嚙む力の低下は、衰えのサインです(2018.3)

最近、歯科を中心とした医療現場で「オーラルフレイル」という考え方が注目されています。

フレイルは「虚弱」を表す英語に由来し、健康と要介護状態の中間地点を意味します。
これは加齢などの影響で口の機能が衰えると嚙みにくいと感じるので、肉や野菜などの硬いものを避け、パンやうどんなどの柔らかい食べ物を選びがちになり栄養が偏る。。。

ここで対策を取らないと、嚙む力はどんどん落ちていき食べられるものが益々減り、食欲や体力が低下し低栄養や筋力の低下、ひいては要介護状態になる。。。

口の衰えが要介護状態の始まり。いわば「人は口から老いる」との考え方です。

これを示す研究結果もあり、オーラルフレイルの概念を提唱した東京大学教授らが、約2千人の高齢者を約4年間追跡するとオーラルフレイルの人は死亡や要介護状態になるリスクが約2倍高かったそうです。

4年の短い期間でも、これだけの差が出る食の問題は本当に重要だと思います。歯を失うことで噛めない食品が増えたり、滑舌が悪くなるなど、一つ一つでは、それほど問題視されないことの積み重ねが後で本人の健康に重要なダメージに繋がるのですね。
健康な歯をしっかり残し、良く噛める状態にしておくためにも歯科医院でしっかり予防に励みましょうね。

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