要介護者の診療に、施設や自宅まで伺います。

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

要介護者の診療に、施設や自宅まで伺います。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 予約制となりますが、訪問診療を当院は積極的に行っております。

主に火曜日と木曜日の日中に行くことが多いです(もちろん日が合えば、他の曜日も可能です。)。

多いときは一日に3件、行くこともあります。

当院における訪問診療のための設備も、充実してきました。

もし、レントゲンが必要なことがあった場合もポータブルレントゲン撮影機により、撮影することができます。

入れ歯の製作はもちろん、虫歯の処置や歯のクリーニングも行っています。

要介護状態の場合、歯科医院に行きたくても体の自由がきかないため、外来に来ることができませんよね。。。

先日も、歯がほぼ全て残存している方の歯のクリーニングのみをしてきました。

この方は3ヶ月ごとの歯のクリーニングをしてほしいという希望があるため、定期的に行っています。

足腰が弱く88歳と高齢ですが、日頃の手入れの良さと定期健診が効いているようで、虫歯はなく顔も若々しいです。

食べられない物もないと言っていましたよ。

また、介護施設にいる方ですが、その方は上下顎とも欠損歯があって入れ歯が入っていますが、残存歯を守りたいと言うことより、月に1回入れ歯の調整と残存歯のクリーニングに行っています。

その方は、初めて診たときは全身状態が良いわけではなかったのですが、入れ歯の製作と口腔ケアを一生懸命やったところ、歩行器がなければ歩けない状態であったのに、最近は、スタスタと歩けるようになって来たような気がします。

顔色も良くなり、「お陰様で、何でも食べれるよ~。ありがとう。」と言ってくれます。

そのような、本当に嬉しそうな言葉や元気な姿を見ると、こちらのやる気もアップしますよ。

最近よく聞く言葉で、オーラル フレイルという言葉があります。

オーラルは日本語で口のこと、フレイルは虚弱のことです。

つまり、人は口から老いて弱まる、、、という考え方です。

例えば歯を一本失ったとして、その一本だけならばその時は大した不自由を感じていないのだけれど、さらに1本なくなって行くことが続いていくと、人は食べられるものに偏りができてきます。

そうなると、摂れる栄養にも偏りが出てくるのですね。

その結果、全身的にも悪影響が出てきてしまい、弱まってしまうために要介護状態に近づいていくのですね。

だから、まずは口の中から要介護状態にならないように予防をしていくことが大切です。

もし、現在が要介護状態ならば、これ以上は悪化しないように口腔ケアをしていきましょう。

このように、もし、入れ歯が痛い、虫歯や歯周病で困っている、歯のクリーニングをしてほしいという方がいて、要介護状態のため外来に通うことができない場合はご相談ください。

予約制となりますが、ご自宅、介護施設まで訪問診療いたします。


訪問診療の詳しい案内
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