2018年3月30日

歯周病が及ぼす全身への影響について(2018.4)

歯茎から出血があったり、歯がグラつく、口臭があるなどが歯周病の症状です。
しかし、どのくらい歯周病が進行しているか把握している人は少ないです。初期症状は気づきにくく、わかっていても軽く考えてしまい、自覚症状が出て歯科を受診した時には、かなり進行しているケースを多く見かけます。また、全身の健康に与える影響も大きいことがわかってきました。

歯周病などの口腔内疾患が全身に及ぼす影響は、誤嚥性肺炎、糖尿病、心内膜炎、動脈疾患、早産・低体重児出産などです。
一般的には、歯周病を含む生活習慣病は慢性疾患であり、健康寿命を縮める最大の原因と言われています。悪い食生活、飲み過ぎ、運動不足、喫煙、口腔清掃不良などの問題のある生活習慣が長く続くと、がん、虚血性肺疾患、脳卒中、肺炎などの寿命を縮める重病にかかりやすくなります。

歯周病を初めとする歯科疾患は、適切な予防により進行を抑え、病状を改善することが可能です。最も良い予防方法は、まず、かかりつけの歯科医院を受診してみることです。そこで、精密な検査と専門家による予防処置を受け、セルフケアの方法を学び、日常生活のアドバイスを受けることにより、あなたのお口の健康度は飛躍的に高まります。

日本の平均寿命は延びましたが、次の課題は健康寿命を延ばし平均寿命に近づけることだといわれています。
歯とお口の健康を保つことで高齢者や介護を受けている方の食生活や日常の活動が充実し、自立が維持され、それに併せて健康寿命も延びていくと予想します。

2018年3月 5日

嚙む力の低下は、衰えのサインです(2018.3)

最近、歯科を中心とした医療現場で「オーラルフレイル」という考え方が注目されています。

フレイルは「虚弱」を表す英語に由来し、健康と要介護状態の中間地点を意味します。
これは加齢などの影響で口の機能が衰えると嚙みにくいと感じるので、肉や野菜などの硬いものを避け、パンやうどんなどの柔らかい食べ物を選びがちになり栄養が偏る。。。

ここで対策を取らないと、嚙む力はどんどん落ちていき食べられるものが益々減り、食欲や体力が低下し低栄養や筋力の低下、ひいては要介護状態になる。。。

口の衰えが要介護状態の始まり。いわば「人は口から老いる」との考え方です。

これを示す研究結果もあり、オーラルフレイルの概念を提唱した東京大学教授らが、約2千人の高齢者を約4年間追跡するとオーラルフレイルの人は死亡や要介護状態になるリスクが約2倍高かったそうです。

4年の短い期間でも、これだけの差が出る食の問題は本当に重要だと思います。歯を失うことで噛めない食品が増えたり、滑舌が悪くなるなど、一つ一つでは、それほど問題視されないことの積み重ねが後で本人の健康に重要なダメージに繋がるのですね。
健康な歯をしっかり残し、良く噛める状態にしておくためにも歯科医院でしっかり予防に励みましょうね。

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