気になる入れ歯調整時の患者さんのコメント。

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

気になる入れ歯調整時の患者さんのコメント。

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 新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 先月の事ですが、重度の歯周病で奥歯が3本ほど脱落してしまった患者さんが来ました。その方は50代前半の女性の方です。その他の残っている歯も動揺が大きく、歯周病は進行しているようでした。歯石取りやブラッシング指導を終え、僕はこの脱落した歯は戻せないから、入れ歯を作っていくのがいいのではないかと説明し、部分入れ歯を先日セットしました。その際に、僕は「他の歯を守るためにも、この入れ歯は必須です。それは、なぜかというとなくなった3本分の請け負う力を他の歯が請け負っているのですよ。これがないと他の歯が過剰負担で歯周病がその力によって、より進行してしまうかもしれません。初めての入れ歯なので最初は食べにくいことや違和感で辛いところもありますが、できるだけ使用していただき、夜間の就寝時も使ってもらった方がいいですよ。もちろんしっかり歯を磨いてもらうという前提ですけど。」と説明しました。その場の患者さんは納得していただいているようで帰っていきました。そして10日間ほど経って、昨日、調整時に聞いてみるとあまり使っていないとのことでした。この患者さんが言うには、「奥歯がなくても反対側の歯で食べれるからなくても大丈夫。そもそも、発音しにくいし食べれない。」という返答でした。僕の心は、この言葉に火が付きました。そして再度、上記の説明をより丁寧に説明させていただき、入れ歯の咬み合わせや床といわれる部分の調整を徹底的に行いました。こういう言葉はあまり言われ慣れていませんが、どんな患者さんでも初めて入れる部分入れ歯では、こういう違和感は強くあるみたいです。そのことは百も承知なのですが、この言葉は僕を深く傷つけます。本当は毎日でも来ていただいて調整したい気分ですが、こちらの予約も入らないので10日間ほど開きますが、次は絶対に良いコメントをもらえるように頑張ります。というか、今回の成果が出ることを期待しています。