正しい舌のケアについて(2016.5)

舌の磨きすぎは気をつけましょうね。

口の中を清潔に保つことが口臭対策の基本ですが、間違ったケアを続けると逆に口臭を悪化させることがあります。

当院に来られたある50代女性の患者さんは、舌がヒリヒリしても舌を歯ブラシで毎日磨き続けていました。その方は、舌の表面についている白いコケのようなものが口臭の原因と、ある歯科医療関係者から教わったそうです。「全部取らなきゃいけない。」という強迫観念にかられて、一生懸命磨いていたようです。

この女性の舌は赤く腫れあがり、表面にヒビが入っていました。明らかに炎症を起こしている状態です。恐らくブラッシングの際の強い圧力と頻回にやりすぎたため舌を傷つけてしまい、そこに炎症をおこしたために硫化水素ガスが発生し口臭の原因になっていると思われました。

私は、「確かに、舌をある程度お掃除することは口臭予防に必要ですが、健康な舌とはピンク色の基板に全体がうっすらと白色になっている状態で、磨きすぎたことで舌が痛んでしまったら本末転倒です。傷が膿んでしまい、そこからガスが発生するため口臭の原因となりますよ。」とその患者さんに説明しました。

舌を磨く際にはなでるように優しく、奥から手前、内から外にかき出すようにブラシを動かすことを勧めました。そして毛先の柔らかい舌用ブラシとうがい薬の併用を勧めました。
この女性は今までの癖でブラッシングの圧力がなかなか取れず、理解してもらうのに大変でしたが1月後には良い状態となりましたよ。

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