POICウオーターの意味は解りますか?

院長ブログ

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POICウオーターの意味は解りますか?

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 当院で使用しているPOICウオーターのこのPOICの意味、知っている人はいますか?

これは、P:Professional(専門的)、O:Oral(口腔)、I :Infection(感染)、C:Control(制御)の略です。

つまり、直訳すると専門的口腔感染制御水ということです。

このPOICウオーターはPOIC研究会で推奨されており、その除菌力は凄いです。

このPOICウオーター含嗽用は洗口液の部類に入ります。

わずかながらのPOICウオーターを口に含み15~20秒ぐらい洗口してもらい、POICウオーターを含みながらブラッシングしていただくと効果的なものです。

今までは、洗口液でプラーク(バイオフィルム)を破壊することはできないとされています。

もし、それをするなら生体が耐えられない濃度にするしかなくなります。

それだと、意味はありませんからね。。。

このPOICウオーターの凄いところは、超純水と超純粋塩だけが原料です。

それを、特殊な機械で電気分解し次亜塩素酸イオン水(POICウオーター)を生成します。

薬品は一切使用していないので、アレルギーの人はいません(塩と水でアレルギーを起こす人はいませんからね。)。

できたPOICウオーターpHはアルカリ性となっており、口腔内に入れると次亜塩素酸イオン水は他のアミノ基と結びつき、酸性化し中和していきます。

そして、弱酸性の次亜塩素酸水になります。

このpHの設定は意味があって、バイオフィルムは細菌が集合体となったときに自分を守るために作るバリアです。

これを壊すことはこのpHがアルカリ性の時に可能なのです。

そして、バリアが破壊された後は、細菌が浮遊状態となりpHが弱酸性になった次亜塩素酸水が有効なのですね。

いきなり強い酸性の次亜塩素酸水でうがいしても、バリアは壊せませんし、中の細菌にまでは届かないのです(でも、実際そういう次亜塩素酸水もあります。)。

POICウオーターはそのあたりが、事細かく調整されており除菌力の強い洗口液だと思います。

もちろん、歯ブラシによる歯磨きは必須です。

このPOICウオーターを使った歯磨きは、素晴らしく有効で、今まで一生懸命に歯磨きをしていても歯周病の急性化を繰り返す人や、虫歯がちょくちょくできてしまう人、口臭で悩んでいるような人には、本当にお勧めしたいものです。

気になる方は、ご相談ください。

有料となりますが、お渡しすることは可能です。