますから。

でも、食べる度に痛くて痛くて良く噛めないとか、粘膜に入れ歯が当たって傷がついてしまっているような場合は、そういう問題ではないですね。

作ってもらった歯科医院で直してもらう事が必要だと思います。

治し方としては、入れ歯の粘膜面だけの問題ではなく、咬み合わせのせいかもしれないですね。

咬み合わせは患者さん自身では解りにくく、咬み合わせの高さだけの問題ではないことが多いですから。

ちょっとしたズレで入れ歯がカクッとズレたために、その振動が粘膜に強く伝わってしまっていることもありますからね。

自分で何とかしようと、入れ歯を削ってしまう人もいますが、それは絶対に止めて下さい。

結構、見当違いの所を削ってしまい、取り返しの付かないケースもありますよ。

先日、来られた患者さんは、あまりにも見当違いの所を自分で削ってしまったために、入れ歯がカパかパになってましたから。。。

その場合は、再製作しなければならないかもしれませんからね。

入れ歯はなかなか自分のものになるまで時間がかかります。

特に初めて入れる人は、それをすぐに諦めてしまうことが多いようです。

歯科医師の指示に従って、調整と指導を受けて頑張りましょう。

また、それ以上大きな入れ歯にならないように、今ある残存歯を良く磨いて保存を図るようにしましょうね。

そのためにも、3ヶ月に1回は入れ歯の調整と残存歯の定期健診、プロフェッショナルクリーニングは必要だと思いますよ。


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入れ歯の方でも、定期健診を重要視してほしいです。

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 当院は開業してから9年目となりましたが、今までいろいろな患者さんに来ていただいています。

その中で、特に強く感じられるのは自分が入れ歯を得意としているためか、入れ歯でお困りな患者さんが多いです。

しかしながら、入れ歯を提供した多くの患者さんに共通することとして感じることは、「歯磨きに対する認識が少ない」ことと、「歯磨きが圧倒的に下手」が主に挙げられます。

入れ歯を必要とする方の多くは部分入れ歯の人が多いです。

ということは、少なくとも1本以上は自分の歯が存在するわけですよね。。。

そうであるならば、その歯を何とか持たせるように努めるべきです。

残念ながら、部分入れ歯を当院で作られて、痛くないので一応は終了となり、3か月後のメンテナンス(定期健診)にきちんと通ってきてくれる患者さんは多くないです。

忘れたころにやってきて、「また、歯が抜けそうだ。何とかしてほしい。」ということで来院し、診てみるともうすでに手遅れで、また入れ歯の再製作をするということが多いですね。

自分は、入れ歯製作は好きな診療なので苦にはなりませんが、患者さんにとってはまた、辛いことが始まるのですね。

入れ歯が出来上がるのにも時間はかかりますし、自分の歯を失うことで、今までの入れ歯よりも大きいものになってしまいますからね。

入れ歯で、残存歯がわずかしかない方でも、3ヶ月に1回、定期健診とプロフェッショナル・クリーニングとブラッシング指導を受けていただき、日常の歯磨きに対するモチベーションを高めそれを実践していたのならば、こんなふうにならないのになあと感じます。

自分の歯で咬めるというのは、本当に素晴らしいことで美味しいものを美味しくいただくには大切根ことだと思いますよ。

是非、今一度、自分のお口の中に関心を持っていただき、定期健診にいらしてください。

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抜歯してすぐに入れる入れ歯について。。。

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 歯を抜かなければならないほど、虫歯や歯周病がひどくなり、歯科医院で抜歯をされたことがある人は多いと思います。

そこまで悪くしてしまったという意識はある意味、多くの患者さんはお持ちのケースが多いです。

患者さん自身でも、恐らくこれは抜かなければならないのだろうなという意識はあるのだけれども、その後、歯がないままでは仕事や生活に支障が出るのが怖くて、歯科医院に行けないという人を過去にもたくさん見てきましたよ。

確かに通常は、悪い歯を抜いて、その傷が治ってから新しい入れ歯を作るのが一般的なセオリーです。

しかしながら、歯を失ったままでは仕事や生活に支障があるのは困りますよね。。。

特に営業の仕事やイベントなどで人に会うため、歯がないままではいられないなどですね。。。

そのような方には、即時入れ歯を製作することがあります。

これは、歯を抜く前に型と咬み合わせを取らせていただき、あらかじめ抜く予定のところに入るように入れ歯を先に作ってしまいます。

そして、次回入れ歯ができた状態で、抜くべき歯を抜いてセットするという手法です。

これであれば、歯がなくなったことを人に知られることはないですね。

しかしながら、あくまで即席で作るものなのでそれほど良いものではないですし、歯茎は抜歯をすることによって変化・吸収してきます。

そうなると、入れ歯の適合そのものが合わなくなるため、傷が治ったらしっかりとした入れ歯を作ることをお勧めいたします。

当院では、この即時入れ歯は仮り入れ歯としてとらえています。

保険の入れ歯であれば、保険のルールにより半年経たないと作れません。

ここにも多少問題があって、歯を抜いてから歯茎が落ち着くのは、長くても2月ほどだと思うので、もし、早めに良い入れ歯を入れたいと思われるのならば自由診療の入れ歯を考えてもいいのではないでしょうか。

そのようにすることで、見違えるような良い入れ歯が入るかと思いますよ。

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入れ歯の咬み合わせ取りについて。

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 総入れ歯の咬合を決めるのはかなり難しいです。

総入れ歯の場合、歯がないために咬合が定まらないため、咬合床というものを使って咬合採得をします。

もし、部分入れ歯で2部位以上の臼歯部での咬み合う歯があれば、咬合床を使わなくても咬合採得はできるかもしれませんが。。。

総入れ歯に近いような場合は、絶対にこの咬合床を使った咬合採得が必要になると思っていて下さい。

通常は、精密な型を取った後に、模型を起こして、そこに咬合床を製作します。

その技工操作が必要なために、咬み合わせ取りは別日になりますね。。。

入れ歯製作は、どうしてもその過程を踏んでいくために、型を取ってできあがりという訳にはいきません。

まして、この咬み合わせ取りは非常に手間がかかるし、ズレを起こしやすいものなのですね。。。

当院では一番この辺りには気をつけて行っているところでありますよ。

まして、この咬合採得で診るポイントとしては、咬み合ったときの高さや、前後左右的な水平面上のズレなどですね。

特に多数歯の欠損があっても入れ歯を入れてなかった人や、入れ歯を入れていたとしてもその入れ歯自体に大きな咬み合わせのズレがあると、かなり大変な作業になりますよ。

その人自体の本当の咬める位置というのを探す作業から入らなければなりませんからね。

この咬合採得が上手くいったと思って、その後に人工歯の排列を行い、次回の仮合わせの際に歯を並べた状態で咬合させてみると、また、咬み合わせのズレがあったということもあります。

生理学的な根拠を持って、咬合採得していたにしても歯が並んだ状態で咬合してもらうと、またそれも違うということがたまにあるのも事実なのですね。

その誤差は、恐らく経験で埋めていくしかないのかもしれないという非科学的なこともあるのが、この入れ歯製作の難しいところだと思います。

だから、歯科医師の技術が職人芸だといわれるのではないでしょうか。

教科書通りでは済まないことが多々あるものだと思いますよ、特にこの入れ歯製作というものは。。。

僕の経験からしても、この辺りは経験豊富な先生の方が上手だと思います。

まして、最近はこのような総入れ歯に近い状態の患者さんを診ることが、若い先生は極端に少ないようです。

そのような総入れ歯に近いような程の歯の欠損がある患者さん自体が、少なくなってきましたからね。。。

歯が残存して、自分の歯で咬めるのは本当に喜ばしいことで、そうさせたいと常々、歯科医師として思っておりますが、もう既に歯を失っている人はやはり入れ歯が必要なのですね。

もし、多数歯の欠損があって、入れ歯をこれから作りたいという方はご相談いただけたら幸いです。

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ブリッジか入れ歯か、またはインプラントか。。。

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 入れ歯はどんな欠損形態においても、対応が可能であります。

それこそ歯が一本欠損しているだけの部分入れ歯から、全ての歯を失った総入れ歯まで入れ歯の処置として対応できます.。

時には、顎欠損と言って顎の骨が一部ないような方にも入れ歯を入れることもあります。

大学病院にいた時は、何例かやったことがあります。

しかしながら、欠損歯数が少なければ少ないほど、入れ歯が無くても食べれる事が多いため入れ歯を入れたがらないという現実があります。

そのような欠損歯数が少ない場合は、できればインプラントかブリッジの方が煩わしさはなく嚙んだ感じも天然歯に近いので良いと思います。

確かに、ブリッジにすると言うことで欠損部位の両隣の歯削らなければならないというデメリットがありますし、インプラントも埋入手術が必要となります。

そのため、良いことばかりではないですね。。。

でも、処置後に食べにくいと言うことは入れ歯よりはないですし、ケアさえしっかりやっていただけるならば悪いモノでは無いと思いますよ。

先日も上顎の第二小臼歯を欠損していて、その部位に入れ歯かブリッジかで悩んでいるという患者さんが来られました。

僕は一本欠損のための、部分入れ歯は勧めない旨を説明しました。

その理由としては、着脱が煩わしいこと、経験的に一本欠損だけで進んで入れ歯を入れたがる人は少ないこと、物理的に嚙みにくいことを挙げました。

その患者さんは、メリットとデメリットを鑑みて、家で考えたいと言うことで、一度この案件を持ち帰りましたが、再度予約が入り「やはりブリッジでお願いしたいです。」とのことでした。

保険内のブリッジを希望のため、欠損部の両隣の歯は銀歯になることを説明し、同意を得ました。

そして、極力目立たないように頬側の歯質は極力残し、咬合面と口蓋側面の形成を行い型を取りました。

そして次回、ブリッジをセット予定であります。

このブリッジも大きな意味では、入れ歯の一種ですが適応範囲は限られます。

あくまで少数歯欠損のみ対応が可能なのですね(部位にもよりますが、1~2歯ぐらいまでの欠損ですね。)。

あまり大きな欠損には認められないモノです。

もし、このブリッジが認められないならば次の選択肢は、主に入れ歯と言うことになりますね。。。

ある意味、このブリッジが入れ歯になる前の前処置みたいな所もあるわけです。

この土台になっている歯が駄目になったら、入れ歯になるという人は少なくないですよ。

入れ歯になったら、ブリッジと同じように嚙むと言うことは、まず、できないですからね。

固定性のものと、取り外し可能なものとを比べたら、咬み心地は雲泥の差がありますから。。。

ですから、ブリッジがある人は特に日常のブラッシングには気をつけていただき、定期健診にはしっかりと係られて下さいね。

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金属床入れ歯で生活の質の向上を図りましょう。

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 最近、自由診療で総入れ歯を製作したいという人が増えてきました。

自由診療で製作する総入れ歯は主に金属床入れ歯というものになります。

保険診療ではピンク色のプラスチックを床部分全面に置きます。

どうしてもプラスチックですので、強度は強くないですし、強度を保つために上顎であれば口蓋部分は厚くなりますし、下顎の舌側部分も厚くなります。

一応、補強線というものがレジン床の中に入りますが、それ程の強度は見込めないため、床部分が厚くなってしまいます。

金属床の場合、そこが金属になるため、強度は保証されますし、薄くできます。

そうすることによって、舌の自由度が増して発音にもいい影響が出ます。

よく見るケースで、上顎が総入れ歯で下顎の歯がほぼ残存している人がいます。

このような人は、上顎の入れ歯が正中で割れやすいものです。

それは、上顎の場合、欠損歯茎の唇頬側から骨が吸収されるため、もともと歯が並んでいたものより幅が狭くなり小さくなってしまうのですね。。。

そうなると総入れ歯を製作する際に、下顎の歯に対して正常咬合配列を施そうとすると、歯茎の一番高い部分より外れて、歯を並べなければならなくなります。

そうなると、真ん中に応力が集中してしまうため、入れ歯が正中で真っ二つに割れてしまいます。。。

これを防止するためには、人工臼歯の咬み合わせを変えて交叉咬合配列にするなどの工夫が必要になります。

でも、この金属床で、特にチタンを使用したものであれば、入れ歯そのものも軽いですし、貧弱な顎堤にも対応できます。

そして、強度もかなり強く、入れ歯が正中で割れるようなことはないと思います。

もし、そのように入れ歯がしょっちゅう壊れてしまうため、困っているという方は一度検討していただけたらいいと思います。

この金属床の入れ歯は、保険外のもので自由診療となります。

入れ歯は毎日の生活の中で、歯の代わりとして日常の咬合に関わっているわけです。

咀嚼や嚥下にも深く関わるので、そのために、良い素材で製作し長く使用することは大切なことかと思います。

生活の質を高めるためにも、お勧めですよ。

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