歯周病と糖尿病との因果関係(2016.12)

我が国では、糖尿病は食生活が豊かになり、毎年増加傾向にあります。

糖尿病にかかると、体がだるいだけでなく、網膜症や腎臓病などの全身疾患に悩まされることになります。また、体の中の悪玉微生物と戦う機能が極端に低下するため、歯周病菌にも十分に抵抗できずにお口の中での増殖を簡単に許してしまいます。そのため、歯周病はどんどん悪くなっていき、「糖尿病による歯周病」といったような状態に陥ってしまうのです。

そして、最近になって歯周病と糖尿病との因果関係が解明されてきました。歯周病が糖尿病そのものを引き起こすわけではありませんが、歯周病を治療せずにそのまま放置しておくと、口の中に生じる炎症や感染の持続によって、脂肪組織や骨格筋の細胞の糖の代謝機能を妨げ、インスリンに対する抵抗性が高まってしまい、インスリンを作用しにくくしてしまうのです。
(インスリンとは、血糖中の濃度を下げるホルモンで、これがきちんと作用しなくなると血液中の血糖値をコントロールすることが困難になり血糖値が上がり糖尿病は悪化し、それと同時に病原菌感染を抑える創傷治癒能力までが低下していきます。)

これらのことから、糖尿病のコントロールをきちんとするためには歯周病をしっかりと治すことが重要で、また歯周病の予防や進行を防ぐためには糖尿病の治療が大切という事になります。歯周病と糖尿病、意外に密接な関係なのです。

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