2016/03/10
当然ですが、総入れ歯に近いものほど入れ歯が歯の欠損部分の粘膜を覆う面積は大きくなります。粘膜との接触面積が少なくなると、入れ歯は簡単に外れてしまいますから致し方ない所です。でも、口蓋部分の長さや厚みが気になって発音しにくかったり、食べ物を飲み込みにくいといわれる方は少なくないです。もし、この部位が金属床といわれるものにできたなら、そのような不快さは、かなり改善できると思いますよ。保険診療の適応外で高額ですが、メリットは大きいと思います。患者さんは、口の中が広くなった、舌が動かしやすくなった、口蓋部分の違和感が少なくなったと喜んでくださる方が多いですよ。
Tweet