部分入れ歯の製作も大変なことがあります。

院長ブログ

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部分入れ歯の製作も大変なことがあります。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯を作りたい希望で当院に来られる方は多いと思います。

入れ歯を作りたいという希望を持つ方のほとんどは部分入れ歯です。

上下顎とも歯が全くないという人は、本当に少なくなったなあと思います。

これは歯科医師会などが薦めている8020運動が、浸透してきている証拠でもありますね。

大変素晴らしいことだと思います。

でも、総入れ歯は減ったとしても、部分入れ歯を必要とする患者さんは相変わらず多いような気がしますよ。

入れ歯の必要性が無くなる時代はまだまだ先なのでしょうね。。。

僕は入れ歯を得意として、土曜日の午後は入れ歯専門外来を開設していますが、ここに来られる方もほとんどは部分入れ歯です。

もちろん平日でも入れ歯の患者さんは多いですが、この曜日に来る人は時間を多くかけなければならないような人に特化していますね。

入れ歯の難しさを左右する要因としては、歯が欠損している部位の痩せ方や、咬み合わせが安定しない方と言えると思います。

当院では精密な型取りは必ず個人トレーという患者さんの口の中に合わせたトレーを使います。

これは、一回目の型取り後、模型を起こしてその人のカスタムメイドのトレーなのですね。

そのカスタムトレー(個人トレー)を使って、口腔周囲の筋肉を動かして筋圧形成をし、ラバーなどの材料をトレーに流して精密な型を取るわけです。

より口腔内の歯並びや歯茎の状態を再現することが出来ます。

それに石膏を流し、作業模型というモノを作ります。

そして歯茎が痩せていて咬み合わせも不安定で、患者さん自身がどこで咬んだらいいのか解らないケースの場合は咬合床というモノを使います。

部分入れ歯であっても、対合する歯がなければ咬み合わせの方法は総入れ歯の製作方法に準じます。

対合する歯があったとしても、一歯だけだと安定感に欠けますので、その際には咬合床というモノで咬み合わせの採得をするように当院はしていますよ。

適正な咬み合わせの位置を決めるために、僕達は様々な方法で探しています。

その際にこの咬合床というモノは必要なのですね。

方法としては生理学的なことや解剖学的なことに基づいているわけです。

ただ闇雲に決めているわけではないというのは、皆さんもお解りだろうと思いますが。。。

このようにして、型取りをした後、咬み合わせを決めていくのですね。

どうしても、入れ歯製作の肝であるこの作業は時間もかかりますし、それだけ慎重です。

時間のかかる作業の場合は、入れ歯専門外来でたっぷり時間をかけますので、土曜日の午後に診させていただけたら幸いです。

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