歯周炎の対応について

院長ブログ

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歯周炎の対応について



抜歯をしなければならないケースは、重度の虫歯や歯根破折がありますが、圧倒的に多いのが歯周病です。歯周病はプラークという細菌の塊が起こす病気ですが、割と症状がなく慢性的に進行していきます。これが急性化するとかなり痛く腫れが出ることがあります。
予防や治療法に一番大切なのはブラッシングですが、なかなか治りにくいのが特徴です。また、そのような方は歯石が大量に付着しているケースが多く、歯石がついているとプラークの足場になるため、除去する必要があります。重度になればなるほど歯ぐきの中の歯根にも付着しているため、除去が難しく時間がかかります。場合によっては、麻酔をして歯茎を開いて除去しなければならないケースもあります。
歯周病と糖尿病、心臓病、早産との関わりが明らかになりました。全身の健康のためにも気になる方は早めに歯科医院で正しいブラッシング方法と歯石除去をしていただけたらと思います。
(写真は歯周病で、来院された患者さんの口腔内の写真です。ピンセットで触っている部位は、動揺が大きく保存できず抜歯となりました)