2019年4月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯製作には時間と回数がかかります。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 当院の入れ歯製作は、即時入れ歯以外に関しては時間がかかります(即時入れ歯はおおむね2回ほどですが、仮り入れ歯のようなものです。)。

総入れ歯の場合、週に一回のペースで来られたとしても、5~6回は製作過程の中で必要となるため1月半はかかります。

入れ歯は型を取って、はい出来上がりということはないです。

というのは、型は概形印象と精密印象が必要ですし、総入れ歯のような自分の歯で咬みあう歯がない場合、入れ歯の噛み合わせの高さや、前後左右的にどこで咬んでいいのか決めるのが大変です。

また、仮合わせをして入れ歯に対してのイメージも持たせなくてはなりませんからね。。。

そうなるとやはり5,6回はかかると思うのです(他院でも、恐らく同じかと思いますが。。。)。

例えば、東京には一日で入れ歯を完成させてしまうような医院もあります。

そこは、よほど設備や人員が揃っているのでしょう。

もちろん保険診療では、そこまで労力はかけられないでしょうから自由診療になると思いますしね。。。

当院では、そこまでの設備や人員は揃えられませんが、頑張って入れ歯製作を行っています。

そのため、出来るだけ早く作ってほしいというお考えの方には、当院は不向きな医院かもしれません。

でも、その代わり丁寧な診療を心がけていきますよ。

その辺りは上記のような理由があるため、ご理解をいただきたく思います。

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即時入れ歯のままではいられませんね。。。

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 即時入れ歯を入れて、2回目の調整をする際に抜歯した部位の治り具合を確認すると、抜歯窩が治ろうとしているため、入れ歯の粘膜面が合わなくなってきている人が多いです。

その際には、入れ歯の内面に粘膜調整剤を敷いて、入れ歯の安定を図りますが、抜歯窩が完全に治癒するまでは、この作業が続くのですね。。。

そのため当院では、この即時入れ歯は仮入れ歯と捉えています。

この状態で長く使えることは、ほぼないですからね。。。

 
 通常は歯を抜いて、その抜歯窩が完治するまでは2か月ほどかかると言われています。

そうであるならば、本来は2か月して抜歯窩の安定が得られたならば、新しく本入れ歯を作り出すのも2か月待てば十分なはずですが、保険内で本入れ歯を作るのならば6か月待たなければいけないというルールが存在します。

そのため、もし、即時入れ歯後の本入れ歯を早く望むならば自由診療で製作された方が時間的にも短縮できると思いますよ。。。

もちろん無理強いはしませんが、即時入れ歯で発音や食べにくさ、審美性で悩むならばその方が良いと僕は思います。

もちろん他に歯周病治療や虫歯治療があればそちらの治療を優先して行いますが、まずは咬合の回復を図らなければならないという場合は、この即時入れ歯を必要とする人は少なくないですね。

もし、その辺りでお悩みならばご相談いただけたら幸いです。

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☆4月30日(火)の診療時間は午前の部は10時から12時まで、午後の部は17時から19時までとなります。また、5月1日(水)~6日(月)までは休診となります。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

☆5月から診療時間が変わります。
月~金 午前の部9時30分~13時 午後の部15時~19時(火曜日は14時~18時まで)
土曜日 午前の部9時30分~13時 午後の部14時~17時
日・祝日 休診
             何卒よろしくお願いいたします。

部分入れ歯の設計は考えさせられます。

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 入れ歯は、力学的な安定を求めるとどうしても粘膜の接触面積は大きいものになります。

つまりは、義歯床と言われるピンク色の部分が大きくなります。

教科書的には、その方が良い入れ歯と言えます。

でも、実際に使用する患者さんにとっては、大きな故に使用しにくいケースもあるのですね。

総入れ歯のような歯を全部失っているのであれば、入れ歯の設計はある意味楽です。

人工歯の排列位置や床と言われるピンク色のプラスチックが粘膜を覆う位置も決まりがありますからね。

その決まりに準じていれば、設計については、それほど悩まなくても良いことが多いです。

でも、少数歯の欠損で、例えば片側の大臼歯2本のみの欠損の場合、基本的には残存している反対側の歯にも維持や支持を求めるため、上顎では口蓋を横切る金属バーを這わせたり、下顎では、舌側にバーを這わせたりします。

その方が、力学的な安定感は得られるのですが、たまに大きくて違和感が強く使えないと言われることがあります。

バーを使用することで、プラスチックよりも薄くなるのですが、それでも違和感や発音的に問題があるという人もいなくはないのですね。

その場合、片側処理の入れ歯と言って、欠損している側の小臼歯に維持と支持を求めるようにせざる負えないのですが、ものを食べると入れ歯の沈み込みに悩むことがあるのですね。。。

そうすると、痛くて咬めないということが起こりやすいです(もし、それをやるならば、僕はノンクラスプ入れ歯の方がいいかと思っていますが。。。)。

また、どうしてもその部位の入れ歯に違和感を感じるなら、正直、歯科インプラントが一番良いでしょうね(自由診療で、手術も必要となります。当院では行っていませんが。)。

部分入れ歯の場合、この設計が凄く肝になります。

これから部分入れ歯を入れようと思う方は、その違和感を鑑みて、歯科医師の説明を受けていただいて、どうしたらいいかをよく考えていただくのが良いかと思います。

ただ、失った歯をそのままにしていいことは、親知らずの歯以外、ないと思います。

欠損補綴について、歯科医師の話をよく聞いていただくことをお薦めいたしますよ。

もし、幸いにして歯の欠損がなく、自分の歯でなんでも食べれるというのならば、今ある歯を本当に大切にしましょうね。

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リスクから考えて入れ歯、ブリッジ、インプラントのどれがいいのか。。。

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 入れ歯の製作は大好きな処置ですが、そんなにお薦めはしたくないです。

しかしながら若い世代の方でも、重度の歯周病や虫歯のために歯を多く抜かなければならない人はいます。

そのような人たちは、恐らく自分でも、もうこの歯は持たないことを自覚している人がほとんどです。

その場合、考えられる処置は抜歯して入れ歯かブリッジですね。。。

中にはインプラントで対応したいと思われる方もいますが、重度歯周病や重度虫歯を作ってしまった原因は何かというと、日常のケアが不行き届きだったからと言わざるおえないと思います。

つまり大きなリスクを抱えているのですね。。。

そのような方に、インプラントで対応するということは患者さんにはよほどの覚悟をもって、やらなければならないものです。

それこそ、日常の歯ブラシでは根こそぎプラークを取り除くという覚悟が必要だということです。

そうでなければ、インプラントをやったのはいいけど、近い将来にまた撤去ということが本当に多いですからね。。。。

そうなってから、入れ歯を製作して装着するのは条件が悪くなるため、困難極まりないでしょうから。

歯科インプラントは決して悪いものではなく、天然歯のように噛めるメリットはあります。

でも、それを維持するのは簡単ではないということを認識してから望むようにしてくださいね。

そして、少しでもそれに対して不安を抱えるならば、良い入れ歯を作って対応したほうが身体にも精神的にもいいかもしれませんよ。

入れ歯でもブリッジでも、インプラントでも口腔内の衛生を維持し保つことは重要ですが、リスクと鑑みて対応するようにしてくださいね。

それこそ、後々、後悔のないようにしてください。

その辺りについては、かかりつけの歯科医院でご相談することをお勧めいたします。


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ブリッジから入れ歯になるケースは多いです。。。

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 入れ歯はどんな欠損形態においても、対応が可能であります。

それこそ歯が一本欠損しているだけの部分入れ歯から、全ての歯を失った総入れ歯まで入れ歯の処置として対応できます.。

中には顎骨が一部分欠損していても、入れ歯で対応することもありますからね(大学に勤務していた時、何人か製作した経験がありますよ。)。

しかしながら、欠損歯数が少なければ少ないほど、入れ歯が無くても食べれる事が多いため入れ歯を入れたがらないという現実があります。

そのような欠損歯数が少ない場合は、できればインプラントかブリッジの方が煩わしさはなく嚙んだ感じも天然歯に近いので良いと思います。

確かに、ブリッジにすると言うことで欠損部位の両隣の歯削らなければならないというデメリットがありますし、インプラントも埋入手術が必要となります。

そのため、良いことばかりではないですね。。。

でも、処置後に食べにくいと言うことは入れ歯よりはないですし、ケアさえしっかりやっていただけるならば悪いモノでは無いと思いますよ。

先日も上顎の第二小臼歯を欠損していて、その部位に入れ歯かブリッジかで悩んでいるという患者さんが来られました。

僕は一本欠損のための、部分入れ歯は勧めない旨を説明しました。

その理由としては、着脱が煩わしいこと、経験的に一本欠損だけで進んで入れ歯を入れたがる人は少ないこと、物理的に嚙みにくいことを挙げました。

その患者さんは、メリットとデメリットを鑑みて、家で考えたいと言うことで、一度この案件を持ち帰りましたが、再度予約が入り「やはりブリッジでお願いしたいです。」とのことでした。

保険内のブリッジを希望のため、欠損部の両隣の歯は銀歯になることを説明し、同意を得ました(近年、保険診療の改正により一部分をプラスチックで前装するものも、小臼歯では使えるようになりましたが、噛み合わせの面は金属となります。)。

そして次回、ブリッジをセット予定であります。

このブリッジも大きな意味では、入れ歯の一種ですが適応範囲は限られます。

あくまで少数歯欠損のみ対応が可能なのですね(部位にもよりますが、1~2歯ぐらいまでの欠損ですね。)。

あまりにも大きな欠損には認められないモノです。

もし、このブリッジが認められないならば次の選択肢は、主に入れ歯と言うことになりますね。。。

ある意味、このブリッジが入れ歯になる前の前処置みたいな所もあるわけです。

この土台になっている歯が駄目になったら、入れ歯になるという人は少なくないですよ。

入れ歯になったら、ブリッジと同じように嚙むと言うことは、まず、できないですからね。

固定性のブリッジと、取り外し可能な入れ歯とを比べたら、噛み心地は雲泥の差がありますから。。。

ですから、ブリッジがある人は特に日常のブラッシングには気をつけていただき、定期健診にはしっかりと係られて下さいね。

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入れ歯でもメンテナンスは必要なのです。

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 当院では総入れ歯でも、当院で製作した入れ歯の場合はメンテナンスに来ていただくよう3ヶ月の間にリコールのハガキなり封書が届くようにしております。

定期的に来ていただいている方はほとんど作り直すことなく、ちょっとした調整や指導で済むことが多いです。

 しかしながら、正直、総入れ歯や部分入れ歯でも総義歯に近いような部分入れ歯の方はあまりリコールに来ていただけていないのが現実だと思います。

恐らくこれは「歯がないのだからメンテナンスなんて必要ない。」や、「痛くないから調整しなくてもいい。」という気持ちが、そうさせているのかと思います。

でも、このメンテナンスはあくまで痛くならないようにし、入れ歯を快適に使用してもらうための処置や指導です。

僕ら製作した歯科医師もその変化や推移は見たいですし、自分で製作した入れ歯だからその変化がよくわかります。是非、入れ歯の方にもメンテナンスに応じていただきたく思います。

総入れ歯で前噛みすると簡単に外れます。。。

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 昨日、上下顎の総入れ歯をセットしました。

上顎は金属床の総入れ歯で、下顎は保険内のレジン床の総入れ歯です。

この患者さんは、下顎の入れ歯が乗る歯茎が極端に痩せているため、患者さん本人も下顎の方は、保険でいいということでした。

この判断は、やっている僕でもなかなか迷う部分もあるのですが、患者さんの希望に沿うようにいたしました。

そしていよいよ、昨日、上下顎総入れ歯のセットという際に、いつも通りに咬合調整をして、粘膜面のあたりを調べ、問題がないことを確認して上下顎の入れ歯の吸着を確認したところ、上下顎ともに良い状態で入れ歯が吸着していることが解ったので、ひとまず終了となったのですが、帰り際に入れ歯が落ちると仰っていたため、再度、診療室に入ってもらいました。

そして、確認すると「奥歯で噛むとピタッとしているんだけど、前歯で噛むと外れる。」と仰いました。

僕は、少しほっとしながら「基本的に総入れ歯は前歯で噛むことはできない設計になっているんです。前歯で噛むと上顎の入れ歯が突き上げられ、後縁部から空気が入り、陰圧が壊れ吸着が出来なくなるんです。吸盤に空気が入ってくっつきが悪くなるのと同じような理屈なんですね。。。だからできるだけ奥歯で噛むというのを意識してくださいね」と言いました。

その方は、すぐに納得してくれて、「そうなんですね。あ、本当だ。しっかりしている。」と満足気でしたよ。

総入れ歯の吸着は、どんなに良い印象を取って良い模型を使って製作されたとしても、咬合の問題が改善されないと簡単に吸着は壊れます。

また、前噛みをする癖のある方は、注意が必要です。

患者さんには、その辺りもきちんと説明しないといけないなと改めて思いましたよ。。。

僕たち的には当たり前だと思っていても、患者さんにとってはそのようなことは全く分かりませんものね。

当たり前ですが。。。。つい、忘れてしまうことがありますね。。。

今後は、その旨を注意して、しっかり説明していきたいと思います。

上顎の総入れ歯が真ん中で割れやすいケースとは。。。

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 上顎のみ、ほとんどの歯が欠損していて、下顎のみほとんどの歯が残存しているケースを結構な頻度で見かけます。

恐らく重度の歯周炎に加えて強い咬合力のため、咬合するたびに上顎の歯が下顎の歯に突き上げられてしまい歯周病が悪化したため、歯が抜けてしまったのか、抜かなければならなくなったのではないかと予想します。

そのような形態であるとするならば、上顎のみに義歯を製作することになるかと思いますが、非常に問題が起きやすいです。

というのは、上顎の場合、骨吸収は唇頬側の歯茎からおこります。

そうなると、下顎の残存歯列に対して狭くて小さい歯列弓になるのですね。

そのような、状態で入れ歯の人工歯を正常咬合排列すると歯茎の頂点部分からかなり離れる位置に歯が排列されるため、入れ歯の中央部に応力がかかり、真ん中で割れることが頻繁に起きやすいです。

保険診療で行える入れ歯の場合、口蓋部分を覆うのはプラスチックのため、これを防止するために補強線といわれるワイヤー様のものを埋め込みますが、効果はそれほど期待できません。

 このような場合は、金属床義歯で解決するべきなのではないかと思います。

でも、コバルトクロムのような重い金属は貧弱な顎堤には不向きなため、チタンを使用した方が軽くて丈夫で良いものができると思いますよ。

このチタンが壊れることは常識的な応力では考えられませんし、軽いため貧弱な顎堤にも応用が可能だと思います。

自由診療となりますが、入れ歯が真ん中部分で頻繁に割れてくるようならば、ご一考していただきたいと思います。

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入れ歯の作り替えをできるだけ避けるには。。。

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 入れ歯を得意として歯科医院を開業し、日々の仕事の中には必ず入れ歯の製作や入れ歯の調整を必要とする患者さんに来ていただいています。

この患者さん達は、僕を信頼してこの医院に来ていただいているので、できるだけ満足いただけるように頑張っています。

この入れ歯を必要としている方達の多くは、総入れ歯ではなく一本以上の歯が残存している方達ですね。

つまりは、部分入れ歯です。

今後、良い入れ歯を製作したら、この方達のはメンテナンス(定期健診)に通ってくれると信じています。

でも、残念ながら、実際のところは入れ歯を装着している多くの患者さんは、自分は入れ歯だから痛みがなくなればそれでいいと思っていらっしゃる方が本当に多いです。

残存歯のメンテナンス(定期健診)の必要性というものを、あまり意識していないように思います。

入れ歯を再製作しなければならない一番の要因は、歯をまた失うことです。

歯を失うとその部位には穴が空きますよね。

そして歯肉が回復するまでには時間がかかります。

また、歯茎が安定したとしてもその下にある骨の吸収は、経時的に進んでいきます。

この変化は歯があった時よりも、歯を失ったときの方が大きいのですね。

そのため、入れ歯に増歯という処置で歯を足すだけならば良いのですが、それでは済まないケースもあるのですよ。

特に入れ歯のバネが係るような歯は、この歯で維持を図るためこれが無くなってしまうと違う歯に維持を求めなければならず、再製作が恐らく必要でしょうね。。。

そういった意味でも、残存歯の保存というのは本当に大切です。

歯が割れてしまったり、重度歯周炎や重度の虫歯で保存不可能なものは、抜歯は致し方ないですが、それ以上、悪くしないようにすることは本人の努力と定期健診、歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングでできると、僕は思っています。

入れ歯を最初に入れたときのことを思い出して下さい。

その時は、皆、「あ~あ、とうとう入れ歯になっちゃった。」と言うショックがあったはずです。

そして、慣れるまでも相当大変だったはずです。

ようやく自分のものとして機能しているのに、また、歯を抜き作り替え。。。

そしてさらに大きくなった入れ歯に慣れるまで、相当の時間がかかる。。。

これだと、負のスパイラルから抜けれないですよね。

できるだけそうならないように、定期健診と歯のクリーニングをして、日々のホームケアについても話をさせてください。

一緒に頑張りましょう。

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訪問診療でも、頑張っています。

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 当院は、主に火曜日、木曜日の日中に訪問診療も行っています。

介護保険施設や患者さんの自宅に出向き、診療を行うのは、なかなか大変ではありますが、介護を要する方で、なかなか歯科医院に通えないことを考えると、行かなければいけないように思えます。。。

確かに処置内容によっては、外来に来てもらってやる方が良いのは確かですが、患者さんが来ることができないなら、僕らが行くことも必要ですからね。

主な内容としては、やはり入れ歯の調整や製作が多いですが、中には介護者の方が口臭を気にして歯のクリーニングや歯石取りを希望される事もあります。

先日、近くの居宅へ訪問診療に出向きました。

そこには、入れ歯を製作中で咬み合わせを取る作業をしたのですが、患者さんの耳が遠いため、なかなかこちらの言うことが理解しにくいようでした。

でも、何とか身振り、手振りで意思疎通を図れましたよ。

この方は今までも、入れ歯を作られてご飯を食べていたようですが、かなり古くなってしまったため、口腔内の状況は大きく変わってしまったことにより総入れ歯を新製しております。

次回は仮合わせをさせていただき、それで問題がなければ、その次にはセット予定ですかね。。。

上手くいくように頑張っていますよ。

高齢で介護を要する方は、なかなか歯科医院に通えないですよね。

でも、それを我慢することは良いことではありません。

辛い気持ちを抱えたまま日々の暮らしをしていても、楽しいことはなく生活の質が向上することはありませんから。。。

過去に入れ歯を入れて、咀嚼が容易になり寝たきり状態から、歩行ができるようにまでなった人を訪問診療で見る機会がありました。

やっている僕も、咀嚼機能を回復することによって、ここまで人は全身的にも回復することができるのかと、感動したことがあります。

その時僕は、思いました。

歯科には凄く可能性があるのだと。。。

人をここまで回復させることができるのは、歯科医療なのかもしれないと。

その感動を味わいたくて、自分は今も訪問歯科にも没頭しているのだと思います。

 当院では、訪問診療のために歯を切削する器具やポータブルのレントゲン装置や歯石取りの機械も配備されております。

そのため、診療室に近いレベルでお家でも診療できることが可能になりました。

もし、要介護の方を、身内や知り合いに抱えているのならば、ご連絡をいただけたら幸いです。

オーラルフレイルという言葉があるように、人は咬めないことにより年を取ります。

要介護者においては、介護度を上げないためにも是非とも、介護をされている方から考えていただきたく思います。

一緒に頑張りましょう。


訪問診療の詳しい案内
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