入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

自分の作った入れ歯の作り替えは極力、したくないですね。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯をしている方の多くは部分入れ歯の方が多いですね。

それこそ一本欠損から多数歯欠損に渡るものまであります。

欠損歯数が多くなればなるほど、入れ歯の床面積は当然大きくなりますね。。。

でも、近頃は上下顎とも、一本も歯がなく総入れ歯を入れているという人は本当に少なくなりました。

歯科医師会が推奨している8020運動で80歳になっても20本以上歯を残そうという運動が浸透しているからだと思います。

凄く良いことで喜ばしいこととは思いますが、でも、入れ歯の人がいなくはないですね。

欠損様式からもブリッジが不可能で、入れ歯で対応せざる負えない人は少なくないです。

特に40代とか50代の若い人でも、部分入れ歯を入れている人はいますからね。。。

そのような方の、歯を失った多くの原因は歯周病です。

虫歯が多発して抜歯のケースというのは凄く少ないですね、今の時代は。。。

この歯周病に一番必要なのは、日常のホームケアです。

そして、歯科医院での定期的なスケーリングとプロフェッショナルクリーニングと言えると思います。

でも、程度の差はありますが、一度、歯周病になってしまうと完治は難しいです。

あくまで、悪化しないようにするコントロールが主体になります。

でも、その定期健診やクリーニングに通わないで、歯を抜いたり抜かなければならなくなった症例をたくさん診てきました。

もう少し早く、来てくれればなあと思うことは本当に多いですよ。

入れ歯を作り替えなければならない最大の原因は、歯を抜くことだと僕は思っています。

でも、そうなると悪循環が発生します。

これを断ち切るためにも、定期健診には是非、かかっていただき、歯を清潔に保ち、良い状態で維持しましょう。

僕は入れ歯診療が大好きで、今まで多くの入れ歯を作ってきました。

自分の中でも、これが一番得意としている気持ちがあります。

でも、自分の作った入れ歯を上記のような理由で、歯を抜き、そして入れ歯の再製をするというのは非常に気分が悪いです。

でも、多数歯に渡る抜歯の場合は、そうせざる負えないことも多いですからね。。。

どうか、どんなに良い入れ歯でも、多少の歯周病があったとしても自分の歯に優るものはないことを知っていただき、日常のホームケアと歯科医院での定期健診にしっかりと通っていただきたく思います。

どうしても抜かなければならないような程、プラプラしている歯は抜歯しなければなりませんが、程度の軽い歯周病であれば保存は可能です。

できるだけ、歯を抜かないで済むようにしていくことを心がけて日々のホームケアと定期健診に励みましょう。

それが自分の歯のためにも、入れ歯を作り替えずに済むためにもいちばんよいほうほうですからね。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

ノンクラスプ入れ歯は目立たなくてキレイです。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 保険診療内で作られた、部分入れ歯の支えをしてくれている残存歯にかける金属のバネをクラスプと言います。

このクラスプは保険内で作る部分入れ歯では、絶対的に必要です。

このクラスプというのは、残存歯に維持を負担してもらうために部分入れ歯で必要となります。

そうでないと、入れ歯は咀嚼や会話をする度に、すぐに脱離してしまいますからね。。。

たまに、このクラスプを嫌って外してほしいという依頼を受けることがありますが、それは止めた方がいいと思います。

維持が取れないため、安定感がもの凄く悪くなりますから。

代案としては、自由診療になりますがノンクラスプ入れ歯というものがあります。

これはクラスプの代わりに特殊なレジンというプラスチックで残存歯の歯肉に伸ばし、歯間部分に這わせて作ります。

このプラスチック自体に弾力があり、維持が良く審美的です。

金属のバネの代わりに、そのレジンというものが見えはしますが、歯肉色のため、それほど目立ちません。

ただ歯周病の程度が悪い方は、着脱の際に引っ張られるため向き不向きはあります。

もし、気になるようであればご相談下さい。

残存歯が頑丈で、前歯に係るクラスプが気になるようでしたら、お薦めの審美入れ歯と言えますよ。

この入れ歯のメリットは、金属のバネを使用しないため目立ちません。

前歯しか自分の歯がなくて、口を開けるたびにその金属のバネが見えるのは審美的ではありませんからね。。。

もし、ご希望のある方は、当院にご相談していただけたら幸いです。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

総入れ歯製作では、特に最初の型取りが大切です。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 総入れ歯の型取りは2回以上必要です(部分入れ歯も当院では2回以上の型取りをしています。)。

この作業は保険診療でも自由診療でも変わりがありません。

1回目は概形印象として、これで模型を起こし、その模型を研究用模型として、患者さんの口腔内の情報を得ます。

ここは、粘膜がブヨブヨだから、緩衝腔(リリーフ)を設けた方がいいなとか骨隆起があるから、痛みが出ないようにブロックアウトした方がいいなとか、仮想の咬合平面は恐らくこのぐらいになるだろうなとか、人工歯の排列位置はこのくらいになるなとかのおおよその見当がつきます。

この研究用模型が、良いものでなければ、その後の精密印象を採得するための個人トレー(患者さんの口腔内に合ったトレー)の製作も良いものにはならないため、良い作業模型は作れませんね。

そのため、当院ではこの概形印象の採得はかなり慎重にやっていると思います。

この概形印象は既成のトレーを使って型を取るので、それなりのテクニックが必要です。

口の中の様相は患者さん一人一人、違いますからね。

必要なところまで取れていないと良い印象にはなりませんから。

従って、場合によってはその既成トレーを削ったり、曲げたり、辺縁にワックスを盛り足すこともありますからね。。。

患者さんの中には、頬の筋の圧力や舌圧が強くて、なかなか良い印象が取れない人がいます。

でも、ここは非常に大切なところなので、上手くいかないときは患者さんに謝って、もう一度取らせてもらう事があるかもしれません。

この概形印象が総入れ歯の成否を決める第一歩になるので、大切にしている作業ですよ。

この概形印象が上手く取れれば、その後の個人トレー製作や、いわゆる2回目の型取りの精密印象採得が、かなりスムーズに行きますからね。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

歯の欠損に対して、行う処置は。。。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないはずです。

特に初めて歯を、失ってしまった人は、ブリッジか入れ歯か悩むことが多いと思います。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思いますからね。。。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、違和感も少なくて良く咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

患者さんから、そのことが気になって相談に来る人も結構います。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

入れ歯の方が、取り外して目視しながら清掃ができるので、衛生面的には良いと思うこともあります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

このノンクラスプ入れ歯は、審美的には良いものと思います。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも少し柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

ただ、このノンクラスプ入れ歯が天然歯やブリッジと同じように咬めるようなことはないです。

そのことは、事前に話しますが、ご理解いただいてからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

☆5月から診療時間が変わります。
月~金 午前の部9時30分~13時
午後の部15時~19時(火曜日は14時~18時まで)

土曜日 午前の部9時30分~13時
午後の部14時~17時

日・祝日  休診

入れ歯は健康な歯には、勝てないものなのです。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 最近、入れ歯治療を希望される患者さんが、本当に多いですね。

中でも、新製希望の患者さんがダントツに多いです。

予防が叫ばれて、確かに上下顎が総入れ歯という方は少なくなりましたが、部分入れ歯や総入れ歯に近い状態の人はかなり多いです。

自分でできる技工物(個人トレーや咬合床、人工歯の排列等)は自分でやろうとする主義なのですが、数があまりにも多くなってきたために外注もするようになってきました。

需要に対して供給が追い付かない状態ですね。。。

この状況は、今年になってから今まで続いております。

でも、本当にありがたい状況で、ますます頑張っていこうとは思います。

ただ、むなしく思うことが一点だけあります。

それは、どんなに良い入れ歯を作ったとしても、自分の健康な歯には絶対に勝てないのです。

それは、いわゆる大学教授レベルの人が作ったとしても、できない話です。

もし、それが可能ならば、全部の歯を抜いて総入れ歯になった方がいいですからね。

あまりにも現実離れしてしまいます。

僕たちは、今、使用されている入れ歯に不都合があったとして、それを改善できるレベルに持っていくのが関の山です。

つまり、比較対象は今使用している入れ歯よりも良いものを作るということに頑張っているということはご理解くださいね。

もし、今自分の歯が一本も欠損がなく、健康な状態であるならば、是非、予防に励んでいただき、入れ歯とはご縁の無いようにしていただきたく思います。

現状が、入れ歯で悩んでいて困っているという方は、是非、その不都合を取り払えるように頑張りますので、一度見せていただけたらと思います。


当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

☆5月から診療時間が変わります。
月~金 午前の部9時30分~13時
午後の部15時~19時(火曜日は14時~18時まで)

土曜日 午前の部9時30分~13時
午後の部14時~17時

日・祝日  休診

訪問診療にも真摯に取り組んでいますよ。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 3月後半になって、暖かくなりましたね。

この季節に訪問診療に伺うのは、少し楽になります。

当院では積極的に介護保険施設や、ご自宅に伺って訪問診療に励んでいますよ。

訪問診療を当院は、主に火曜日や木曜日の日中に行くようにしています。

それ以外の曜日でも、日が合えばもちろん行くことができます。

訪問診療では入れ歯の調整や製作はもちろんですが、被せ物や虫歯の所に詰め物、歯石取り、歯のクリーニングなども行うことができます。

そのための設備も当院はだいぶ充実してきました。

ポータブルのレントゲン装置もありますので、レントゲン診査も可能です。

要介護者を抱えるお宅や介護施設に向かい、居室内で処置を行っていますよ。

僕は元々大学病院に勤めていたときにも、在宅往診チームの一員でした。

その頃から、要介護者の訪問診療には興味を持って取り組んでいました。

要介護者は、歩行困難や四肢の麻痺等があったりして、歯科医院の外来に通うのは困難ですよね。。。

介護をする方が付き添って来るのにしても、なかなか難しい面がありますからね。

そのためか、お口の中の痛みや違和感などにお悩みの方は、本当に多いです。

オーラルフレイル(人は口腔内の機能低下から、年老いてくるとの考え)からも、歯を保存して本来の口腔機能を維持させることが大切です。

そのお手伝いを、当院にさせていただけたら本当に嬉しい限りです。

もし、よろしかったら当院にご相談いただけたら幸いです。

もちろん介護者の協力は必要ですが、患者さんのお口の中を良い状態に持って行くために一緒に頑張りましょう。

僕達は雨の日でも、雪の日でもお約束のその日時に必ず向かいますので。

(訪問診療をご希望ならば、まずはお電話で連絡をいただけたら幸いです。)

訪問診療の詳しい案内
当院での精密入れ歯治療の案内は

入れ歯を作り替えないためにも定期健診は必要です。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 僕はできるだけ、入れ歯を作り替えることはあまりしたくないです。

自分で作った入れ歯ならば、なおさらにそう思います。

ほとんどの患者さんも、そう思うと思いますよね。。。

でも、歯を失った歯槽骨は時間の経過とともに吸収してしまい、いわゆる歯茎は痩せていきます。

これは生理的なものなので、現在の歯科医学ではそれを止めることはできないとされています。

時間が経つと、作った当時の入れ歯は適合も良く、口を大きく開けても外れなかったのに何年かしたら緩くなったり、入れ歯の内面に食べ物のカスが入るようになったりと適合面の問題として出てくることがあります。

咬合的に問題が無く、単なる入れ歯の緩みならば裏裝(リライニング)という裏打ちだけで何とかなるかもしれません。

でも、あまりにもブカブカだったり、咬合的な問題も含まれる場合は、作り直しも考えなければなりませんからね。。。

その方が、遥かに能率的で審美的だったりすることも多いですからね。

でも、それはそれで新しい入れ歯なので、慣れるのに時間はかかるでしょうね。

やはり入れ歯は人工物ですし、自分の健康な歯と同じものにはなりません、

つまり、入れ歯の患者さんにもお伝えしたいのは、そうなる前に早めに点検を受けていただき、歯茎の吸収が見られたら、早めの調整や裏裝をしていくことが良いと思います。

この歯茎の吸収程度は個人差がありますので、なんとも言えませんが、僕の経験では2ヶ月ぐらいで大幅に歯茎が吸収してしまい入れ歯が緩んだので、裏裝を必要とした人もいます。

特に女性は骨の痩せ方が男性よりも大きく、歯茎が吸収するスピードが速いような気がします(あくまで経験的な意見ですが。。。)。

ですから、入れ歯治療が終わられてからも、せめて3ヶ月に1回は定期健診(メンテナンス)に来られて、入れ歯を診させていただけたら、良いと思います。

できるだけわずかな調整で済むようにし、いつまでも良い入れ歯の状態で維持できるのが一番良いと思いますからね。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

初めての入れ歯に慣れるのは、大変ですが。。。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 初めて入れ歯を入れて何事もなく、ご飯が食べられるという人は多くはないです。

痛みはないにしても違和感は絶対にありますね。。。

最初から、固いものが食べれるという方はある意味幸運ですよ。

そして、その違和感は単なる慣れの問題かもしれませんね。

時間が解決するというところも少なからずありますから。

でも、食べる度に痛くて痛くて良く噛めないとか、粘膜に入れ歯が当たって傷がついてしまっているような場合は、そういう問題ではないですね。

作ってもらった歯科医院で直してもらう事が必要だと思います。

治し方としては、入れ歯の粘膜面だけの問題ではなく、咬み合わせのせいかもしれないですね。

咬み合わせは患者さん自身では解りにくく、咬み合わせの高さだけの問題ではないことが多いですから。

ちょっとしたズレで入れ歯がカクッとズレたために、その振動が粘膜に強く伝わってしまっていることもありますからね。

自分で何とかしようと、入れ歯を削ってしまう人もいますが、それは絶対に止めて下さい。

結構、見当違いの所を削ってしまい、取り返しの付かないケースもありますよ。

先日、来られた患者さんは、あまりにも見当違いの所を自分で削ってしまったために、入れ歯がカパかパになってましたから。。。

その場合は、再製作しなければならないかもしれませんからね。

入れ歯はなかなか自分のものになるまで時間がかかります。

特に初めて入れる人は、それをすぐに諦めてしまうことが多いようです。

歯科医師の指示に従って、調整と指導を受けて頑張りましょう。

また、それ以上大きな入れ歯にならないように、今ある残存歯を良く磨いて保存を図るようにしましょうね。

そのためにも、3ヶ月に1回は入れ歯の調整と残存歯の定期健診、プロフェッショナルクリーニングは必要だと思いますよ。


当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

即時入れ歯は、あくまで仮入れ歯だと思います。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 以前、重度歯周病で歯が何本か抜け落ち、そのまま放置して、さらなる歯周病の悪化により、いてもたってもいられなくなり、当院に来られるという方は本当に多いです。

そのような方の口腔内を見てみると、欠損も多いですが他の残存歯の動揺も強く、残存歯は横に傾いてたりしていて、レントゲン検査、歯周病検査をした上で、少なく見ても何本かは抜歯になるという人ですね。。。

そのような方は、プラプラ揺れ動く歯が抜歯になることは、大抵、解っているようですが、歯のない時期があるのが困るという方が多いですね。。。

中にはそのような状況を、家族にも知られたくないという人がいます。

ここで、僕はいつも同じようなことを説明しています。

それは、「できるだけ早く入れ歯を入れるには即時入れ歯といって型と咬み合わせを取らせてもらった後、技工操作で模型を製作し、咬合器というものに咬み合わせを再現し、抜くべき歯を模型上で切削し、そこに人工歯を配列して残存歯にバネを製作し完成まで持って行く方法があります。その方法で良ければ、今回、型を取らせていただきたいですが、咬み合わせ取りは臼歯部分が欠損していたり、残存歯も歯周病のために動揺が激しく、完全に横たわっている歯もあるので咬合床というものを製作させていただき、次回、咬み合わせを取り、その次に抜歯と入れ歯をセットという形を取りませんか?ただ、その入れ歯は抜歯してすぐに装着する入れ歯なので完全に良い入れ歯とはいえません。あくまで、仮入れ歯と考えてほしいです。抜歯した傷の部分が完全に落ち着いたら、それから本入れ歯の製作をするなりしなければなりませんが、それが、今考えられる最善の処置かと思いますが。。。」と提案することが多いです。

そのような方は大体この提案を受け入れてくれますね。

でも、即時入れ歯というのは、通常の入れ歯製作よりは早く製作できますが、あくまで口腔内の状況にもよりけりです。

型取りと咬み合わせ取りは状況によっては別日にしなければならないこともあります。

でも、口で言うほどこの即時入れ歯は簡単ではないです。

歯並びや咬み合わせは、揺れている歯の関係ではっきりしない状態が多いですし、抜歯後の傷の治りは、本当に予想して決めるしかないですからね。。。

そのため、入れ歯には安定剤などのクッションを裏打ちするころが多いです。

でも、歯のない時期を無くすという意味では、これしかないのも実情であります。

だから、この即時入れ歯は当院では「仮入れ歯」という位置着けでいますよ。

ただし保険内でこの即時入れ歯を作ることは勿論できるのですが、一度作ると半年は再度保険で作ることはできないのですね。。。

歯周病でプラプラした歯を抜いた場合は、この半年がものすごく長く感じますけども。。。

傷の治りは早いですからね。。。

もし、可能であればその後の本入れ歯は、自由診療で考えてもらえると僕はいいかと思いますが。。。

※明日(14日【木】)は、院長が出張のため休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

金属床入れ歯で生活の質は上がると思います。

DSC_1536.JPG

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。 

 以前、ある患者さんから「自由診療の金属床の入れ歯って、どういうメリットがありますか?」と聞かれました。

この方は3年前に、当院で保険診療内において、入れ歯を製作しました。

この方は、過去に強い咬合力のため、上顎の総入れ歯が、真ん中から割れてしまったことがありました。

また、この強い咬合力のために人工歯が咬耗し、咬合高径が下がってしまいました。

そのために老人様顔貌になりやすく、顎も調子が悪いということです。

そのため、その入れ歯の咬み合わせ部分にプラスチックを盛り、咬み合わせの高さを上げました。

ちょっと前にもこのような咬合の修理・調整をしましたが、少し経つと、また咬み合わせが下がるんですね。。。

この患者さんは、かなり遠いところから通ってきているため良いものを作って、入れ歯を持たせたい気持ちが強い方だとは思います。

この方に僕は、「本当に良いものを作るのであれば、金属床入れ歯が良いと思います。」と言いました。

理由としては金属床にすることによって、入れ歯を薄くすることが出来るため、使用する患者自体の負担が少ないことなどが特徴に挙げられます。

保険診療内での、プラスチックで作られた入れ歯よりも強度面で優れているなどの効果があり、丈夫な素材を使っているため患者自体も快適に使用することが出来るというメリットがあります。

また、入れ歯全体も、プラスチックで作ったときのようなたわみを抑えることが出来ます。

また、金属で床部分ができているため、壊れるリスクはほぼないですね。

よく聞くことですが、患者さんが実際に使用したときの感触としては、金属を使用することによって、通常のタイプよりも薄く仕上げることが出来るので、口の中が広くなってしゃべりやすいと言われます。

金属床の部分入れ歯の場合には、自由な入れ歯の設計から、残っている健康な歯に負担をかけない設計も可能というメリットもあります。

また、金属を使用しているため熱の伝わり方も良く、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく食べられるという特徴もあります。

そして、この患者さんが一番気になっている人工歯の咬耗も、できるだけ抑えられるような陶歯や、金属を使用した人工歯に変えることも可能ですからね。。。

トータル的に考えて、金属床の入れ歯の方が僕は良いと思います。

使用される金属としては、当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムの3種類です。

僕としては、この中ではチタンがお勧めであります。

その理由はチタンはコバルトクロムやゴールドと比較しても軽くて丈夫ですし、生体親和性も高いですからね。

ゴールドも生体に対して良い金属ですが、今の時代、流行りませんからね。。。

ただ、どの金属を使ったとしても、作り替えなくて良いものとか、何年持ちますかという問いに対しては、「その人の使い方や定期健診にきちんと応じてくれるとか、歯茎の痩せ方とかいろいろな要素がありますので、何ともいえません。。。ただ経験上、この自由診療の金属床入れ歯を2~3年で作り替えというのは今までないですね。」と言いました。

そして、当院の自由診療についての料金表をお渡ししたところ、料金を鑑みて検討したいとのことでした。

この金属床の入れ歯は、みんなに勧めたい気持ちがありますが、デメリットとしては金額が高いということでしょうか。。。

でも、メリットの多さは確実にあるといえるので、ご興味のある方は検討していただきたいと思います。

生活の質は、きっと向上すると思いますよ。


当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは