2016年4月 1日

むし歯の成り立ちについて(2016.4)

バイオフィルムって知っていますか?

唾液には様々な作用があり、その一つが清浄作用です。歯の表面は常に唾液で覆われており、唾液が歯の表面のエナメル質に触れている限りはむし歯になりません。では、「唾液もしっかり出ているのに、なぜ私はむし歯になったの?」という疑問がわく人も多いですよね。実は、それには理由があるのです。

それはむし歯菌が口の中にいると、砂糖という「エサ」を得て、唾液をさえぎる膜のようなものを歯の表面に作ってしまいます。これを「バイオフィルム」といいます。このバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れることができなくなり、清浄作用が効かなくなります。そのため、バイオフィルムで覆われた内側は細菌が繁殖しやすい環境になるのですね。

むし歯菌は、このバイオフィルムの中で食べ物などから糖分を吸収して、自分が生きていくためのエネルギーを作り出します。糖は最終的に乳酸や酢酸、エタノールにまで分解されて外に放出されます。ところが、バイオフィルムが育ってしまうと、できた酸は外に放出されずにバイオフィルムの中に残ります。そして歯のエナメル質を溶かし始めるのです。これがむし歯となっていくわけですね。この状態がエナメル質を越えて象牙質にまで進行し、歯髄と言われる神経に近い位置にまで及ぶと猛烈な痛みが出てくると言うわけです。

このバイオフィルムは器械的に破壊するのが効果的です。そのためには歯ブラシによる正しい歯磨きはもちろん、定期的なプロフェッショナルケアをしっかり行いましょうね。

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