木床入れ歯が大昔にあったのです。

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木床入れ歯が大昔にあったのです。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

りんご歯科医院の歯科技工です。

18世紀のアメリカではスプリングを使った1.3Kgも重量のある総義歯が使われていたのですが、日本はどんな総義歯を使っていたかといえば、木製義歯を使っていたようです。

戦国時代に使われていた物が現存しています。

仕組みは現代の総義歯と同じ吸着義歯です。

作り方は、蜜蝋で口の中の型を取り複製した模型に合わせて柘植(ツゲ)を削り仕上げは食紅で強く当っている部分を調整して吸着させたようです。

戦国時代には仏師が江戸時代には入れ歯師が制作していたそうです。

 

(りんご歯科医院 歯科技工士 T.I)

 

上記ブログについての院長の追加コメント

日本歯科大学新潟生命歯学部の「医の博物館」で木床義歯は見たことがあります。

本当に歴史的な産物ではありますが、戦国時代の入れ歯師はものすごい技術を持っていたのだなと感心いたします。

もちろん精度はそれほど良くなかったでしょうが、ツゲの木から掘り出していくわけですからね。。。

本当に凄いと思います。

自分が当時の入れ歯師でなくてよかったですよ。

 

☆2020年12月28日午後の部~2021年1月4日まで年末年始のお休みとなります。

1月5日(火)より通常診療となります。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。