2017年7月:りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

総入れ歯でも、諦めないで。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 総入れ歯でお悩みの人は、相当数いらっしゃるのは日常の臨床でよくわかります。

「物を食べるときに粘膜に強く当たって痛い。」や「口を開けると簡単に入れ歯が落ちる。」や「咬み合わせが合わない。」等、悩みの種は人それぞれです。

全ての悩みを一回の処置で変えることは、なかなか難しい事ではあります。

そのため、患者さんの方で総入れ歯をあきらめてしまうような方も多くいるようですね。

総入れ歯は歯が一本もないわけですから、維持を歯牙に求めることはできません。

あくまで粘膜に吸着(陰圧にしてくっつけること。)させることが大切です。

そして、咬み合わせによるバランス、安定を築くことが重要なのですね。

これらをすべて網羅させるのには、場合によっては作り替えた方が良い場合もあります。

そして、完成後は調整を何度かすれば良いものになると僕は思ってます。

是非、諦めずにご相談していただけたら幸いです。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は

当院の訪問診療でもレントゲン診査が可能になりました。

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 今まで訪問診療をしていると、診査・診断の上で困ることが一点ありました。

それは、訪問診療ではポータブルのレントゲン機を持っていなかったので、レントゲン診査が全くできずに症状や歯周ポケットの状態、触診や視診そして打診などで判断するしかなかったのです。

でも、訪問診療を希望する患者さんが増えたために、現在はポータブルのレントゲン診査機を購入し、訪問診療でもレントゲン診査が可能になりました。

これを見て歯根の形態や骨の状態などを確認することができ、診断に非常に役立っていますよ。

これから、どんどん活用していきたいと思います。

もし、家庭内で介護を要する方がいて、歯の痛みや入れ歯などでお困りならばご相談ください。

訪問診療の詳しい案内
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入れ歯は、信用おける歯科医院で診てもらいましょう。

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 他院で過去に作った入れ歯が合わずに、当院に相談に来られた患者さんがいました。

その方は、紙に感じている自分の入れ歯の不満を箇条書きに書いており、いろいろ不平不満を感じていらっしゃるのだなあと思いました。

それを見てみると、状況毎に、どのように痛いかを事細かく書いてありましたが要約すると、入れ歯が咬むと痛い・入れ歯が食事時に外れやすいという事が言いたいのだなと思いました。

口腔内を診てみると、下顎の残存歯には大きなブリッジが入っており、上顎は臼歯が2本ほど残存しており上下顎に部分入れ歯が装着されています。

その部分入れ歯は、かなり緩くなっており金属のバネの適合もいまいち、良くない感じがしました。

また、つい最近、歯を抜いたそうで抜歯後の傷はまだ、治っていなかったです。。。

こちらでやったことは、クラスプという金属のバネを締めたことと、抜歯した部位に直接力が加わらないように入れ歯の内面を調整しました。

そして、「今後は、かかりつけの歯科医院で入れ歯を新製していただくのですよね。」と言ったところ、「もうあそこの歯科医院には行きたくないです。」

「ここで作ってください。」とその方は言われました。

でも、当院で作るにはその方は高齢で体力も落ちており、送り迎えなどで家族の方の協力も得られにくいですし、全身疾患のことも考えると大学病院か、お近くの歯科医院で見ていただけたら良いのではないですか?と伝えました。

その方は、「そうですか。。。解りました。。。」と言って、少ししょんぼりした感じでした。。。

この時点で、そこの先生と相性が合わなかったのは感じ取れましたが、そのことについてとやかく言う事はできませんし、言う気もありません。紹介を求められれば、紹介することはできますが。。。

当院に入れ歯を作りに来ていただけるのは、本当に嬉しく思いますし、新製していきたいのはやまやまですが患者さんのおかれている健康面や全身状態、家族の協力度、本人のやる気は本当に大切です。

入れ歯が出来上がるまでは、長くかかります。

出来上がっても調整やメンテナンスは必要です。

そのあたりが十分に理解され解決されないと、どうしても中途半端になりがちです。

また、その状態になって、それを医院の評価とされるのも当院としては不幸に感じます。

是非、入れ歯を作るうえで、そのあたりは覚悟をもって、長期間罹られるのに信用おける「かかりつけ歯科医院」を探していただきたく思います。

もし、その条件に当院が合致するのであれば、僕はその方のために精一杯努力していきたいと思います。

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入れ歯で話しにくいならば、金属床入れ歯が良いのでは。。。

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 入れ歯で、発音がしにくいケースというのもよくあります。

先日来られた40代の患者さんは上顎が部分入れ歯で、今の入れ歯が発音がしにくいので新しく作ってほしいとの依頼を受けました。

この方は、営業をされているので人と会って話すことが多いそうで、切実な問題があるようでした。

欠損範囲も大きく上顎は前歯部に3本ほどしか歯がなく、口蓋部分はピンク色の厚いプラスチックが覆っている状態でした。

そのため、かなり発音はしにくいだろうなと感じます。

僕は入れ歯を作るうえで、金属床と言われるもので作製されたらどうかと提案させていただきました。

金属床は口蓋を覆っているわけですが金属のため薄くすることができ、舌の動きも妨げにくくまた、舌感も良くなめらかです。

確かに重い感じがすることはありますが、チタンという金属を使えばそれほど重くはならず金属アレルギーの心配もほぼありません。

自由診療のため、高額ですが快適さを求めるならば、本当にお薦めです。

是非、発音で気になる方はご検討していただく価値があると僕は思います。

(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。本文の内容とは直接の関係はございません。この方の入れ歯は口蓋部分が金属となっており、口蓋が金属で覆われています。薄くすることができるため、舌感も良く発音を妨げにくいです。金属部分が直接触れるのは口蓋部分のみなので、他人に見えることもありません。この金属床入れ歯の医療費は確定申告の際に医療費控除の対象となりえます。)

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総入れ歯が簡単に外れるのは、咬み合わせが問題かも。。。

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 総入れ歯が簡単に外れてお困りのことはないですか?
中には口を開ける度に外れてしまうので、入れ歯を入れて食事や会話ができないという事をよく聞きます。

 総入れ歯が簡単に外れてしまう一つの理由としては、粘膜面の適合が考えられますがそれだけではないです。咬み合わせも重要な因子です。
左右臼歯の片方どちらか、または前歯部のみが強く当たっていると、当たっていない方の床辺縁部(入れ歯の縁)から空気が簡単に入り、入れ歯をくっつけるための吸着(陰圧にすること)が壊れ、安定はしませんからね。。。
咬み合わせを直したことで、入れ歯に吸い付くようなくっつきになり、安定感が得られることがあります。
その咬み合わせを診査するのに我々は咬合紙というものをよく使います。
 
 でも、これだけだと見落とすことがあるのですね。総入れ歯は粘膜の上に乗っかっているだけなので、「見せかけの咬合(咬んでいるように見えてしまう。)」がある場合があります。
これを見誤らないために口の中に指を入れて、その状態でカチカチと噛んでもらいながら触診することも必要なのです。
指の感覚は鋭く左右の臼歯が均等に当たっているかどうかを判断することが可能です。

 入れ歯が簡単に外れてしまう事で、お困りならばご相談ください。

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入れ歯のバネを掛けにくい重度歯周病の歯。

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 部分入れ歯を製作するうえで、妨げになるものがあります。それは重度歯周病による動揺歯です。このような歯に入れ歯のバネを掛けるのは危険です(軽度であれば工夫次第でできますが。。。)
 先日、そのような状態で部分入れ歯を製作してほしい旨を患者さんからお聞きしましたが、レントゲン診査でも歯の根っこを支える骨はほとんどなく、その状態で新製することは難しい旨をお伝えしました。
 その患者さんは、「わかりました。自分でも正直、解っていたのですが、決心がつきません。」とのことです。僕も歯科医師として、歯を抜くことには非常に抵抗を感じますが、その人の口腔内の状況からすると、保存が困難な事は明白でした。逆にその状態で、入れ歯を製作したら痛みなどのトラブルが出るのは明らかでしたので、歯科医師としての正論を言わせていただきました。
 今の時代は、歯を保存することを最重要としています。もちろん僕もそのことに異論はありません。軽~中程度の歯周病であれば保存できるよう最大限の努力をさせて頂いています。でも、現実として抜かなければならない歯というのも存在するのは、知っていていただきたいと思います。
 是非、そうならぬよう健康な歯が存在するときから、日常のブラッシングはもちろんですが、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていただきたく思います。

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訪問診療でも力を入れていきます。

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 先日、在宅にて訪問診療をさせて頂いた患者さんがいました。95歳の方で、食事中に入れ歯が外れてお困りとのことでした。上下顎とも総入れ歯が入っていますが、特に下顎が緩いようです。高齢者で嚥下機能が弱ってくると誤嚥性肺炎などのリスクを抱え、食事が容易でなくなります。できるだけ早急に、食事中の入れ歯の外れやすさを改善するようにしていきたいと思いました。
 本来なら、新製しても良いようには思われますが、耳が遠いようでコミュニケーションを取るのは少々難しいように感じられます。できるだけ今の入れ歯を改善して、食事時にも外れにくいものになれるよう入れ歯の内面に裏打ち(裏装)をしました。一応は、入れ歯も吸着して安定感を得られましたが、次回も調整等をさせて頂きより良いものになれるよう努力したいと思います。
 この方は95歳とはいえ、凄く笑顔がチャーミングで素敵な女性でした。これからも元気で素敵な笑顔を見せてもらえるよう精一杯頑張っていきたいと思います。
(写真と本文の内容は、直接関係はございません。)

訪問診療の詳しい案内
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入れ歯の型取りは2回以上必要と考えます。

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 入れ歯を製作するうえで、型取りは非常に大切です。入れ歯の型取りは通常2回以上は必要です。一つは診断用模型とし、一つは作業模型としています。
 この診断用模型は、前処置を必要とするかどうかの判断をするためにも必要ですし、作業模型のための型取りをするためのカスタムメイドトレーの製作のためにも必要です(診断用模型を作ってからカスタムメイドトレーを製作し、それで精密な型取りをして、石膏を流して作業模型とするのですね。)。
 当院は総入れ歯に限らず、少数歯欠損の部分床義歯でも必ずカスタムメイドトレーで精密印象を行っていますよ。型取りが良ければ、良い入れ歯になるとは言い切れませんが、必要条件ではありますので頑張っていきます。
(写真は診断用模型上で製作されたカスタムメイドトレーです。これを用いて入れ歯の精密な型取りをする予定です。)

入れ歯に緩みはないですか?

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 入れ歯の適合が甘くなって入れ歯と粘膜の間に食渣が入り込み、そのまま噛んでいると痛いという方は多いです。この場合は、裏装(裏打ち)という方法で入れ歯内面の適合をアップさせます。でも、相当合わない場合、なかなかそれも難しいです。かなり合わないケースという場合、入れ歯の人工歯もすり減っていたりして咬合にも問題があったりすることがあります。そうなると、咬み合わせから直さなければならなく、それをしてから裏装をすることになることが多いですから。。。
 そうなると、チェアタイムでやるには時間的にかなり難しく、預からせてもらう事もあります。また、新製をお薦めすることもあります。
 是非、そうなる前に少しでも入れ歯が緩いなと思われたら、かかりつけの歯科医院にご相談してください。
(写真は入れ歯の内面に材料を流し、適合診査をしている際の写真です。)

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入れ歯を作りにくいケース。。。

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 入れ歯に一生懸命取り組んでいるせいか、入れ歯の新製希望の方は結構多いです。でも、口腔内の状況を見るとかなり困難な状況の人もいます。例えば重度歯周病で抜歯をしなければならない歯があるのに、それを抜かずに入れ歯を作ってほしいと言われたり、重度虫歯で残根状態であり、骨の支持がないのにこれを抜かないで、入れ歯を入れてほしいという要望のある人もいます。1本や2本なら何とか保存して製作することが可能であったにしても、それは本来のやり方から考えると、かなり逸脱しています。作ったはいいけど、その歯に負担がかかった時は、腫れたり痛みが出たりするのがオチだったりしますからね。。。そこから、抜歯や増歯(入れ歯に歯を足すこと)をしても入れ歯としては良いものになりにくいですから。。。そのために、今後、起こりうる問題点は回避するために説明はしておりますが、なかなか伝わらないことも多いですね。。。
 もちろん患者さんの要望は極力、聞いて叶えるように努力いたしますが、今後起こりうるリスクについてはご了承を得ないとできないことも多いです。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。本文の内容とは直接関係は、ありません。)

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