2017年12月 1日

高齢者の虫歯について(2017.12)

虫歯は子供に多い病気と思っている方は多いと思います。
近年は80歳で20本の歯を残そうという「8020運動」の成果もあり、80歳で20本の歯が残っている方は50%を越えました。
一昔前は入れ歯が当たり前だった高齢者に歯があることは、結果として虫歯のリスクも高まっているのです。

生理的変化や誤ったブラッシングなどの影響で、歯肉に覆われていた歯根が年齢とともに露出してきます。歯の頭の部分である歯冠は硬いエナメル質という抵抗力のある層で覆われていますが、歯根はエナメル質がなく、それよりも軟らかい象牙質がむき出しになるため虫歯になりやすいのです。
長年の咀嚼でエナメル質がすり減り、虫歯になることもあります。

また、虫歯を防ぐ力のある唾液が少なくなることも要因です。これは、老化や飲んでいる薬の影響、糖尿病などで唾液が減ることがあり、歯が唾液で守られなくなります。
そうすると詰め物、被せ物やブリッジになった歯のつなぎ目などから虫歯になります。

認知症などでも自分で歯磨きができなくなる場合もあり、これが引き金で虫歯が多発することもあります。

その結果、大人になってできにくくなっていた虫歯が高齢者で再び増えてくるのです。
放置すれば、細菌の温床となり誤嚥性肺炎の原因にもなります。

また、せっかく歯が残っているのに虫歯になり、食事が取りにくくなることもありえます。
さらにひどくなれば、抜歯など外科的な処置も、体調によっては難しくなります。

高齢で歯が一本でも残っている方であれば、日頃の歯科医院での管理予防が大切になります。

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