2023/11/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院の立地上、歯ぎしりでお悩みの方は多いです。
当院のあるこの辺りは、新潟駅前で中規模以上の会社が多いですからね。
仕事のストレスを抱えている人が多いように感じます。
人間は太古の昔から、ストレスを抱えていると歯ぎしりをしていたのではないかという説もあります。
現在でもこの社会的なストレスは人に重くのしかかっています。
学校や会社、家庭、そしてこのコロナ禍による生活の制約のためのストレス。。。
現代人の多くは、このストレスと上手く付き合っていかなければならない状況ですよね。
この歯ぎしりや喰いしばりは、日中にも何かに集中していると思わず喰いしばってしまったり、噛みしめてしまったりする人がいます。
この日中の噛みしめは、意識して治すことが可能とされています。
しかしながら、夜間就寝時の喰いしばりや歯ぎしりはいくら意識してもなかなか意識しようもないのが現実です。
そう言っている自分も、夜間の歯ぎしりには相当悩まされました。
自分の歯ぎしりの音でビックリして起きたこともあります。
何とも言えない音でしたが、「ガガガッ」という擬音で大きな音でしたね。。。
それ故に歯ぎしりがひどくて歯を割ってしまい、抜歯に至ったことも過去にありました。
患者さんの中には、しょっちゅう被せ物や詰め物が外れるとか、歯が割れる、歯の頭や歯茎の歯質がすり減ってしまい、歯がしみるという人も少なくはないと思います。
そのような方は、恐らく夜間の歯ぎしりをしているのではないでしょうかね。
ただ、この就寝時の歯ぎしりは寝ているときに起こることなので自覚症状に乏しいのは否めません。
人に指摘されて初めて気づくケースが多いのではないでしょうか?
でも、そういう方は実際多いです。
そのような方には、対症療法になってはしまいますが就寝時にナイトガードというマウスピースをお勧めします。
ナイトガードは歯ぎしりを止めることはできませんが、歯にかかる負担はかなり減らすことができます。
きちんと就寝時に使ってもらえれば、被せ物の脱離とか歯の咬耗、歯根破折は防止できるかと思いますよ。
もし、そのようなお悩みがありましたらご相談ください。
このナイトガード製作は保険診療内で製作可能です。
2023/11/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、入れ歯が痛いので新しい入れ歯を作ってほしいということで来られた患者さんがいました。
その方は、上下顎とも総入れ歯でかなり遠いところから来院されました。
85歳越えのおばあさんですが、口腔内を見てみると顎堤は上下顎ともに貧弱で、使用している入れ歯の咬合も不安定です。
何とか咬合調整を繰り返し、入れ歯の粘膜が接触する面も裏打ちしてそれなりの安定を得たつもりではありますが、家に帰ってみて食事をするとなかなか思うようには食べれないようです。
かといって、この口腔内の様相で新しい入れ歯を新製するのは、ちょっとためらいました。
なぜなら、高齢なため唾液の分泌量も少なく、特に下顎顎堤は貧弱なため吸着が得られにくいであろうという予測が成り立ちます。
また、上顎前歯部分にはフラビーガムが見られます。
この状況から見て、超難症例といえるかと思います。
でも、その方の強い希望もあり、新製することにしましたよ。
これから、自分の持てる力を発揮して、良いものになれるように頑張っていこうと思います。
こんな時こそ、基本に戻って丁寧に作製していこうと努力していきます。
2023/11/15
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、歯が抜けそうで困っているので何とかしてほしいという50代の男性の患者さんが当院に来られました。
その患者さんは、右下奥歯に第二小臼歯と第二大臼歯が支えとなって第一大臼歯が欠損のブリッジが入っていました。
診てみると、そのブリッジがかなりプラプラしていて、今にも取れそうな状態でした。
レントゲンを撮ってみると、どうやら第二小臼歯の方は骨の支持があり保存が可能なようですが、第二大臼歯の方は歯根破折しており、保存は無理と判断しました。
その方に、その旨をレントゲンを見せて説明したところ、「もう抜かなければいけないのは解っているのだけれども、その後の処置が心配なのです。その後はどうなるのですか?」と尋ねてきました。
僕は、「抜歯後の右下の欠損部は入れ歯が適応だと思います。インプラントはちょっと向かないかと思います。骨量もほとんどありませんからね。。。保険の入れ歯だと金属のバネを残存歯にかけて、維持を図るものになりますが一か所だけでは不安定なので左側の小臼歯部にもバネを掛けて舌側部分に金属のバーを這わせるものが良いと思います。それが保険内でできる入れ歯での一番いい対応だと思います。」と模型を見せて説明しました。
それを見て、患者さんは「こんなに大きいんですか。。。」と困惑気味でした。
確かに、保険義歯の場合、反対側までバーを伸ばしてクラスプ(金属のバネ)をかけるのが一般的な設計だと思います。
しかしながら、これだと大きくて違和感が強いというのはありますね。。。
そこで僕は、「もし、自由診療で良いというのならば、ノンクラスプ入れ歯といって金属のバネを使わずに第一小臼歯と第二小臼歯の歯肉、歯間部に軟らかいプラスチックを這わせて、もっと小さい入れ歯を作るのも可能ですし、違和感も少ないかもしれません。」と説明しました。
その患者さんは、すぐに「うん。これが良い。これでお願いいたします。」と仰いました。
このノンクラスプ入れ歯は保険診療ではできませんが、部位によっては小さい範囲でいわゆる片側処理でも維持に問題なく使用が可能と僕は思っています。
ですから、このようなケースの場合は、非常に向いていると思う旨をその患者さんに伝えました。
次回から、その製作に4~5回ほどの来院が必要になるかとは思いますが、頑張っていきたいと思います。
(写真は説明用のノンクラスプ入れ歯です。この患者さんのものとは違うものです。)
2023/11/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
もし、入れ歯を作り替えようかなと思われているのならば、ちょっと考えてほしいことがあります。
それは、もっと快適で違和感の少ないものにしたいとは思いませんかね。。。
例えば、上顎の総入れ歯を作るとなった時に口蓋の部分を金属床というものにしてあげると、口蓋部分が薄くなって舌の動きも良くなり、発音もしやすいです。
金属床入れ歯だと温熱感もしっかり伝わり、おでんなどの温かいから美味しいといえるものは熱が伝わり美味しく感じやすいと思います。
その様な観点から言っても、その患者さんの「生活の質」を向上できるものと考えます。
この金属床入れ歯は保険診療では作れません。
自由診療での対応となりますが、いい意味で、その方の生活を変えるようなことにもなる可能性が高いです。
強制するつもりは毛頭ありませんが、もし、作り替える際には金属床入れ歯を考えていただけたらと思います。
2023/11/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が合わなくて、セカンドオピニオン的に当院へ相談に来られる方も多いですね。
その中で、特に多く感じるのは「入れ歯ってすぐ慣れるものではないです。」ということですかね。
というのは、多くの患者さんは入れ歯って入れたらもう何でも食べれるし、発音も問題なくできるようになると思われている方が多いような気がします。
特にそう思われる方というのは、重度歯周病や重度虫歯で多数歯を抜歯しなければならなくなり、その疾患歯を抜歯した後に大きな入れ歯を作らなければならないような人に多いような気がするのですね。
というのは、本来、入れ歯って少数歯を失くしてしまい、ブリッジが非適応になったがために仕方なく少数歯に対応する部分入れ歯になっていき、また歯周病が進行したがために、また1本や2本歯を抜かなければならなくなってその入れ歯を修正するために増歯し、また合わなくなってきたので入れ歯を再生していく。。。
このようなことの繰り返しを何年というスパンで繰り返していき、少しずつ大きな入れ歯になっていくことが多いと思うのですね。
つまり、歯を失った早い段階で入れ歯というものを知り、その咀嚼力の低さや咀嚼能率の悪さを経験するのですね。
だからこそ、ある意味、入れ歯に大きな期待を寄せないものです。
入れ歯の限界を身をもって知っていたわけですから。。。
しかしながら、そうではなく総入れ歯に近いような歯の欠損をそのまま放置し、よいよもって食べにくいからということで入れ歯を新製してもなかなか思うようにはいきません。
しかも、その患者さんは「入れ歯が入れば何でも食べれる。」という過大な幻想を持っているのでそのショックは大きいですよね。
でも、入れ歯は所詮、人工物です。他人が作った歯と咬合なんですね。
神様が与えてくれた過去の健康な歯と同じようにはならないものです。
だから、そのような人には口を酸っぱくして製作する前にも言っているのですが、思うようになるまでは入れ歯を入れてからの慣れる意味を込めての調整と年月が必要なんですよ。
もちろん、良い入れ歯になるように一生懸命に作りますし、フォローしていきますが、このいきさつはしっかり理解し、一緒に良い入れ歯になるように頑張っていきましょう。
2023/11/12
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を入れて痛みがあるので使わないという人がいますね。
その入れ歯が、痛いのは作ったばかりでしょうかね?
で、あるならばそれは作っていただいた歯科医院で調整をしてもらうべきですね。
よく言われることですが、入れ歯は全く無調整で使用できることはほぼほぼないといえます。
どんな名手でも、そうなのではないですかね。
僕が従事していた教授でも、新しい入れ歯をセットした後は必ず1週間後には患者さんに調整に来ていただいていましたものね。
絶対的に必要なのだと思いますよ。
中には、凄く短気な人がいて入れ歯をセットした次の日に「使えねえじゃねえかよ。」と怒り口調で来院された人も過去にいましたね。
でも、神様が与えてくれた本物の歯のようにはなりえませんよ。
人間が作っているものですからね。。。
どうしたって難しいものだというのは理解していただけたらと思いますよ。
それを言い訳にはしたくはないですが、事実、そういうものだという認識は必要です。
その上で入れ歯を調整して一緒に良いものにしていくことが大事だと思うのです。
2023/11/11
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を装着して痛みがある場合は、とりあえず食事時の使用を控えて早めに歯科医院で診てもらうことをお勧めします。
無理して使っていると、粘膜に傷を作ったり歯が動かされて、歯の動揺が大きくなったりしますからね。
本当に注意が必要です。
入れ歯の乗っている歯茎は天然の歯を抜いている以上、どんどん痩せてしまうものです。
これは生理的な骨吸収のため、致し方ないことでもあります。
でも、そうなると入れ歯が乗っている歯茎と入れ歯の間に隙間ができますよね。
入れ歯自体の床内面は変化がないけど、乗られている歯茎そのものは痩せていくので隙間が少しずつできます。
本来ならば、咬合した時にかかる入れ歯の圧力を受け持つ歯茎が痩せることによって、受け持てなくなります。
そうすると、他の部位に過剰な力が加わるため、傷を作ったり残存歯が揺さぶられたりするのですね。
大きな傷ができる前には少なからず予兆があったと思います。
少し痛みや違和感を感じるようならば、早めに粘膜調整や床内面の当たりを調整などの処置を歯科医院でしてもらいましょうね。
2023/11/10
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
ノンクラスプ入れ歯は、部分欠損に対応する入れ歯です。
これは前歯の金属のバネ(クラスプ)が気になるので、目立たないようにしてほしいという希望があって行うことが多いです。
特に前歯しか残存していなくて、そこにクラスプをかけざる負えない場合は、目立たなくするということの方が難しいですね。
保険診療では前歯しかなければ、ここに金属のバネを使用するのは必須となりますからね。。。
このクラスプという金属を使用せずに部分入れ歯を作ることは保険診療ではないといえますね。
しかしながら、部分入れ歯は歯に維持や安定を求めるため、クラスプの代わりとなる特殊な材料の床部分を伸ばしたものが必要となります。
それをノンクラスプ入れ歯は、残存歯の歯肉部分まで覆い、入れ歯の着脱方向を見て歯の歯頚部まで覆います。
そのため、歯が短く見えてしまって、逆に自然で無くなることもあります。
これを回避するため、当院ではこの部位を半透明(クリアアームと言っています。)にし、歯の色を極力、消さないようにしています。
これにより、歯があまり短く見えることもなく、患者さんにも喜ばれていますよ。
(しかしながら、全く解らないようにするというのは難しいケースもありますが。。。)
もし、ノンクラスプ入れ歯にしても以上のことであまりきれいに見えないようなことがあるならば、一度相談に来ていただけたらと思います。
完全に解らないようにすることは無理かもしれませんが、だいぶ、その辺りを改善できると思います。
※ノンクラスプ入れ歯は自由診療となります。
2023/11/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の適応としてはどんな欠損様式でも対応できるとは思います。
歯の1本欠損から全ての歯を失ったとしても、対応は可能です。
場合によっては顎の骨を一部失っても、製作できますからね。
ブリッジやインプラントではどうしても欠損様式や骨の状態によってはに無理というものがありますからね。
でも、その欠損様式で歯が1本だけないだけで入れ歯をファーストチョイスとするのかというとそんなことはないですね。
入れ歯は粘膜に乗っかっている状態ですから、ブリッジや被せ物のように完全固定にはなりえません。
従って、自分の歯と同じようになんでも食べれるというような状態にはなりにくいと心得ておく必要があります。
例えば、イチゴの種とか煎餅のカスとかは入れ歯と粘膜の間に入り込んでしまうため、そのまま嚙んでいると粘膜が痛いということはありえます。
ある意味、それは入れ歯の宿命と思います。
どんな補綴物においても、一長一短はあります。
自分にとってどういったものがいいかは患者さんのお考えにもよるところがあるので、補綴物を作る際にはよく考えていただきたいなと思います。
2023/11/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を新しく作りたいという希望で当院に来られる人は多いです。
その中でもちょっと困るのは、抜かなければならないような重度歯周病の歯や重度虫歯を残して入れ歯を作ってくれという人ですね。。。
もちろん、残せる歯は残して製作いたしますが、ものすごく動揺していて保存が無理というような残存歯を残して製作した場合、必ずトラブルが出ますね。
それは、痛みだったり、歯の脱落だったりします。
そんなことがもし、起きてしまったら新しい入れ歯を修理しなければならなくなりますね。
新しく作った入れ歯が継ぎ接ぎになって修理されるわけです。
似たような材料を使用して、歯を足したりしますが完全にキレイなものにはなりにくいですね。
歯を抜くことを推奨しているわけではないですが、抜かなければならないような歯を残して製作することは基本的にはできないことを知っていてはほしいですね。