入れ歯への思い。

院長ブログ

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入れ歯への思い。

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 僕は歯学部の6年生の時に、総入れ歯の人工歯の排列実習を受けた際に、自分で咬み合わせを作れるという事にすごく興味を持ちました。大学を卒業したら、大学病院の総義歯講座の大学院に入ろうと心に決めてました。そして無事に大学を卒業し自分で思い描いていた通り、総義歯講座の大学院に入学することができました。でも、そこで待ち受けていたのは、厳しい特訓と教授からのチェックがありました。いつも帰りは午前様で、入れ歯製作と博士号取得のための研究をしていましたね。一生懸命作った義歯を患者さんから、激しく文句を言われ、その入れ歯を投げつけられたこともありました。凄く辛くて、一時期はもう入れ歯を見るのも嫌だと思った時期もありました。でも、いい先輩や同僚もいて、励まし協力してくれました。その助けもあって、無事に大学院を卒業しそのまま、医局の助手となることができ、それから6年間勤めて講師になることもできました。その時は、学生教育に相当の時間がとられ、診療をほとんどできないことにストレスがたまりました。その頃になると、入れ歯診療をやるのは自分の使命だと思い込んでいました。そしてさらに、入れ歯治療ができる環境を求め、開業して入れ歯を多く診ている先生の所に行き、そこで勤務医をしました
 このようないきさつがあって現在があるわけですが、この入れ歯に対する熱い思いがなくなることはありません。これからもさらに上手な入れ歯を提供できるように頑張っていきたいと思います。

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