2015/12/01
加齢に伴い唾液の分泌量が減り、多数歯にわたり虫歯ができやすい人がいます。唾液の分泌量は、単なる老化現象だけではなく、内科的疾患のための内服薬の副作用の可能性もあったりします。
唾液分泌量の低下は、入れ歯の維持にも影響する場合があります。唾液による粘着性がないと、入れ歯の維持安定を得るのが厳しいです。その様な方には保湿用のジェルなどを使用してもらうことがありますよ。ジェルを適量取っていただき、入れ歯の粘膜に接触する面や、舌、頬粘膜や口蓋に塗っていただくとある程度、良いかと思います。また、唾液が出やすくなるための唾液腺を刺激する体操などもあります。それなりに効果を得られる方もいますので、当院でも指導しています。
(写真は外部講師の沢口由美子さんを囲んで、スタッフと一緒に顎下腺という部位を刺激しています。五郎丸さんのポーズを模して刺激してみました。中央の沢口さんは、ちょっと引き気味ですが。。。)
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