2021/11/11
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯は自分の器官として機能するまではなかなか大変なものです。
特に欠損している歯が多く、それをそのまま放置していて、いきなり大きな入れ歯が入った場合はその異物感は非常に大きいものです。
そのため、なかなか調整は困難を極め、終いには入れ歯を使わなくなって入れ歯を放置している人をたまに見かけます。
でも、入れ歯も使用しなければ使えなくなり、いよいよもってまた歯が抜けた時はその入れ歯を修理して使うにしてもまた辛い状況が待っています。
入れ歯は確かに異物ですから、自分のモノとして機能するまでは時間もかかりますし、患者さん自身に精神的負担を与えてしまう所があるかもしれませんね。
でも、それ以外の方法でそれを補えるのであればまだいいですが、高齢者にインプラントを提供するというのは果たして良いものでしょうかね。
僕はそこまでのリスクを負ってお勧めすることはできませんね。。。
若い方だったら、まだいいかもしれませんけども。。。(当院ではインプラント治療はやっていませんが、希望する方には大学病院に紹介しています。)
いすれにしても多数歯に渡る欠損の場合は、入れ歯を第一選択と考え一生懸命に作らせていただいています。
しかしながら、大切なことはそれに慣れるように患者さんにも、努力していただかなければならないです。
神様が作ってくれた自分の歯とは違います。
他人が作った入れ歯で咬合咀嚼に関与するものですから、それに慣れるまでにはそれ相応の時間も必要なことは理解していただきたく思います。