歯の神経について

院長ブログ

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歯の神経について



歯の内部には、一般的に神経といわれる組織「歯髄」があります。我々は簡単に神経と言っていますが、単なる神経組織だけでなく、微細な血管やリンパ管もあります。
そのため歯の栄養供給のためには大変重要な組織なのですね。従って、歯髄を取るということは、できるだけ避けたい処置です。(歯は歯髄以外からも歯根膜というところからも栄養を貰っていますが。。。)

でも、明らかに歯髄に虫歯菌の感染があり、痛みを発していれば歯髄を除去しなければなりません。この場合、麻酔をしっかりかけて虫歯を除去し、神経の部位まで穴を開けてファイルというもので感染した歯髄を除去します。その後、薬剤による消毒を何度かし、完全に消毒が図られれば、神経があったところに根充剤という薬剤に置き換えます。その後は被せ物や詰め物で修復するのが一般的ですね。
(写真は抜髄した際に、一塊で取れた上顎犬歯の歯髄です。ちょっと見えにくくてすいません)