2020/09/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
上下顎、全ての歯を失って、総入れ歯になる人というのは確かに少なくなってきましたね。
その傾向は、良いことですよね。
でも、全くいないというわけではありませんね。
返って平均寿命が長くなったのに併せて、顎堤の吸収が大きい患者さんや顎の不随意運動を伴うような患者さんは増えたと思います。
つまりは、極端に難しい症例というのは増えていると思います。
実際に総入れ歯が合わなくて悩んでいる方というのは、かなりの数で存在いたします。
一言で合わないと言っても、いろいろな悩みがありますね。
例えば入れ歯が口を大きく開けると落ちるや、噛むと痛い、入れ歯と歯茎の間に物が挟まるようになってきた、発音しにくいなどですね。。。
調整や修理でことが足りれば、もちろん作り替えなくてもいいと思いますが、大きく修正が必要ということであれば作り替えも検討しなければなりません。。。
ただ作り替えると言っても、総入れ歯を新製するのに5~6回はかかります。
週一回のペースで来てもらっても、一月半はかかるわけですね(技工操作とかもあるわけですからね。)。
そして、不都合な状態のままでいるわけにもいかないと思いますので、粘膜調整剤や即時重合レジンなどを用いて修理や調整をいたしますね(どうしてもできる範囲でという形になりますが。。。)。
総入れ歯で肝となるステップは型取りと咬み合わせ取りだとは思います。
型取りの場合はどのステップでもできるので、ある意味、楽観していますが、咬み合わせ取りはちょっと大変です。
中には、どこで噛んでいいのかわからないほど、不安定な人もいますからね。
その辺りは、非常に気を付けて行っています。
そして、仮合わせの際に咬み合わせのずれがないかも必ずチェックしていますよ。
総入れ歯は、ある意味、術者が他人に与える咬み合わせです。
天然歯同士のかみ合わせとは違くなる可能性が高いものです。
それが良いのか悪いのかは、別として患者さんに良いものと思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。
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歯科の医療費控除とは
2020/09/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯でお悩みの人が当院には多く来てくれています。
その悩みも人によって様々ですが、かつてからよく聞かれるのが金属のバネを見えないようにしたいと言うことです。
これは若い世代の働き盛りの人に多い気がします。
若い人が入れ歯だと、他人に入れ歯だと知られたくないのは当然と言えば当然ですかね。。。
でも、保険内の入れ歯だと残存歯が前歯にしかない場合は、どうしてもその前歯に金属のバネを欠けなければならず、他人に解らないようにするのは無理があります。
代案として、自由診療となりますが金属のバネの代わりに、ノンクラスプ入れ歯と言って弾力のあるプラスチックで、残存歯の歯肉に這わせ歯間部の段差にはめ込むことによって維持を図るものがあります。
これは、金属のバネを使わないので審美的ですし、弾力のある歯肉色のプラスチックがしっかり残存歯を把持するため、維持力も良いです。
当院は、医院がある立地上、会社員が多いためこの入れ歯の製作を依頼される方が多いと思います。
耐久性という点では、金属床の入れ歯と違って強くないですが、審美的な部分入れ歯として人気がありますよ。
丈夫さを求められる場合は、ノンクラスプ入れ歯のプラスチック素材とコバルトクロムやチタンをつかった併用した金属床入れ歯の製作も可能です。
ただ、残存歯が重度歯周炎のためグラついているような場合は、このノンクラスプ入れ歯の弾力に引っ張られてしまうため、その動揺度が増してしまい歯周病を悪化させてしまう可能性もあるため、残存歯の歯周検査は注意して行わなければなりません。
気になる方は、是非、ご相談ください。
2020/09/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯診療に本当の意味での終了はないです。
なぜなら、歯茎は歯を抜いている以上、少しずつ痩せていきますからね。。。
従って、入れ歯がセットされた後、違和感や痛みがないにしても定期健診には来ていただき、具合を見ていただいたほうが絶対的に良いです。
入れ歯を装着された人の中には、全く痛みがないから、歯科医院で定期健診を受けることなく、何年もそのまま使用していたという人が多くいますね。
それは、決して良いことではないです。
結局、作り替えなければならない状態まで放っておくと、作り直したとしても前と同じような状態でできる保証はないですからね。
なぜなら、前回作った時の口腔内状況と、現在の口腔内状況は様変わりしているはずですから。。。
しっかりと定期的に健診に罹ってくれれば、恐らく大きな処置は必要なく、少しの調整で済むはずですからね。
その方が、患者さんの負担は少なく、結果的に時間もコストもかかりません。
そのため、仮に総入れ歯であったとしても定期的に健診には来ていただきたく思います。
2020/09/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯を製作する際に特に気を付けているのは、咬み合わせですかね。。。
総入れ歯の場合、型を取るタイミングは製作段階でどの段階でも採得することができますが、咬合関係を決めるのはなかなか難しいものです。
なんせ、歯が一本も存在しないのですからどのくらいの高さに設定しなければいけないのかが、まず解りにくいですし、前後左右的な位置関係も見つけにくいです。
患者さん自身も長期間歯がないと、どこで咬んでいいのか解りにくいものなのですね。。。
それを様々な方法を複数、用いて決めていきます。
一回で、その咬み合わせの高さと前後左右的な位置関係が決められれば、一番良いのでしょうが当院の場合は二回に分けて、それぞれ装置を用いて行うことが多いです。
細かいやり方はここでは言い切れませんが、この咬み合わせは総入れ歯製作では 肝になるところです。
これが狂うと、その後の人工歯排列や歯肉形成も絶対にうまくいきません。
ですから、これを正確に慎重にやっていくようにしていますよ。
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歯科の医療費控除とは
2020/09/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を何らかの疾患やけがで失った場合、もともと歯があったところは歯根ごとなくなるので、舌で触知できるほどの大穴があきますね。
でも、その後は、かさぶたができ徐々に穴はふさがり、フラットな歯肉形態になります。
大臼歯と言われる大きな歯でも、おおよそ二か月ぐらい経てば、完全にそうなるのではないでしょうか(欠損した歯の大きさや、歯周病の進行具合で大きく違いますが。。。)。
しかしながら、その後も、少しずつですが歯槽骨は吸収され、それに合わせて歯茎も痩せていきます。
従って、欠損部に乗っかっている入れ歯もその歯茎がやせてしまい、徐々に合わなくなる可能性が高いのですね。
そうなると、作り替えを余儀なくされることが往々にしてあります。
でも、新製義歯をセットして3か月ごとにでも定期健診に来ていただき、調整や指導をさせていただくと、入れ歯の寿命を長くさせることができますよ。
是非、入れ歯の方も定期健診をしてもらいに、かかりつけの歯科医院に行っていただくことをお勧めします。
2020/09/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
初めて入れ歯を入れる人で、入れ歯になって良かったと思う人は恐らくいないと思います。
どんなにいい入れ歯でも、健康な状態の歯には絶対に勝てませんからね。
やはり、神様が与えてくれた歯や咬合が一番です。
だからこそ、そのための定期健診は欠かさずに行いましょうね。
でも、もし、不幸にも重度歯周炎のために歯がプラプラした状態で残存していた場合、咬合や咀嚼が困難になり食物が上手く食べれないようになった場合は、いっそ保存不可能な歯を抜歯して、入れ歯にした方が良く咬めるようになることもあります。(そのような状態にならないように、健康な状態をホームケアと定期健診で維持するのが望ましいのですが。。。)
ちょっと前の事ですが、多数歯に渡る重度歯周炎のため、多くの歯を抜歯しなければならないような患者さんが来られました。
その方は、50代の女性で人前で話をする仕事をしているため、「歯を抜かなければならないのは、覚悟しています。でも、ないままの状態がしばらく続くのは嫌です。それと、歯がなくなると空気が漏れて発音しにくいでしょ。」と言われました。
僕は「本来は入れ歯は抜歯して、その後、しばらく傷の治りを待ってから新製することが一般的な作り方です。
でも、即時入れ歯と言って抜歯後、すぐにセットする方法もあります。
でも、これは、あくまで傷の治りを予測して作るので、あまり良い入れ歯にはなりえません。当院ではこれはあくまで仮入れ歯としてとらえていますが、それでもいいですか?恐らく、傷が治ってきたころは、作り替えか入れ歯の内側を裏打ちするという処置が必要になるかと思います。」と言ったところ、それでもいいという返事をいただきました。
そのため、プラプラの歯に気をつけて型と咬み合わせを取り、模型製作を行いました。
人工歯は今ある歯の大きさと色を確認して、入れ歯製作に入り、入れ歯を完成した状態にして、2回目の来院時に抜歯をして入れ歯のセット、調整を行いました。
抜歯数は上下顎の歯を14本、その後に入れ歯の調整に一時間ほどかけて調整をしました。
多数歯に渡る抜歯後の即時入れ歯の調整は、かなり難しく咬合関係にも不安がありますが、良い状態でセットできたかと思います。
そして1月ほど経ちましたが、現在はほとんど問題なくご飯も食べられ、口元の審美性や咀嚼能力も回復していると思います。
でも、発音はかなりしにくく、自分では思ったように話せていないと仰っていました。
まだまだ、これから歯茎の状態は変化してきます。
最終的には、本入れ歯を新製しなければならないかと思いますが、それまではこの即時入れ歯という仮入れ歯を使いこなしていただき、リハビリをしていただきたく思っています。
この段階を乗り越えられれば、本入れ歯になった時は見違えるほど良いものになっていくと思いますよ。
2020/09/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
9月になっても暑い日が続きますね。皆様、体調は大丈夫ですか?
さて、当院はこの9月1日より開院して9周年となりました。
今日から10年目を迎えます。
これも皆様の温かい声援とスタッフの頑張りがこの日を迎えさせてくれたと思っております。
本当にありがとうございます。
思えば9年前の今日、緊張した気持ちで患者さんを迎えたことを思い出します。
当時、僕は経営者としては全く経営のことを理解しておらず、看板さえ出しておけば患者さんは勝手に来てくれるものと思っていました。でも、現実は甘くなく、患者さんが1日に10人来たのは、1年くらいたってからでしたね。。。
さすがに保険診療のみでそのような事態は借金を抱えて開業するのなら、かなり継続することが心配だと思いました。
それからというもの、自分なりに努力して繁盛歯科医院へ見学に行ったり、経営セミナーに参加したり、一流の経営者に合ったりしてお話を聞かせてもらったりしました。
また、何より実践が大切だと思い、できると思ったことはすぐに実行に移してきました。
自分は、特に入れ歯とマウスピースに力を入れていた経緯がありますので、そのことを全面に挙げ、診療していくスタイルを貫いてきました。
そしてスタッフを大切にすることを誓い、自分なりの歩幅ではありますが、進めてきた自負がありますよ(とは、言いつつも当院を退職してしまったスタッフは二人ほどいますが、彼女達にも心底感謝していますし、彼女達の成功を祈ります。)。
まだまだ、当院は未熟でやらなければならないことは数多くあります。いかんせん経営者としては初心者ですから、うまくいかないこともあります。
でも、それに躊躇していたら先に進まないことも解っていますので、後悔のないように最善を尽くしていくことを誓いますよ。
これからも、患者さんに喜んでいただける歯科医院を目指して頑張りますので、叱咤激励のほど、何卒よろしくお願いいたします。
2020/08/31
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が自分のものになるまでは、相当な時間がかかります。
特に初めて、入れ歯を入れる方は大きいものであればあるほど、大変だと思います。
また、初めて入れ歯を作る方に多いのが、型さえ取ってしまえば簡単に入れ歯製作はできるものと思っている人が多くいますね。。。
残念ながら入れ歯は、簡単にできません。
東京の歯科医院ではHPに1日で入れ歯製作が可能と書いてあるものも散見されますが、そこは設備的にも人員的にも、ものすごく充実している所なのでしょうね。
通常の一般歯科医院ではちょっと考えにくいです。
普通、入れ歯は歯を抜いてすぐに入れるようなことはしません(即時入れ歯というものがありますが、当院では仮入れ歯と思っていますので、ゆくゆくは本入れ歯に変えなければなりません。)。
傷が落ち着いたのを見て、粘膜が安定しているのを確認してから、型を取ります。
入れ歯の型取りは、基本的に最低2回は必要です。
欠損歯が多くて、咬み合わせが解りにくい場合は別日に予約を取らせていただき、かみ合わせを決める装置、咬合床というものを使ってかみ合わせの高さを決めていきます。
そして、高さが決まったら、今度は前後左右的なズレがないかの確認のための装置を作り、また別日に、それを使って水平的な位置関係を決めることもあります。
そして、その後に試適という仮合わせをして人工歯の色や形、歯にかかるバネの適合、口唇の張り具合、笑ったときの前歯の見え方などを確認します。
そこで、患者さんにもしっかり見てもらい了解を得られたら、次回に完成となります。
ここまで初診、1回目の型取りから完成まで5~6回、週1回の通院だとしても、完成まで1月半はかかるわけですよね。。。
だから簡単にできるとは、思わないでほしいです。
技工操作も必要ですからね。。。
即時入れ歯でも、最低2回はかかりますし、即時入れ歯の場合は、その後も長くなるというのは知っておいてほしいですから。
先日も、歯が抜けたから、その日のうちに入れ歯を入れてほしいという希望で当院に来られた方がいました。
その方は、歯周治療を大学の病院で受けていたそうですが、治療途中でそこに通院しなくなり、歯が勝手に抜けてきたと言っていました。。。
歯科医院に来たのは、10年ぶりぐらいだと言っていました。
その病院には行かず、いよいよ前歯が抜けてしまったため、入れ歯を早く作ってほしいからここに来たと言っていましたが、そう簡単にはできない旨をお話ししましたよ。
もちろん何とかしてあげたいのは山々ですが、すぐに入れ歯ができると簡単に考えられるのは本当に困ります。。。
実際すごい労力をかけて、技工士さんとコンタクトを取りながらやっているのですから。
一つ、皆さんに考えてほしいことがあるのですが、100円ショップに医療器具である老眼鏡はお試しができますよね。
しかも医療器具であるのに、売っているわけです。
でも、入れ歯は置いていませんし、お試しすることはできませんよね。。。
もちろん、衛生面的に問題があるというのは解りますが、この時代、25分で滅菌ができるのに、そのような機能させる入れ歯は取り扱ってもいないし、お試しもできないですし、売ってもいませんよね。
機能する老眼鏡は100円ショップで置いてあるけど、入れ歯にはそれがない。
それは何でだと思いますか?
答えは、機能する入れ歯は簡単に製作できないから、なのではないでしょうかね。。。
僕は、そう思っていますよ。
2020/08/30
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日は日曜日で、当院はお休みです。
今日はいつもの診療の話しとは違いますが、ご容赦ください。
当院は9月1日で、開業9周年を迎えます。
その間、いろいろなことがあり、初期は患者さんが少なく経営そのものも危うい時がありました。
その時は、宅配便のアルバイトを短期でやっていたこともありました。
当初は、歯科医院が置かれている社会的状況とかも全く考えずに、古びたビルの2階で潰れた歯科医院を居抜きで営業権を買い、開業しました。
僕はほとんど宣伝とかもせず、看板を構えていれば患者さんは自然に入ってくるだろうと安直な気持ちでいましたね。
ところが1日の患者数は2~5人ほどの状況が半年ほど続きましたね。
この頃はそれこそ、毎日の支払いをしていくと窓口収入のみで生きていくのは無理だと判断し、宅配便のアルバイトを始めたわけです。
朝10時から夜7時まで診療を行い、夜の11時ころから朝方4時まで宅配便会社でラインといわれるベルトコンベアに重い荷物を移動するようなことを1月半くらいしていました。
体力的にかなりきつく、日中は少ない患者さん数を良いことに、医院で寝ていました。
しかしながら、このような状況では医院の成長発展はなく、何時まで経っても患者さんは来ないと思いました。
その時はあまり考えず他業種のアルバイトに踏み切って、本業がおざなりになっている事を自分の中で反省し、その状況を打破するために様々な努力をしました。
まず、消火栓看板の設置、バス内でのコール、地元紙に当院の紹介を載せてもらうなどなど。。。
これは料金的には安く、手頃でした。
でも、効果は薄く、あまり患者さんは増えなかったですね。
そして近所の内科や皮膚科の先生にご挨拶させていただき、「もし、糖尿病の患者さんに歯周治療が必要なようなら、当院を紹介していただけませんか?」と言いに行ったりもしました。
また、近くのコミュニティセンターに伺い、自分が専門としている「入れ歯の話を一般市民向けに話をさせていただけませんか?」と、伺いに行ったりもしました。
そのような努力が実を結んだのは、結構時間がかかり1日の患者数が10人を超えたのは1年近くかかったのではないでしょうかね。。。
このような努力を続けて、1年が過ぎる頃には効果のある宣伝と効果のない宣伝というのが、何となく見えてきました。
効果がないものは、一切そこで止めていき、また違うものを試すようなことをしましたね。
そうこうしているうちに、患者数は少しずつですが増えていきました。
でも、周りの歯科医師仲間の話しからは、「1年半も開業していてまだ1日の患者数が20人も超えていないの?」と恐怖を煽られることを言われたりもしましたね。
顔では笑っていましたが、その時の心中は正直、穏やかではなかったですよ。
その頃は、従業員もパートでしたが3人ほどいました。
彼女たちの給料を支払うのにも、大きな経済的負担がありました。
でも大切な、従業員を一人でも減らしてはいけないと、思っていましたよ。
そんな状況下でも、一生懸命に診療して、マーケティングしていけば必ずいい時が来ると信じていましたから。
実際にそれから、1年くらいで一日の患者数は25~30人ぐらいになり、デンタルユニットも増やしていきました。
そして、パートの一人を正職員としたり、衛生短大の新卒の人を2人雇いました。
彼女たちはすごく頑張ってくれて、現在のりんご歯科医院の基礎部分を作ってくれた気がします。
その新卒で入ってきた衛生士は、非常に可愛がっていましたが今は当院を離れ、違う場所で歯科衛生士として頑張っています。
この辞めてしまった衛生士を思うと、あの頃がフラッシュバックされ悲しい気分にはなりますが、二度とこのようなことがないように労務管理や給料形態の改善にも力を入れ、時間的にも余裕を持たせるようにしました。
今月に当院は移転する運びとなりましたが、今では敷地は71坪を有し、デンタルユニット数は6台となりました。
今後はもう1台追加する予定でいます。
スタッフ総数も、アルバイトの人を含めて14人になりました。
歯科医院の経営はマーケティングとマネージメントが大切です。
この両輪がうまく組み合わさって、医院経営は成り立つのです。
それを高いレベルでやることができれば、まだまだこの医院は大きくなると思っております。
人は現状維持に傾き、変化を嫌います。
その方が楽だからですね。。。
でも、それは絶対に成長・発展には結びつかないです。
というよりも、現状維持を選んだら辿る道は衰退です。
それが維持できるほど、この世界はそんなに甘くないですね。
それは経験上、解っています。。。
僕は、自分が現役である以上、医院の発展と拡大を常に考えていたいと思います。
今、9周年を新りんご歯科医院としての形で迎えますが、10周年、11周年と迎えていく際に、今より大きく充実している状態になれるように精一杯頑張って行く所存です。
10年目を迎える当院を、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
※写真は開業当初の、旧りんご歯科医院の写真です。このビルの2階が医院でした。現在は、移転しました。
2020/08/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯が外れやすい方は、床の適合に問題があるか、床縁が短いか、咬合に問題があるか等が考えられます。
それと入れ歯の歯肉の形態も、実は維持に影響することもあります。
人工のプラスチックで作る歯肉の形、盛り上がり方等も実は入れ歯の維持に影響するのですね。
また、唾液量が少ないことや唾液の性質なども大きく影響することがあります。
唾液が少なかったり、唾液の粘着力がないために、入れ歯の床内面に陰圧が作れず吸着しないことが考えられますからね。
そうなると、かなり入れ歯はくっつかない状態になりますね。。。
そのような方には、保湿剤をお薦めして、口の中を潤した状態で使ってもらうのが賢明だと思います。
そうすることによって、入れ歯が吸着が得られることが往々にしてありますよ。
また、欠損部分の歯茎が極端に痩せていて、真っ平らで貧弱な顎堤の場合は、くっつかないことはないかもしれませんが、かなり難しいかと思います。
極力、外れない入れ歯を作るというのを目指していますが、なかなか一筋縄ではいかないのですね。。。
一時的にくっついたように見えても、しばらく使ってみるとまた、緩くなってしまうことは歯科医師であれば皆、経験しているところだと思います。。。
いろいろなテクニックがあって、これに対応するように日々頑張ってはいますが、一筋縄ではいかないケースもたくさんあります。
患者さん自身も諦めていたりすることもありますからね。。。
でも、諦めたらそれよりもいい入れ歯にはならないのも事実なんですよね。。。
いろいろな諸事情があって、100%満足に行くようなものというのはなかなか難しいのが現実ですが、少しでも良いものになれるように入れ歯の患者さんに向き合っていきたいと思います。
諦めないで一緒に頑張りましょう。