2015/12/05
今年の夏に来られた患者さんで、50キロメートル以上離れた県境の村上市から来られた患者さんがおります。入れ歯で悩まれていた患者さんで、当院で入れ歯を新製することになり秋口にセットすることができました。上顎は総入れ歯でしたが下顎は前歯部のみ自分の歯が残存している部分入れ歯でした。入れ歯が乗る歯茎の状態は、吸収度が大きく困難でしたが、セット後に3回ほど調整をさせていただき、患者さん本人も僕も満足のいく結果が得られ、終了となりました。それから3か月経って、リコールのハガキを出させていただきました。僕は内心、遠くから来られる方なのに入れ歯が痛くなければ多分来ないなと思っていましたが、届いたその日にお電話をくれて予約を入れてくれましたよ。正直、凄くうれしかったです。遠くから来てくれるという事もそうですが、入れ歯と残っている自分の歯を大事にしたいという気持ちが患者さんにも芽生えているようでした。抜けてしまった歯を生やすことは、現代の医学ではできませんが、それ以上歯をなくさないようにするという事は患者さんの意識と歯科医院で行うメンテナンスでできるはず。なかなかこの患者さんのように、思いが伝わる患者さんばかりでないのが実情ですが、一人でも多くの方に解ってもらえるよう、精いっぱい努力したいです。(写真と今回の内容は、関係がありません。)
本日5日(土)の診療は、会議出席のため休診となります。また、明日のブログはお休みとさせていただきます。7日(月)から見ていただけたら幸いです。
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