2015/10/28
当院で主に力を入れているのは、入れ歯治療とマウスピースを用いた咬み合わせ治療、そして予防です。予防に関しては患者さん個人に歯科衛生士の主担当と副担当を置き、担当制で患者さんに対応するようにしました。彼女たちも積極的にセミナーや勉強会に出て実技を磨いております。
一見、入れ歯を得意とする歯科医師のもとで予防を頑張っているというのは患者さんにとって矛盾があるように思う方もいるかもしれません。しかしそうではありません。私自身、入れ歯でどのような症例においても、絶対入れ歯の方が良いと言えることはないのです。(あまりにも歯周病が酷く、歯がプラプラ動いている場合は、別ですが。。。)もともとの天然歯と比較すると、それに勝るものはないのです。ですから、極力、入れ歯にはしたくありません。でも、入れ歯になってしまったらできるだけ違和感がないよう、よく噛めるように頑張る所存です。
この考えは私の中で、いわば歯科領域の中の攻めと守りを強力なものとして、患者さんの診療に当たるのがベストと思うからなのです。この両立が図れれば患者さんにとって、本当に頼りになる歯科医院になると思うからなのです。
(先日の院内セミナーで、外部講師の沢口由美子さんを招いてスケーリング・クリーニングのデモを行ってもらいました。彼女の周囲で当院の歯科衛生士がその技術を学んでおります。)
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