2025/10/17
![]()
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯が壊れやすいので作り替えたいという人がいますね。
その壊れた入れ歯って、上顎で下顎はほぼほぼ自分の歯が残っていたりしませんか?
もし、そうならば保険診療で作り替えてもまた同じ結果になるかもしれませんね。。。
というのは、歯を失うと上顎の歯茎が頬側から吸収するため、歯槽弓が下顎の歯列に対して狭くなっていくのですね。。。
そうなると、そのまま入れ歯を製作して正常咬合排列にすると歯槽頂から外れて外側に人工歯が排列されるため、その応力は入れ歯の正中部分に強くかかります。
すると、保険内で製作された入れ歯はプラスチックで作られているため、真ん中で割れるということを経験しています。
保険内の入れ歯の場合は,口蓋部分のプラスチックを厚くし、補強線というワイヤー様のものを入れ歯の床内に入れますが、正直あまり役に立たないことが多いです。
また、そうすることによって口蓋部分も厚くなるため、舌感も悪くなります。
このようなお悩みの、対応策としては口蓋部分を金属床で製作されることをお勧めいたします。
その際に、使用する金属は、当院ではコバルトクロム、チタン、ゴールドというものがありますが、貧弱な顎堤であればチタンが軽くて丈夫ですからお勧めです。
このように壊れやすい入れ歯は金属床にすることによって、そのリスクは格段に低くなるので、自由診療とはなりますが是非、考えていただけたらと思います。
入れ歯は毎日使用するものです。
ストレスなく思い切り噛めることは生活の質の向上にもつながると思いますからね。