下顎の親知らずの抜歯

院長ブログ

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下顎の親知らずの抜歯

10~30代の若い人で、奥歯の歯茎が腫れているという主訴で来られる方は親知らずが関与しているケースが多いです。歯が真っ直ぐ生えているような親知らずで、咬み合っていて歯並びに悪影響を及ぼしているわけでなければ抜歯を勧めることはしませんが、親知らずが原因で痛みを及ぼしているならば、速やかに抜歯をお勧めいたします。

当院では、埋伏抜歯と言われる骨の中に歯が深くもぐっているようなものでも極力は大学病院に送らずに、抜歯を行うようにしています。そのためには大きな神経や血管の解剖学的位置関係にも注意をし、エックス線像でその位置を確認します。また、麻酔方法にも患者さんの不安を和らげるために、笑気吸入鎮静法を併用することが多いです。

昨日も、下顎の水平埋伏智歯を抜歯しました。かなり深い位置にあり困難でしたが、1時間半かけて抜歯しました。今日は少し腫れているでしょうが、確実に抜歯できたので、後は時間が解決するところですね。この時が一番つらいと思いますが、ここを越えていただければ原因となっている親知らずがないので、今後これに悩まされることはないかと思います。