2018年9月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

歯の欠損があることによって、顎にも不調和が起きることがあります。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯は、なかなか思うようにならないという人は少なくはないですね。

中には、以前の健康なときの状態に比べて、咬めないとか、発音しにくいとか、違和感があるという声を聞くことがあります。

大変言いにくいことではありますが、元の健康な状態の歯にすることはできません。

もし、それが可能ならば、小さい虫歯でも歯を抜いて入れ歯にした方がいいことになりますものね。

そんな、夢のようなことは現在の医療では不可能です。

僕達が、新しい入れ歯を作る意味も、比較対照は健康の歯ではないですからね。

それと比較されたら、絶対に良いものにはなり得ませんから。。。

ただ、親知らず以外の歯で欠損の状態をそのままにしていて良いことはありませんもの。。。

1本でも歯の欠損があると、噛み合わせのバランスを崩し、欠損したその部位に向かって周囲の歯は傾いたり、あるいは相方の歯は延びてきます(これを挺出といいます。)。

また、そのせいで顎関節に支障をきたし、顎関節症になる人もいますから。

先日も、歯の欠損を何本か抱えた上で、顎関節症を発症した人を診ました。

その人は、口を開けることがほぼできなくて、右側の顎関節部に以前からカクカクという音があったそうです。

あるときから、その音はなくなっていたのですが、口は人差し指が入るかどうかの開口量となり、首から肩にかけての筋痛もあるようでした。

その状態で、できるだけの開口をさせると右の顎関節は完全にロックしているため、顎の中心は右に変位するようでした。

顎関節部に指を当てて診査すると、クリック音は触知しないので関節円板は完全に外れてしまい、右の顎関節円盤は非復位型のものとなっているようです。

その方には、まず、生活指導の注意点と開口練習、そして、鎮痛剤を服用してもらいます。

1週間後の様子を見て、バイトプレーン(マウスピース)の製作に踏み切るかどうか判断することになりました。

そして、顎関節症の症状が落ち着いたら、その欠損部の補綴処置もした方がいい旨を説明しました。

本人もその欠損部のことを知っていながら、「あ~、甘く見てたわ~。こんな思いをするのなら、早めにブリッジを入れてもらえば良かったわ。」と仰っていました。

顎関節症は、咬合の因子だけではないとよく言われますが、咬合の不調和が全くないということも少ないです。

このように、欠損部を放っておいて顎関節症になるケースはたくさん見てきましたからね。

できるだけ、そのようなことがないように、もし、歯の欠損があって、顎に変な音がするというような、心当たりがある人は早めにかかりつけの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。

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金属のバネを使わない、目立たない入れ歯というものもあります。

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 患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないと思いますよね。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるように処置を進めることが多いです。

ただ最初に診たときに歯がないような状態の場合は、補綴処置と呼ばれる入れ歯やブリッジが一般的ですよね。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、よく咬めます。

でも、問題点もあります。

欠損した両隣在歯を削らなければなりませんからね。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分は嫌です。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額な治療になりますが。。。

それに代わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

この入れ歯は、審美的には非常に良いものになります。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床の色がピンク色であるため、歯肉色と同化していて露出していても目立たないわけですね。

床材料は、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

着脱するとき、残存歯が引っ張られてしまいますからね。。。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

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訪問診療にも対応しています。

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 当院では、開院当初から訪問診療にも力を入れて行っています。

主に火曜日の午後や木曜日の午後に介護保険施設や、要介護者の自宅に伺っています。

もちろん、予約制ではありますが、日が合えば他の曜日にいくことも可能です。

入れ歯の製作はもちろんですが、抜歯や虫歯の処置もやります。

レントゲン診査も可能ですので抜歯や、根の治療を行う際には、お家や介護施設で撮影・現像をさせていただいています。

その上で、もしお医者さんへの対診が必要な場合も、照会させていただいてます。

当院は訪問診療のための設備も充実させてきました。

最近では持ち運びが可能なポータブルの超音波スケーラーや、プロフェッショナルクリーニングのための機械も導入してあります。

そのためか、3ヶ月に1回の継続的なメンテナンスやクリーニングを希望する訪問診療の患者さんも増えてきました。

かつては、訪問診療というと抜歯して入れ歯の製作というパターンが多かったような気がいたしますが、現在は歯を衛生的に守るために、クリーニング希望の人も多くなったことは非常に良いことだと思います。

介護を要する方に多く見られる現象で、食事でよく食べこぼすようになった、固いものが噛めなくなり、むせることも増えたや、さらに滑舌も悪くなった等・・。

ささいな口のトラブルですが、こうした状態が続くようであれば、それは歯や口の働きの軽微な衰え、つまり”オーラルフレイル”の可能性があると言えます。

これらオーラルフレイルの症状は”老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきました。

人は口から老いるという考えから、最近は良く取り上げられています。

健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する”フレイル”と呼ばれる中間的な段階があるとされています。

その手前にある前のフレイル期にオーラルフレイル症状は現れます。

フレイルから続く要介護状態に陥ることなく、健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早めに気づき、予防や改善に努力することが重要であるということがわかってきました。

もし、この要介護状態であったとしても、それ以上の要介護度を上げないようにするためには適切な衛生指導や食事、嚥下指導が必要ですね。

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの「働き」がありますが、それは専門的には「口腔機能」(こうくうきのう)と呼ばれています。

それは大きく分けると、「食べること」(噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう)と、「話すこと」(発音、会話、歌う)ですが、「感情表現」(笑う、怒る)や「呼吸」なども含みます。

例えば、加齢により噛む力が低下すると、食事がのどに詰まりやすくなり、またもし飲み込む力が衰えるとお茶や汁ものでムセやすくなります。

唾液の分泌が低下すると、虫歯、歯周病が進行し、口臭もひどくなります。

オーラルフレイルはこうした口腔機能の軽微な衰えを示していますが、筋肉や心身の活力低下(フレイル)の初期症状とも考えられ、老化の最初のサインでもあるのです。

是非、これからは訪問診療をされている患者さんや介護者にも、このことを知っていただき、それ以上の介護状態を悪化させないように頑張っていきたいと思います。

もし、親族やお知り合いに、歯科医院に行きたいのだけれども、外来に通うのは厳しいといわれる方がおられるのならば、当院に相談していただけたら幸いです。

入れ歯作りは簡単ではないです。

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 総入れ歯に近い状態のような欠損の場合の入れ歯は、簡単にはできません。

中には、型を取れば、次回には出来上がってくると思われている人が多いですが、そんなに簡単にはいきません。

通常は、診査をさせていただき、問題が無ければ1回目の型を取ります。

その型に石膏を流し、研究用模型を作り、それを元に個人トレーという、その人に合ったカスタムトレーを作ります(ここは技工室で行う処置です。)。

そして、それを使って精密な型を取ります。

そしてその型に、石膏を流して作業用模型を作ります。そして、咬み合わせ取りのための咬合床というものを作ります。(ここは技工室で行う処置です。)。

その咬合床を用いて患者さんの口腔内で適正な垂直的な咬合関係を決めていきます。

また、必要であればフェイスボウ・トランスファーという咬合器上で、患者さんの口腔内を再現するための、位置決めをしたりもします。

そして咬合器に、垂直的な咬合関係を再現していきます。

咬み合わせに狂いがないと判断できれば、このまま人工歯の排列をしますが、長い間、入れ歯を入れてなかったケースや、不適な入れ歯を長く使っていた人の場合は、水平的な位置関係が定まっていないこともあります。

そのような場合は、ゴシックアーチトレーサーというものを技工操作上で製作し、患者さんの口腔内で中心位という位置を探していきます。

そして、再度、咬合器に模型を付け直して、人工歯の排列を行います(ここは技工室で行う処置です。)。

そして、人工歯が並んだ咬合床を入れて仮合わせをします。

この仮合わせは試適という操作で、人工歯の並び具合いや、笑ったときの歯の見え方などをチェックします。

問題が無いことが確認できれば、技工操作で埋没・重合という操作に移り、床と呼ばれる部分をピンク色のプラスチックに置き換えていきます。

そして、入れ歯が完成してきたら、再度、咬合器に付け替えて、咬合の調整をします(この段階ではあくまで、咬合器に付けられた状態で調整するので、実際に患者さんが装着したときは、少なからず再度の調整が必要です。)。

そして、患者さんの口腔内に入れて、咬合と粘膜面の調整をしていくわけですね。

このように、入れ歯が出来上がるまでは気の遠くなるような時間と労力が必要です。

どのステップも、大切なのですね。。。

(即時入れ歯という、歯を抜いたと同時にセットするケースもありますが、ほとんどの段階が無視されてできるものなので、良い入れ歯には成り得ないのを解っていただきたいです。)

このような時間もかかる処置を、少しでも知っていただけたら幸いです。

入れ歯は簡単にはできないものなのですよ。

(写真はミラー像です。仮合わせ時に人工歯の並び具合を咬合面側から、チェックしています。)

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医院のスタッフみんなで、旅行に行ってきました。

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 この3連休に、医院のスタッフ全員で慰安旅行に行ってきました。

行き先は、箱根・鎌倉です。

行く手順としては、小田急線のロマンスカーに乗りたいという意見もあり新宿まで行き、ロマンスカーに乗って箱根湯本駅まで行きました。

ケーブルカーに乗って、大涌谷、芦ノ湖行きのロープウェイにも乗りましたよ。

大涌谷では、硫黄臭のする中で黒たまごを食べて、7年間寿命を伸ばしてきました。

そして、箱根湯本駅近くのホテルに泊まり、温泉と美味しい食事を堪能してきました。

二日目は、鎌倉に向かい江ノ電に乗って鎌倉の大仏様を見て、その後は小町通りを歩いて、鶴岡八幡宮へ行ってきました。

ここでは、いろいろショッピングを楽しみました。

この旅行の目的は、日頃のストレスを発散することと、スタッフ間の親睦を深めることですね。

そして、プライベートの表情も見ることが少しだけできます。

この人は、こういうのが好きなんだとか、こういうのに興味を持っているんだ等、仕事の現場では解らないことが見えてきます。

そのようなことを知るためにも、この旅行は有意義です。

当院では、秋にこのような旅行に行くことが多いですね。

この旅行はあくまで慰安旅行なので、仕事の話は一切しません。

歯科衛生士や歯科助手は、患者さんに口腔内の衛生指導や、僕の診療の介助が役目ではありますが、患者さんへの対応は僕よりも長い時間行っていますね。

それ故に日々の仕事のストレスも、小さいものではありません。

このストレスをしっかりと除去し、皆のモチベーションをいかに高く保つかが本当に大切です。

また、スタッフは皆女性なので、僕の感覚とも当然違います。

それを、どうやって補うのかは常に考えてはいます。

このような、旅行をすれば良いとか、飲み会を多くすれば良いとかとはもちろん思ってはいませんし、それだけではきっと人は付いてきませんね。。。

ただ一つだけ言えるのは、感謝の気持ちを常に伝えていくことだとは思っています。

多くの人間は、それほど強いものではないです。

常に叱られていたり、怒鳴られていたりしたら、気が滅入りますよね。

僕もそうですし。。。

それならば注意するときはするけど、良いことをしたり、仲間を助けたり、医院のことを思ってやってくれたことに対しては、精一杯褒めていきたいと思いますよ。

そして感謝の気持ちを伝えたいです。

それにしても、当院のスタッフは本当に良い人間性を持った人が来てくれました。

院長の僕は、人間的にはハートも弱く目標も簡単にぶれてしまったりして、だらしない男なのですが、彼女たちはそんな僕を支えて意見してくれたり、考えさせてくれたりしています。

仕事の現場では、真面目に患者さんのお口の中の健康に、向き合ってくれています。

この素晴らしいスタッフを、さらに成長させられるようにしていき、当院で働いて生き甲斐を見つけられるようにしていくのが僕の役目だと思っていますよ。

僕も、彼女たちに負けないように成長していきたいと思います。

そして、さらに入れ歯診療と予防に長けた歯科医院になることを誓いますよ。

(写真は、箱根湯本の宿の前で撮った写真です。皆の笑顔が嬉しいです。)

即時入れ歯をセットして、終わりではありません。

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 以前に抜歯してすぐに即時入れ歯を製作した人がいました。

即時入れ歯は、あくまで仮入れ歯としているので、その後、抜歯した傷の治りを待って、作り替えか裏裝という入れ歯の裏打ち操作が必要になります。

つまり、即時入れ歯は「暫定的な入れ歯」の存在です。

でも、この患者さんは予約の日にも来ず、2年ほど経って上顎の入れ歯が壊れたと言って当院に再来しました。

上顎は右側の小臼歯が1本のみ残存していて、下顎はブリッジでありますが下顎の前歯が残存していて、他部位は欠損です。

いわゆる、すれ違い咬合(上下の歯が咬み合う所は無い状態)ですね。。。

その際に、「最初は入れ歯を入れて咬めて良かったんだけど、そのうち咬むと痛くなった。だから、上だけ使って下は使わなかった。」と仰いました。

僕は、「この即時入れ歯というのは、抜歯してすぐに装着するものなので、良いものにはなり得ません。どうしても、作り替えなり、修理なりが必要なものなんですよ。そのことは、以前にもお伝えしていましたよね。。。あなたの、歯の残り方だと下顎の前歯しか残ってなく、上顎はほとんど総入れ歯に近い状態なのだから下顎の入れ歯が無いまま使っていたら、上顎の入れ歯が、残存歯に突き上げられて、壊れてしまうのは明白ですよ。」と言いました。

僕は、「入れ歯はセットして終わりじゃないですよ。調整やメンテナンスは絶対必要なんですよ。」と伝えたかったのです。。。

言われたその方は、ちょっと面白くなさそうでしたが、それは事実なんですよ。

咬み合わせの肝は臼歯にあります。

天然歯同士で、臼歯が一点でも咬合していればかなり、作る僕達としては助かります(重度の歯周炎でプラプラの歯の場合は話は別ですが。。。)。

咬合の支持域がしっかりしますからね。

この方のように、臼歯が存在せずに下顎前歯だけ残っている方は、下顎前歯が入れ歯の前歯に当たり、割れることがが往々にしてありますよ。

この状況になってから、直してくれと言われても、根本的な解決としては下顎の入れ歯を直して、上下顎の入れ歯の臼歯に咬合を与えて、上顎前歯の当たりをなくすことが大切です。

その次に、来られたときに下顎の入れ歯を持ってきてもらい、それを大きく修理して一応は使えるようにしました。

でも、なかなか良いものにはなっておりませんね、下顎の入れ歯は。。。

今後、この方は上下顎とも入れ歯を新製していく予定ですが、何とか頑張っていきたいと思います。

ここで言いたいのは、僕らの方としては今後に考えられる問題点は言っているつもりです。

特に即時入れ歯に関してはこのような問題点が出やすいです。

できるだけ、そうならないように本入れ歯を製作しましょうね。


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要介護者の方は訪問診療で、お口の中を改善しましょう。

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 訪問診療を当院は、主に火曜日や木曜日の日中に行くようにしています。

それ以外の曜日でも、日が合えばもちろん行くことができます。

訪問診療では入れ歯の調整や製作はもちろんですが、被せ物や虫歯の所に詰め物、歯石取り、歯のクリーニングなども行うことができます。

そのための設備も当院は整えてきました。

ポータブルのレントゲン装置もありますので、レントゲン診査も可能です。

要介護者を抱えるお宅や介護施設に向かい、居室内で処置を行っていますよ。

元々大学病院に勤めていたときに、在宅往診チームの一員でした。

その頃から、要介護者の訪問診療には興味を持って取り組んでいました。

要介護者は、歩行困難や四肢の麻痺等があったりして、歯科医院の外来に通うのは困難ですよね。。。

そのためか、お口の中の痛みや違和感などにお悩みの方は、本当に多いです。

オーラルフレイル(人は口腔内の機能低下から、年老いてくるとの考え)からも、歯を保存して本来の口腔機能を維持させることが大切です。

そのお手伝いを、当院にさせていただけたら本当に嬉しい限りです。

もし、よろしかったら当院にご相談いただけたら幸いです。

もちろん介護者の協力は必要ですが、患者さんのお口の中を良い状態に持って行くために一緒に頑張りましょう。

僕達は雨の日でも、雪の日でもお約束のその日時に必ず向かいますので。

(訪問診療をご希望ならば、まずはお電話で連絡をいただけたら幸いです。)

訪問診療の詳しい案内
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入れ歯でも定期健診を大切にしていただきたいです。

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 入れ歯の人でも、メンテナンス(定期健診)は絶対に必要です。

入れ歯が入っている方でも、上下顎とも総入れ歯という人は多くはないはずです。

少なくても1本以上は、たいていの入れ歯使用者でも存在することが多いです。

仮に総入れ歯で、自分の歯が1本もないとしても、入れ歯そのもののメンテナンスと、歯茎の状態や粘膜の状態をチェックすることは大切です。

この定期健診を本当は、全部の歯が残っていて歯周病もない全く健康なときからやっていただけたら、一番良いのは確かなのですが、そのような人はごく少数ですね。。。

日本は、あくまで病気になってからでないと歯科医院に通うことはないでしょうね。

欧米諸国とはこの予防の考え方が大幅に違うのは、明らかではありますね。

歯が抜けるのも、歯周病という概念ではなく歳だから抜けるという人も現実にいますからね。

歯は、日常のホームケアが一番大切なのは、いろいろな所で言われているので理解されている人は多いですが、自分だけでの完璧なケアはほぼ無理だと思います。

僕達、歯科教育を受けている歯科医師や歯科衛生士だって、セルフで完璧に磨けるという人はいないのですから。。。

そのために、僕達も月に1回ほど、お互いに歯のクリーニングをしたりしていますよ。

この歯科医院での定期健診とクリーニングは今ある歯保存するためには、是非、受けていただきたいですし、虫歯のリスクの高い人や多少の歯周疾患がある方ならばより一層、メンテナンスの重要性を知っていただきたいと思いますよ。

そのリスクの高い人は、本当にちょっとした油断で虫歯を作ったり、歯茎が腫れやすかったりしやすいです。

もし、その歯を抜かなければならないような状況になったら、入れ歯をしている人はさらに大きなものになりますね。

入れ歯を作り替えなければならない最大の要因は、歯を抜くことなんですからね。。。

もし、新しい入れ歯を作るにも、条件は以前よりも格段と悪くなりますよね。

支えになる歯がなくなれば、入れ歯の維持を図るのは本当に難しいですからね。

だから、どうか入れ歯の人は特にこのメンテナンスを最重要視していただき、今ある自分の歯を大切にしてほしいと思います。

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金属床入れ歯は、良いものだと思います。

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 以前、ある患者さんから「自由診療の金属床の入れ歯って、どういうメリットがありますか?また、作り替えなくても大丈夫なのですか?」と聞かれました。

この方は2~3年前に、当院で保険診療内において、入れ歯を製作しました。

上顎は自分の歯は無く、総入れ歯です。

下顎は、両側臼歯部分が欠損しており部分入れ歯が入っています。

この方は、過去に強い咬合力のため、上顎の総入れ歯が、真ん中から割れてしまったことがありました。

また、この強い咬合力のために人工歯が咬耗し、咬合高径が下がってしまいました。

そのために老人用顔貌になりやすく、顎も調子が悪いということです。

そのため、その入れ歯の咬み合わせ部分にプラスチックを盛り、咬み合わせの高さを上げました。

ちょっと前にもこのような咬合の修理・調整をしました。

この患者さんは、かなり遠いところから通ってきているため良いものを作って、それを持たせたい気持ちが強い方だとは思います。

この方に僕は、「本当に良いものを作るのであれば、金属床入れ歯が良いと思います。」と言いました。

理由としては金属床にすることによって、入れ歯を薄くすることが出来るため、使用する患者自体の負担が少ないことなどが特徴に挙げられます。

保険診療内での、プラスチックで作られた入れ歯よりも強度面で優れているなどの効果があり、丈夫な素材を使っているため患者自体も快適に使用することが出来るというメリットがあります。

また、入れ歯全体も、プラスチックで作ったときのようなたわみを抑えることが出来ます。

よく聞くことですが、患者さんが実際に使用したときの感触としては、金属を使用することによって、通常のタイプよりも薄く仕上げることが出来るので、口の中が広くなってしゃべりやすいと言われます。

金属床の部分入れ歯の場合には、自由な入れ歯の設計から、残っている健康な歯に負担をかけない設計も可能というメリットもあります。

また、金属を使用しているため熱の伝わり方も良く、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく食べられるという特徴もあります。

そして、この患者さんが一番気になっている人工歯の咬耗も、できるだけ抑えられるような陶歯や、金属を使用した人工歯に変えることも可能ですからね。。。

トータル的に考えて、金属床の入れ歯の方が僕は良いと思います。

使用される金属としては、当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムの3種類です。

僕としては、この中ではチタンがお勧めであります。

その理由はチタンはコバルトクロムやゴールドと比較しても軽くて丈夫ですし、生体親和性も高いですからね。
ゴールドも生体に対して良い金属ですが、今の時代、流行りませんからね。。。

ただどの金属を使ったとしても、作り替えなくて良いものとか、何年持ちますかという問いに対しては、「その人の使い方や定期健診にきちんと応じてくれるとか、歯茎の痩せ方とかいろいろな要素がありますので、何ともいえません。。。ただ経験上、この自由診療の金属床入れ歯を2~3年で作り替えというのは今までないですね。」と言いました。

そして、当院の自由診療についての料金表をお渡ししたところ、料金を鑑みて検討したいとのことでした。

この金属床の入れ歯は、みんなに勧めたい気持ちがありますが、デメリットとしては金額が高いということでしょうか。。。

でも、メリットの多さは確実にあるといえるので、ご興味のある方は検討していただきたいと思います。

生活の質は、きっと向上すると思いますよ。

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医院の掃除は、院長もしなければダメなんです。。。

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 今日は連休で、医院もお休みです。

でも、あることをしに医院に来ましたよ。

それは、医院の看板と階段を掃除したいからなんですね。。。

この医院は、ビルのテナントで僕が開院して丸7年経ちますが、その前も違う経営者が歯科医院を営んでいたのですね。

このビル自体は、築45年以上あるそうですよ。。。

そのために見栄えは凄く悪いですよね。

開院してから2年ぐらいして、ビルのオーナーに外観を良くしたいので何とかしてほしいという話を持ちかけたことがありましたが、話を聞いてもらう事はできなかったですよ。

いろいろ諸事情があるのでしょうね。。。

実際、今、僕がもう一度開業するなら、このビルは選ばないでしょうね。

流石に古すぎますからね。。。

本当はもっとキレイでしゃれた医院が良かったけれど、僕にとっては本当にかけがえのない医院なんですよ。

でも、毎月1回ほど、当院にメンテナンスに来てくれる患者さんに、この僕の抱えているコンプレックスを話したことがありました。

その人は、僕に笑いながらこう、言いました。

「そんなことを気にしているの?建物や設備が立派なら、それに越したことはないけど、患者さんが来るとか来ないとかって、あんまり関係ないんじゃないかな。。。最新設備がいいとか、キレイな建物だから良いという人は、また新しい歯科医院ができたら、そっちに行っちゃうんじゃないかな?それよりも、その先生やスタッフの雰囲気や思いやりとかが、多くの患者さんは気になるんじゃないかな。。。それよりも、古い医院でも、先生がこの医院を愛しているかどうかと言うのは、違う形で現れるから。。。大丈夫だよ~。」と言うのです。

そうですよね。

別に古くても、関係ないですよね、今さらどうなるわけでもないですから。。。

外観が気になる人は、他に行けば良いですよね。

僕は、この医院を本気で良くしようと頑張るつもりです。

入れ歯と予防に長けている歯科医院になるつもりです。

でも、それは外観的な事ではなく医院の中を、スタッフを、僕自身を変えて成長していくことが大切なんですよね。。。

そのためにも、できる範囲で僕も医院の掃除に参加していますよ。